ORICON STYLE

2007年05月09日
Mr.Children
Supecial Issue
15年間の足跡を“カップリング”という形で綴ったセレクションアルバム
 3月に13thアルバム『HOME』をリリースし、5月上旬から全国ツアーをスタートさせたMr.Childrenが、これまでに発表したシングルのカップリング曲(アルバム未収録曲)を集めた2枚組アルバム『B-SIDE』を5月10日にリリースする。

タイトルチューンとは違った彼らの一面が見られる

 Mr.Childrenの15年間の足跡をシングルのカップリング曲という場所で形作ってきた『B-SIDE』に収められた20曲は、大ヒット曲となぜタイトルチューンとはまた違う彼らの一面を見せてくれる曲ばかりだ。今となっては、なぜアルバムに入らなかったんだろうと思える曲(たとえば、ライブでも演奏されていた「花」など)や、シングルのカップリングだからこそできたんだろうなと思える曲(「雨のち晴れRemix version」や「1999年、夏、沖縄」など)が、その時代の彼らを色濃く浮び上がらせる。寺岡呼人と共作した「妄想満月」、映画『幸福な食卓』のために新たにレコーディングした清らかな「くるみ〜for the Film−幸福な食卓」etc・・・。デビューしたときからファンだった人たちにとっては、それぞれの時代の彼らを振り返ってみたり、またヒット曲しか知らないリスナーにとっては、こんなMr.Childrenもいたんだという新発見があったり、それこそ“そうそう、こんな曲あったよね!”なんて久しぶりに耳にする曲があったり・・・。『B-SIDE』は人それぞれ、様々な聴きかたや楽しみかたができるセレクションアルバムだと思う。

“カップリング”という場所で、等身大のMr.Childrenを届けてくれた

 日常の何気ない日々の出来事やすぐそばにある風景、取り立てていうまでもないような思いを刻んだ『HOME』。このアルバムは、Mr.Childrenであることも売れるということも意識していない今のありのままの4人の姿が見えてくるとても優しい作品だ。桜井和寿は、「『HOME』を好きになってくれた人だったら、きっと『B-SIDE』の曲も好きになってくれるんじゃないかなと思う」と、言っている。デビューからの15年間を“カップリング”という場所で、私たちにMr.Childrenの等身大を届けてくれた曲たち。『HOME』の次のアルバムが『B-SIDE』だったのは、きっと自然の流れだったんだろう。また『B-SIDE』は桜井和寿が1曲1曲書き下ろした手書きの歌詞カードとメンバー4人によるセルフライナーノーツが封入されている。これはきっと手作りな感触を持った『HOME』というアルバムを作った彼らだからこそできた温かなファンへのプレゼントなんじゃないだろうか。
(文:松浦靖恵)
Release
B-SIDE
Mr.Children
2007/05/10[アルバム]
\2,800(税込)
トイズファクトリー
TFCC-86231
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Profile
1989年、桜井和寿(Vo&G)、田原健一(G)、中川敬輔(B)、鈴木英哉(Dr)の4人により結成。
1992年5月10日、小林武史プロデュースによるミニアルバム『Everything』でデビュー。徐々に注目を集めるようになり、1993年11月10日、シングル「CROSS ROAD」で大ブレイク。ミリオンセラーを達成。
1994年9月1日、アルバム『Atomic Heart』で300万枚のセールスを記録。日本のトップアーティストへと登りつめる。
その後も桑田佳祐とのコラボシングル「奇跡の地球」「シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌〜」「名もなき詩」など数々の名曲を生む。
2005年9月21日、アルバム『I ♥ U』をリリース。ミリオンヒットとなる。
2006年7月5日、シングル「箒星」をリリース。1位を獲得。
2006年11月15日、シングル「しるし」をりりース。1位を獲得。
2007年1月24日、シングル「フェイク」をリリース。1位を獲得。
2007年3月14日、アルバム『HOME』をリリース。1位を獲得。
2007年5月10日、アルバム『B-SIDE』をリリース。
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