ORICON STYLE

2006年11月29日
一青 窈 SPECIAL ISSUE
泣きたいほどうれしいベストアルバム『BESTYO』が完成!
PLAY MOVIE
1. コメント映像 配信終了

動画はWindowsMedia Playerで御覧になれます。

新曲「てんとう虫」について、本人からのコメントが到着!NEXT PAGE
 2002年10月の衝撃のデビューから4年、ついに一青 窈のベストアルバムがリリースされた。凛として、「ふふふ」と笑って、でもどこか物悲しげで、懐かしさの裏側をくすぐってくるような、安心感にも似た心地よさと喪失感にも似たやるせなさが、ない混ぜになって押し寄せてくる16の詩小説。YO(よう)のBESTだから『BESTYO』(べすちょ)だって。この言葉遊びだけで泣きたいほどうれしくなってしまう。

彼女の世界に引き込まれていく

 かつて、歌謡曲を表現するときによく使われた言葉がある。歌は3分間のドラマ。それに則るなら、歌い手は俳優であり、シンガー・ソングライターは脚本家をも兼ねることになる。
 一青 窈の歌を聴いているとふとそんな表現を思い出してしまう。天性の脚本家にして希代の名優。聴き手の心のスクリーンに色鮮やかな映像を映し出してくれる。歌詞カードの“行換え”や“句読点”の絶妙な配置に、良質な文学の匂いさえ漂ってくる。
 でも、決して背伸びすることはないし、予備知識を入れておく必要もない。心ひとつで正面から触れることで、彼女の世界に知らず知らずのうちに引き込まれてしまう。
 子どもの頃に見た夕焼けや、心を躍らせた祭りのにぎわい、友だちと遊んだ空き地、食卓の匂い・・・。そんなものが五感を刺激しながら通過していく。大人であればあるほど、頬を熱いものが伝わっていくことだろう。

 『BESTYO』。文字通り、これまでに一青 窈が発表してきた作品からの“特選集”である。デビュー曲「もらい泣き」から「指切り」までの全シングル・タイトル曲に、アルバム未収録だった「翡翠」「あこるでぃおん〜Long ver.」、ミサワホームのCM(松井秀喜出演)でおなじみの「さよならありがと」、このアルバム用にレコーディングされた「てんとう虫」など、歌える曲、耳なじみのある曲、ここで改めてその歌詞の深さに涙してしまう曲がぎゅ〜っと詰め込まれている。

1枚1枚に込められた思いを感じる作品

 とはいえ、これはアーティスト一青 窈の足跡をなぞっているだけのアルバムではない。一青 窈という女性の思い出のアルバム(写真集)を開いて、その写真の1枚1枚の中に込められた思いを感じる作品だと言える。
 たとえば、このアルバムに収められた「大家(ダージャー)」。シングルでリリースされたバージョンとは1ヶ所だけ歌詞が違う。それは“よみうりランド”という固有名詞が出てくるところ。小学校2年生のときに父親を、高校時代に母親を亡くした彼女にとって、家族との思い出の象徴がこの遊園地だったという。しかし、ラジオでオンエアした際の影響を考えて、シングルでは“あの遊園地”という歌詞に差し換えた経緯がある。それを今回のベストでは原詞に復活させたのだから、このエピソードだけでもただのベストではないことがわかってもらえるだろう。

 表立ったリリースのなかった2006年の淋しさを補って余りあるこの充実感。16篇の小説をここでも鮮やかに演じてみせてくれる一青 窈。まずは12月3日のよみうりランド無料ライブで、BESTYOを体現する彼女をみれるが、そこから飛翔したあと届けられるであろう17篇目の詩小説を一刻も早く聴いてみたいものだ。
(文:田井裕規)
RELEASE
『BESTYO』
一青 窈
2006/11/29[アルバム]
\3,150(税込)
コロムビアミュージック
エンタテインメント
COCP-34052
CDを購入する
【着うた】
一青 窈の着うた&着うたフル配信中!!
【着うた】
携帯にURLを送る
【着うたフル】
携帯にURLを送る
LIVE INFORMATION
デビュー5周年のファンへのビッグなプレゼント!会場のよみうりランドは入園無料!!

『BESTYO Free CONCERTYO(べすちょ ふりー こんさーちょ)』
2006年12月3日(日)東京都稲城市・よみうりランド内オープンシアターEAST
受付開始/9:00 開場/13:00 開演/14:00

※雨天決行、荒天中止
・12月3日(日)はよみうりランド入園料も無料となります。
・受付開始時刻より専用受付にて座席整理券を配布いたします。
 イベント観覧には座席整理券が必要となります。
・満員の場合は入場をお断りすることがございます。
・駐車場は満車となり、周辺道路も長時間の渋滞が予想されます。
 ご来園は電車・バスをご利用ください。
イベントの詳細はこちら
PROFILE
1976年9月20日、台湾人の父と日本人の母の間に生まれる。
2002年10月30日、シングル「もらい泣き」でデビュー。オリエンタルな歌声とメロディアスな楽曲が話題を呼ぶ。
2002年12月18日、アルバム『月天心』をリリース。初登場4位を獲得。
2003年3月19日、シングル「大家(ダージャー)」をリリース。
2004年2月11日、シングル「ハナミズキ」をリリース。初登場4位を獲得。
2004年4月7日、アルバム『一青想』をリリース。初登場3位を獲得。
2004年12月1日、DVD『一青窈 LIVE TOUR 2004〜てとしゃん〜』をリリース。
2005年4月20日、シングル「影踏み」をリリース。初登場9位を獲得。
2005年12月21日、アルバム『&』をリリース。初登場5位を獲得。
2006年11月29日、初のベストアルバム『BESTYO』をリリース。
オフィシャルサイト