ORICON STYLE

2006年08月09日
ミュージックシーンで最もアツい!インディーズ特集
NOTメジャー”ならではの様々な試みで、多くのトップアーティストを生み出すようになったインディーズ。その破壊力のすごさを今一度チェック!“

注目のインディーズアーティストはこちら
インディーズアーティストセールスランキング大発表
1Def Tech
2モンゴル800
3HY
4Hi-STANDARD
5ELLEGARDEN
6Aqua Timez
7ロードオブメジャー
8綾戸智絵
9175R
10GOING STEADY
※インディーズ名義でリリースされた作品のセールスのみを集計しています。
ネット文化の影響
 音楽の制作会社には大きく分けて、メジャーとインディーズの2つのカテゴリーが存在する。メジャーとは簡単に言えば“大手”。自分のところで制作し、宣伝もし、販売流通のルートも持っている“音楽の総合商社”だ。これに対しインディーズはその名の通り“独立系”。メジャーのようにスタッフも多くないので、制作・宣伝が分業になっていないレーベルも少なくなく、自社で独自の流通経路を持っているところも少ない。そういう意味では“音楽の専門店”とでも言おうか。
モンゴル800のイラストHi-STANDARDの写真
 買う側から見れば“その違いがどないやっちゅーねん”てことになるのだろうが、実際には大きく異なる。インディーズの場合、制作・宣伝・販売のすべてにスタッフが関わるので、レスポンスが早い。言い換えるなら“小回りが効く”のである。当然ながら制約も少ない。これに対し、メジャーは多くの人間が動くので、日本中の至る所にまで作品やアーティストを知れ渡らせることができる。言い換えるなら“波及力がすごい”のである。当然ながらマスメディアでの紹介される情報量も桁違いだ。
 ということで、かつては情報をとるか、自由度をとるかというのがメジャーとインディーズの分岐点だったのだが、ネット文化の発達により、“インディーズ”の情報も徐々に行き渡るようになった。今回発表されたインディーズにおけるアーティスト・トータル・セールスの上位3組が(というよりベスト10のほとんどが)2000年以降のアーティストという点からも、インディーズの台頭がいかに最近のものだったかがよくわかるだろう。
Aqua Timezの写真ロードオブメジャーの写真綾戸智絵の写真
175Rの写真GOING STEADYの写真綾戸智絵の写真
インディーズシーンに大きな影響を与えたハイスタ
 Def Techのデビューは鮮烈以外の何物でもなかった。デビューアルバム『Def Tech』が発売10週目にして1位を獲得し、史上初のインディーズデビュー作品でのミリオンセラー達成というパワーは、その後の作品も次々とヒットさせ、ファーストでのブレイクが“フロック”ではないことを示す。ヒップホップにレゲエ、英語と日本語などあらゆる文化をミクスチャーしたサウンドは、ボーダレスな現代に最もなじむ音ということだ。500円のDVDを発売するなど、知名度はメジャーになっても、心はインディーズのままなのがうれしい。
 Def Techの出現から遡ること2年前に『Street Story』を発表、100週以上チャートに叩きこみ、100万枚オーバーという数字を打ち立てたのはHY。さらにそこから2年遡ると、前代未聞のインディーズ・ダブルミリオンを『MESSAGE』で成し遂げたモンゴル800に至る。ともに沖縄から飛びだしたインディーズの雄であり、インディーズという言葉を音楽に興味のない人にまで知らしめた存在だ。沖縄から独自の流通で全国制覇を成し遂げたところに“時代の開拓者”の本流を見る思いがする。
 しかし、真の意味でインディーズを“ブーム”というレベルにまでもってきたのはHi-STANDARDだ。99年に『MAKING THE ROAD』を65万枚以上売り、一躍時代の寵児となったスリーピースバンドは、日本のバンドが英語詞で歌っても売れないという定説を覆し、ロックの流れを大きく変えた。その存在感は活動休止となった現在も色あせてはいない。
 もちろん、ELLEGARDENをはじめ既に大物の風格を身につけているバンドからも目を離すことはできない。すなわち、インディーズとは現在最もアツいミュージックシーンを作りあげている“パワーの根源”なのである。
(文:田井裕規)
注目のインディーズアーティスト
ANAの写真
インタビュー
ANA
温かみのあるエレクトロニクスと生楽器のバランスが絶妙なグッドセンスミュージックを奏でる3人組。ヒップホップをも飲み込んだ意外なライブを見れば、彼らの虜になること間違いなし!
LOST IN TIMEの写真
コメント映像
LOST IN TIME
心に突き刺さる歌を数々送り出してきた天才ボーカリスト・海北大輔とドラム・大岡源一郎によるロックバンド。2人になって、新たなスタートを切った彼らの楽曲に注目が集まる!
椿屋四重奏の写真
インタビュー
椿屋四重奏
ハードな激情サウンドからメロディアスなバラードまで、オリジナルな艶ロックを奏でる4人組。表現力豊かな美形ボーカリスト・中田裕二率いる椿屋のライブはいつも大盛り上がり!
NICO Touches the Wallsの写真
NICO Touches the Walls
バンド結成からわずか2年、勢いあふれるサウンドと圧倒的なボーカルでその才能を示す4人組ロックバンド。独特の雰囲気を漂わせるカッコイイライブは必見だ!
BIGMAMAの写真
BIGMAMA
全員が20才という若手メロディックパンク・バンド。バイオリンを擁する独特のバンド編成から生まれる音が耳に残って離れない。発売したばかりの初音源『short films』も好セールス!
RYUKYUDISKOの写真
インタビュー
RYUKYUDISKO
沖縄の伝統音楽を取り入れたテクノで人気の双子兄弟バンド。ビーチのサウンドトラックのようなダンスミュージックは夏にピッタリ!今の季節に聴くと気分がアガります!!
ムラマサ☆の写真
インタビュー
ムラマサ☆
大阪・神戸を拠点に活動するスカポップバンド。そのキュートでポップな楽曲が幅広い支持を受けている。5月に発売したアルバム『twinkle』がオリコンチャート9位に!
COMEBACK MY DAUGHTERSの写真
COMEBACK MY DAUGHTERS
メロディの良さが際立つ英語詞ポップソングで高い評価を受ける5人組ロックバンド。自分達のペースを保ちながらライブ、音源リリースを続け、人気を博している!