ORICON STYLE

2006年11月15日
oricon Sound Blowin' 2006-autumn-
LIVE映像 (順不同)
01. Skoop On Somebody PLAY
02. AAA PLAY
03. マルガリマイク PLAY
04. PLASTIC PLAY
05. 蝉時雨 PLAY
06. FAR EAST RHYMERS PLAY
07. ゲビル PLAY
08. redballoon PLAY
09. ザ☆ボン PLAY
10. SHALE APPLE PLAY

動画は配信終了致しました。

AAAの写真Skoop On Somebodyの写真175Rの写真
11/11(土)
子供から大人まで楽しめるバラエティに富んだ一夜

 「こんなロン毛にしゃべられても(笑)」「アゲアゲでいきましょう」と、多少浮き気味のPOISON GIRL BANDによるシュールな笑いで幕を開けた11日。まずはブルース・リーをサンプリングしたトラックに乗せて、マルガリマイクが勢いよくステージに登場した。
 MC3人に加えてDJが2人いる珍しい構成の5人組。3MCの個性が際だつフリースタイル・ラップで「夜をぶっとばせ」の他、別れを歌った切ないナンバーの「ウエヲムイテ」やデビューシングルなどを演奏。中盤、2DJによるスゴ技も披露され、芸達者ぶりをアピールした。
 2番手のPLASTICは、故hideが立ち上げたレーベル・LEMONed plantからデビューした4人組ロックバンド。中国でのツアーをソールドアウトさせたという実績の持ち主で、新人らしからぬ堂々としたステージング。マルガリマイクとは対照的に寡黙に淡々とした雰囲気で、最新曲の「僕ができること」など、ストレートでスケールの大きさを感じさせるロックサウンドを披露した。
 蝉時雨は外資系CDショップのインディーズチャートをにぎわせ、8月にメジャーデビューを果たした4人組。切なさを感じさせるメロディと日本語の歌詞が独特な、ギターロックの新星といったところ。季節感と情緒感を併せ持つ最新シングル「北風ハンカチーフ」や、柴犬をモチーフにした歌などを披露。司会のPGBには、係長、長男、ドライバーなどアダ名を付けられ苦笑する場面もあったが、憎めないキャラクターも好感度↑だった。

マルガリマイクの写真PLASTICの写真蝉時雨の写真

 ヒップホップ勢の2組目は京都出身の3人組、FAR EAST RHYMERS。ソウル、ジャズ、ハウスなど様々な音楽ジャンルのエッセンスを採り入れたスタイルは個性的で、結成からわずか3年でデビューを果たしたこともうなずける。ヒップホップの中にファルセットのボーカルやピアノ演奏を織り交ぜ、多芸多才ぶりを発揮。音楽への感謝の気持ちを込めた「Music」などを披露した。
 最後は、SEAMO、nobodyknows+、HOME MADE家族などを輩出した名古屋ヒップホップ・シーンからカルテットが登場。ファンキーでロックなトラックに、個性的なラップを乗せた「春夏秋冬」などの4曲を披露。ついつい一緒に歌いたくなるメロディや、フンフンとうなずきたくなるメッセージ性の強い歌詞がいくつもある。まさに名古屋流ヒップホップの進化系を見せつけてくれた。
 ブレイク必至の5組のあと、お待ちかねのサプライズゲストにAAAが登場。武道館を満員にした彼らがライブハウスに出演するという前代未聞のサプライズ。アクロバティックなダンスや、バラードの新曲「チューインガム」、ヒット曲「ハリケーン・リリ、ボストン・マリ」などを披露。後藤友香里の復帰後のステージということもあって、メンバーにとってもスペシャルなステージになった。
 そして最後を締めくくったのはスペシャルゲストのSkoop On Somebody。AAAの若さ溢れる勢いとは一転、大人のムード溢れるステージを披露。キーボード、パーカッション、ボーカルというアコースティックの編成で、デビューアルバムからの懐かしい曲や、CHEMISTRYがデビュー前にカバーしたこともあるという「ama-oto」など5曲を披露。4時間に亘るイベントの最後をシットリと締めくくってくれた。

FAR EAST RHYMERSの写真カルテットの写真AAAの写真Skoop On Somebodyの写真

右写真:
出演者全員による記念ショット

MC:POISON GIRL BAND
POISON GIRL BANDの写真
出演者全員による記念ショット写真
11/12(日)
エアギターで世界一を獲得したあの人も!?

