ORICON STYLE

2007年04月11日
ケツメイシ SPECIAL ISSUE
爽快さと切なさのあるミディアムチューン
PLAY MOVIE
1. PV「トレイン」 配信終了

動画はWindowsMedia Playerで御覧になれます。


 時にはとびっきりのユーモアを、また時には胸をキュンとさせる感動を多くの人に届け、今や日本のHIP HOPいや音楽シーンを代表する存在となったケツメイシ。最近はRYOJIが中島美嘉に楽曲提供したり、大蔵がDragon Ashのアルバムに参加したりと、ソロ活動が話題となっていたが、ついに昨年夏にリリースした「男女6人夏物語」以来、約9ヶ月ぶりとなるシングル「トレイン」が完成した!彼らの代表曲である「さくら」に続く、爽快さと切なさのあるミディアムチューンとなった。
ピュアなハートや夢がよみがえってくる
 

昨年秋より、人里離れた山奥にこもり、コツコツとレコーディングして完成させたという入魂の1曲。哀愁たっぷりのシンセの音色、高速列車のガタゴトと線路を走る音を表現したようなドラムのループ。そして、サビの部分で美しく響くストリングスは、希望の光を表現しているかのよう。誰の心の中にもあるピュアな部分にダイレクトに伝わる、ドラマティックなトラックに仕上がっている。

  そんなトラックにのせて伝える、リリック(メッセージ)も、彼ら独特の叙情性を持ちながらも、ポジティブなエネルギーにあふれた感動的なもの。”夢へ続く電車に乗り続けることは大変。時には行き先を見失ってしまったり、降りたくなってしまうこともある。でも絶対に乗り続けてほしい。乗り続ける限り、いつか必ず、目的地にたどり着くときが来るから”そんなメッセージを彼らは、春風のように爽快で、かつ巧みなマイクリレーで、届けてくれるような気がする。

  さまざまな出会いにより、自分の理想と現実のギャップに悩んだり、また現実の楽しさに自分の本来描いていた夢を見失いがちになったりすることの多い、この季節。「トレイン」を聴いていると、自分が本来持っていたピュアなハートや夢がよみがえってくる。自分を勇気づけたいときに聴く名曲が、ここに誕生した。

今を生きることが大切じゃない?

 一方カップリングでは、彼らの遊び心が満載!「カーニバル」はそのタイトルどおり、お祭り騒ぎできる1曲。ハウスのビートをベースにレゲエ、サンバ、さらにディスコっぽいシンセサウンドを織り交ぜた情熱的なトラックに、条件反射的にカラダが揺れてしまう。またリリックも、たまには(年に一度くらいは)自分を解放させて、バカ騒ぎするのもいいんじゃない!?という内容を、ハイスピードなマイクリレーで伝える。だから、聴いているとアドレナリンが上昇して、汗がじんわり出てくる。いいダイエットになりそうだ。

  またもう1曲の「懲りない男」は、周りに必ずひとりはいるはずの、どーしようもないんだけど、なぜか憎めない男について歌った、ユーモラスなもの。歌詞には思わず「うん、いるよねこんなヤツ」とうなずいてしまいながらも、「自分もこういうお気楽人間になれたら」って思ってしまう。

 いろんなことが起こって、これまで当たり前だと思ってたことが、当たり前じゃなくなってきている現代。この3曲を聴いていると、時にハメをはずしながら、まわりに流されることなく自分らしいスピードで、今を生きることが大切なんじゃない?というメッセージを彼らは伝えているような気がする。
(文:松永尚久)

RELEASE
トレイン
ケツメイシ
2007/04/11[シングル]
\1,260(税込)
トイズファクトリー
TFCC-89200
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PROFILE
1993年、ケツメイシ結成。
1996年頃、現メンバー、RYO(RAP&MC)、RYOJI(Vo)、大蔵(RAP&MC)、DJ KOHNO(DJ)の4人組になる。
2001年4月25日、シングル「ファミリア」でメジャーデビュー。
2002年4月3日、アルバム『ケツノポリス2』で初の1位を獲得。
2005年2月16日、シングル「さくら」をリリース。国民的ヒットソングとなる。
2005年6月29日、アルバム『ケツノポリス4』をリリース。ダブルミリオンの大ヒットを記録。
2006年4月26日、シングル「旅人」をリリース。1位を獲得。
2006年7月19日、シングル「男女6人夏物語」をリリース。3位を獲得。
2007年4月11日、シングル「トレイン」をリリース。
オフィシャルサイト
【過去の特集】
■シングル「男女6人夏物語」インタビュー
 『1年ぶりインタビュー登場!RYOJIが夏の胸キュン青春ソングを語る!!』(2006/07/19)