ORICON STYLE

2007年07月12日
2007年夏のドラマ主題歌特集
中島美嘉の写真中島美嘉インタビュー大塚 愛の写真大塚 愛インタビュー TOKIO×中島みゆき ふたたび!

 大激戦が予想される夏ドラマ主題歌戦線だが、最初に取り上げたいのは常連ともいえるアーティストたち。『花より男子2(リターンズ)』の主題歌「Love so sweet」のロングセラーも記憶に新しいが、『花男』と同じTBS系金曜午後10時ワクの『山田太郎ものがたり』の主題歌「Happiness」で再び大ヒットを狙う。今回は二宮和也、櫻井翔のメンバー2人が主演する学園もの。モータウンサウンドを取り入れたビート感溢れるナンバーは、夏の開放感にピッタリだ。

 嵐が3クール連続なら、こちらは1年ぶりに、日本テレビ系の看板ワク“土9”(土曜午後9時)の主題歌を担当するのがTOKIO。山口達也が主役を務める『受験の神様』の主題歌「本日、未熟者」は、あの「宙船」と同じく中島みゆき作詞・作曲のナンバー。よりインパクトに満ちた歌詞に重厚感漂うメロディー、唯一無二の長瀬智也のボーカルに載せて、演歌風ロックの極め付けが炸裂する。

 1クールぶりに主題歌を歌う女性アーティストが4組。高視聴率をマークした『ハケンの品格』の主題歌「見えない星」を歌った中島美嘉は、前クールから始まったフジテレビの土曜夜ワク<土曜ドラマ>の新番組『ライフ』(午後11時10分)の主題歌を担当。ドラマ同様の「LIFE」というタイトルを冠したこの曲は、ドラマのテーマである“いじめ”という問題に真っすぐ向き合い明日へと突き進んでいくパワーに充ち満ちている。心が折れそうなときに必ず力を与えてくれる作品だ。

 フジテレビ火曜午後9時ワク『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』の主題歌を歌うのは、TBS系で放映された『きらきら研修医』のテーマ曲「CHU-LIP」以来となる大塚 愛。夏気分全開にさせるアッパーチューン「PEACH」は、イメケンばかりが登場するドラマ本編同様、まぶしさに溢れた1曲。夏・野外・躍動の3点セットをぎゅっと詰め込んで、聴いた人の心ウキウキ度をMAXまで持っていく。

the brilliant green ドラマと共にデビュー10周年を彩る!
 ビートたけし原作のドラマ化として今回が3シーズン目となる『菊次郎とさき』(テレビ朝日系木曜午後9時)の主題歌に抜擢されたのはやなわらばー「いちごいちえ」。今年の初めに同じワクで放送された仲間由紀恵主演『エラいところに嫁いでしまった!』の主題歌「拝啓○○さん」ですっかりおなじみとなった石垣島出身の女性デュオだが、彼女たちの人を愛する心が溶け込んだ、気持ち安らぐ楽曲。

 加藤ローサ主演のテレビ朝日系『女帝』(金曜午後9時)の主題歌としてオンエアされるのはナナムジカ「彼方」。デビューからの全作品がドラマに起用されている彼女たち。今回の「彼方」は殺伐とした世の中でも力強く生き抜く女性への応援歌としてしたためられており、金と権力を振りかざす人間たちに人生を翻弄されたヒロインが復讐に燃え、夜の世界でのし上がっていくというストーリーと見事にリンク。ドラマティックな曲調と相まって話題を巻き起こしそう。