 2日目の最初に登場したのは、和太鼓をメインにロックと融合させたゲビル。圧倒的なパフォーマンスですでに全米デビューも果たしており、ニューヨークの名門ライブハウスCBGBへの出演経験もあるという話題性タップリの4人組。和太鼓とパラパラを組み合わせた「男道」のほか、新曲「だから今夜」などの3曲を披露。噂に違わぬ超個性的なパフォーマンスで会場を圧倒した。ステージ終了後のダイノジとのトークも「エアギターとエア太鼓でコラボレーションしましょう。わっしょい!」と大盛り上がりだった。
 そんな飛び道具的なゲビルの次に独自の世界観を披露してくれたのは、名古屋在住の村屋兄弟からなる音楽ユニットのredbaloon。ストレートなギターサウンドとメロディセンスの良さを見せつけた「雪のツバサ」や、轟音のロックサウンドを聴かせる「スターライト」などを披露。切なくメロディアスな面と攻撃的な面の両方を併せ持った音楽性は話題になりそうだ。
 男ばかりが出演したイベント中で唯一のガールズバンドとして、キュートでポップなロックを聴かせてくれたザ☆ボンは、ダイノジのおおちいわく“浪速のチャキチャキおねーちゃん”という大阪出身の4人組。ギターがいない編成も特徴。ポップ&パンクっぽいノリに加えて、大切なものを歌った「おもひできらきら☆」など女の子っぽいセンスも彼女達ならではだ。世界バレーに対抗して“オリコンチャチャチャ”コールで盛り上がった。

ゲビルの写真redballoonの写真ザ☆ボンの写真
SHALE APPLEの写真サクラメリーメンの写真175Rの写真

 4番手はデビュー作が『カメリアダイアモンド』CMソングに起用されて話題のSHALE APPLEが登場。全員白で統一した衣装が目にもまぶしい。力強く耳にスッと入ってくるキャッチーなサビのメロディが印象的だ。CM曲に起用された「空フル―虹を架けろ―」や、「恋をしていますかー?」という問いかけのあと、遠距離恋愛について歌った「君の声」などの4曲を披露してくれた。
 2日間で合計10組の新人アーティストの最後を飾ったのは、『カルピスウォーター』CMソングですでにお馴染みの3ピースバンド、サクラメリーメン。メロディと日本語の歌詞とのバランスが絶妙で、ちょっと高めの透き通った声が魅力的な彼ら。ボーカル&ギターの小西透太は11月1日に札幌でお財布を落としたそうで、「カードも免許証も希望もなくしました。誰か知りませんか?」とオトボケMCで会場を爆笑の渦に。デビュー曲の「黄昏オレンジ」などを披露し、ロックサウンドと、愛嬌あるキャラクターとのギャップが何とも秀逸だった。
 そしてこの日のラスト、イベントの大トリを飾ったのは175R。機材セッティングの合間にダイノジのおおちが世界一になったエアギターのパフォーマンスを披露。頼もしい応援に押されて登場したSHOGOは「このあとどう盛り上げろっちゅーねん(笑)」と一言。事務所の設立など様々な出来事を経てリスタートを切った彼らのメッセージは、色あせることなくむしろ強固なものになっていた。そんな気持ちを込めた「果てなき明日へと」やヒット曲「ハッピーライフ」、そして名曲「空に唄えば」などを熱唱。新人アーティストたちが熱い視線を送る中、175Rここにあり!といった、貫禄のステージを展開。イベントを締めくくるにふさわしい力強いパフォーマンスを見せてくれた。
 2日間で10組の新人アーティストが出演した『oricon Sound Blowin' 2006〜autumn〜』。ジャンルは様々だが、どのアーティストも個性的で、これからの音楽シーンの中核になっていくことは間違いない。今後、どんな活躍をみせてくれるのか楽しみだ。

(写真:会田法行)
(文:榑林史章)

右写真:
出演者全員による記念ショット

MC:ダイノジ
ダイノジの写真
出演者全員による記念ショット写真

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