ORICON STYLE

2009年05月20日
注目の新人アーティストが“競演”した白熱のライブ

 次世代のアーティストをいち早くピックアップしたライブイベント『oricon Sound Blowin'』。13回目となった今回は、イベント史上最多動員数となる1200人の当選者がつめかけ、場内は超満員。テンポ感ある進行で、イベントを引っ張ってくれた司会のダイノジによって、ライブ演奏はもちろん、7組の出演アーティストの知られざる魅力が次々と引き出された。

風花
コミュニティへ
西野名菜
コミュニティへ
詩音
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ひいらぎ
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 この日のライブのトップバッターという大役を、見事なステージで務め上げた風花。アコースティックギターをメインとしたロックサウンドながら、実に力強いパフォーマンス。1曲目からいきなりギターの弦が切れるほどの熱演と、観客との掛け合いで、みんなの心を一気に1つにしてくれた。デビュー曲「サクラサクナ」をはじめ、ハンドマイクで駆け回りながら歌った「花咲く日まで」など、ミディアムやアップを交えた3曲を披露。「みんなの酸素をもらって歌えた感じ。全力でやらせてもらいました!」と爽やかに語った風花。これからも注目の1組だ。

 バンドとダンサーを従え登場した西野名菜は、ダンサーとしてすでに有名なだけあって、メリハリの効いたダンスが圧巻だった。そして、それに負けない素晴らしい歌唱力も光っていた。米人気ドラマ『ハンナ・モンタナ』の主題曲をカバーした「Nobody's Perfect」や、自身で作詞を手がけた「Break away」など4曲をパワフルに熱唱。「テンションが上がりすぎて、予定にないところで踊っちゃいました」とサービス精神旺盛のステージは、ダイノジをも魅了。ロックとダンスが融合した世界観で「ロックミュージカルとか、人のやらないことをやっていきたい」と、今後の目標を語った笑顔も実にキュートだった。

 横浜ベイサイドのディーバとして絶大な人気を誇る注目のシンガー・詩音は、甘く切ない歌声で観客を魅了した。R&Bバラード「春夏秋冬」をはじめ、BIG RON、DJ☆GOらラッパーを迎えてのパーティーチューン、そしてデイリーランキングで3位を獲得した新曲「Rain of Tearz」などを披露。まるで会場がクラブになったようなR&B/HIP HOP感覚満載のステージは、ちょっとセクシーで大人の魅力。9月にリリース予定のアルバムをレコーディング中とのことで「もっといろんな音楽を届けたい。楽しみにしていてほしい」とも語ってくれた。

 北海道在住の女性3人組ユニット・ひいらぎは、デビュー曲「みず」などを熱唱。アコースティックギターを中心にしたシンプルなサウンドと、歌に込められたリアルなメッセージがスッと入ってくる音楽性に、観客はジッと聴き入っていた。この日の朝、北海道から来たという3人は、空き時間に買い物に行ったエピソードで爆笑をさらった。また、ボーイッシュなVo.千晶に「カッコイイー」と声がかかったときの可愛らしく、照れ臭そうな表情で、さらにファンは増えただろう。最後に3人で深々と頭を下げる姿も実に印象的だった。

Peaky SALT
コミュニティへ
宮野真守
コミュニティへ
GIRL NEXT DOOR
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ダイノジ
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 各方面ですでに話題のPeaky SALTは、Vo.ユウの太く個性的な歌声と、ストレートなサウンド、そしてノリのいいトークで会場を沸かせてくれた。新生活を始める人への応援歌で、最新シングルの「ピカピカ」など、ギターロックの爽快感とメロディーの良さが1つになった楽曲の数々は、聴けばハートがキュッとなるものばかり。彼らをみつめる観客の瞳もキラキラとしていた。自身が出演するCMのセリフを再現したりと、トークは終始爆笑。なかでもドラムのスーザンは、最初から最後までMCのダイノジにイジられっぱなし。楽しいキャラクターも発揮され、さらなる魅力を放っていた。

 声優アーティストとしてすでに多くのファンを持つ宮野真守は、圧倒的な人気と存在感。「僕のことを知らない人は覚えて、知ってる人はもっと知って下さい!」というチャーミングな挨拶に会場はメロメロ。客席からの「マモー!」という歓声と、サイリュームで埋め尽くされた。声優アーティストとして実績があるだけに、歌唱力、表現力は共に抜群。ダイノジからの「ライブの参考にしたアーティストは?」の質問に、「南海キャンディーズの山ちゃん(笑)」と即答するなど、ラジオで鍛えたトーク力で会場を沸かせ、最後にはダンスを踊りながら去っていくノリの良さも好評だった。

 最後にスペシャルゲストとして登場したGIRL NEXT DOOR。ご存じの通りの活躍ぶりだが、彼らもまだデビュー1年未満の新人。「出番がくるまでの間、みなさんのパフォーマンスを観させてもらいながら、気持ちを高ぶらせていました」というだけあって、ステージでは、持ち前のポテンシャルを存分に発揮。シンセサイザーとギターによるアップテンポのサウンドと、千紗のダンス&ボーカルはかなりの迫力。「偶然の確率」「情熱の代償」などのヒットシングルに加え、新曲「Infinity」をライブ初披露。ダンサー4人を交えての千紗のダンスパフォーマンスは圧巻で、短い時間ながらゴージャスなステージで観客を魅了した。

 次に誰がブレイクしてもおかしくない、注目のアーティストばかりが集結した『orico Sound Blowin’2009〜spring〜』。感動のステージあり、爆笑トークありと大盛り上がりで、約4時間のステージもあっという間。次回はどんなアーティストが登場するのか、今から楽しみだ!

(文:榑林史章)
(写真:斉藤房子)
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