 近年の主題歌シーンにおいて台頭著しいこうしたアーティストの一方で、活動自体がお久しぶりというアーティストもいる。日本テレビ系火曜午後10時ワクで始まった『探偵学園Q』のエンディングテーマ「Stand by me」を歌うthe brilliant greenだ。紅一点のボーカリスト川瀬智子のソロ活動(Tommy February6、Tommy Heavenly6名義)がコンスタントに展開されていたので気づかなかったが、今回のリリースは、ブリグリとしては2002年12月のアルバム以来4年8ヵ月ぶりとなる。それでも、イントロなしでTommyのボーカルが流れてきた途端、彼女のソロとは違う、ブリグリならではのソリッドでありながらも芳醇な香り漂う音の洪水に酔いしれる。これぞデビュー10周年の醸し出す味わいというものだろう。

 同じ『探偵学園Q』のオープニングテーマを歌うのは、メジャーデビュー5周年を迎えたFLOW。アニバーサリーイヤーを飾る第1弾シングルの「Answer」はこれぞ、ドラマ主題歌という形容がぴったりとくるポップかつキャッチーでありながらも、ワイルドでスピード感にも溢れた、耳に残るナンバー。これまでの彼らのイメージすら一変しそうなほどの新鮮さと心地よさに、テレビの視聴者がどんな反応を見せるのか、楽しみだ。

やなわらばーの写真やなわらばーインタビューナナムジカの写真ナナムジカインタビューthe brilliant greenの写真the brilliant greenFLOWの写真FLOW
竹内まりやの写真竹内まりやYUKIの写真YUKIインタビュー小田和正の写真小田和正絢香の写真絢香インタビュー

ソロアーティストYUKIとして初のドラマ主題歌
 ヒットメーカーが一気に集まってきたのも、今クールの主題歌シーンの大きな特徴。TBS系木曜午後10時ワクの『肩ごしの恋人』の主題歌を歌うのは、先に発表した最新アルバム『Denim』も大好評の竹内まりや。ドラマの原作者である作家・唯川 恵から直々のリクエストによる主題歌オファーから生まれたのは、女性の友情がまぶしい「チャンスの前髪」。2人の女性が登場する作品ということで、ゲストボーカルに招かれたのはサザンオールスターズのキーボーディスト原由子。贅沢かつ完成度の高いボーカルの掛け合いは、まさに今年の夏が呼び込んだ“最高の奇跡”。

 槇原敬之節を満喫できるのは、フジテレビ系火曜午後10時ワクの『牛に願いを Love & Farm』の主題歌「GREEN DAYS」。かねてから自身の中でのキーワードになっていた“青春”をテーマに、ドラマに登場する青春群像が生き生きと映し出されていくような曲作りはさすが。ドライブのお伴に欠かせない1曲かも。

 舘ひろし演じる父親と新垣結衣演じる娘の人格が入れ替わるという設定で話題のTBS系日曜劇場『パパとムスメの7日間』(日曜午後9時)の主題歌はYUKI「星屑サンセット」。ソロアーティストYUKIにとって初のドラマ主題歌となるこの曲は、ヒロインの女子高生の気持ちを込めた作品というだけあって、キラキラ感が充実。YUKIの魅力が疾走する、夏の夜空によく似合うナンバーだ。

 この他にも、あの『東京ラブストーリー』以来の“月9”主題歌を歌う小田和正「こころ」(フジテレビ系月9『ファースト・キス』)。干物女というキーワードがドラマ化された『ホタルノヒカリ』(日本テレビ系水曜午後10時)の主題歌をaikoが担当した「横顔」。絢香の「CLAPS & LOVE」がストーリーを彩るTBS系『地獄の沙汰もヨメ次第』(木曜午後9時)。伊東美咲主演の『山おんな壁おんな』(フジテレビ系木曜午後10時)の主題歌「時の描片(カケラ)」を歌うEXILEなど、豪華さ山盛り。この夏の思い出の1曲となるのは・・・?

(文:田井裕規)

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■ドラマ主題歌特集 2007春
 『ベテランから旬のアーティスト、期待のニューフェイスまで楽しみなラインナップ』(2007/04/18)

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 『2007年のテーマ曲福袋、あなたの耳にフィットするのはどの曲?』(2007/01/17)