ORICON STYLE

2005年11月09日
ゆず SPECIAL
2005年第一弾シングル到着!!

路上デュオの誰もが追いつけなかったゆずの歩み

 成長というのはその瞬間にはなかなか確認しにくいものでもあるのだと思う。それなりの時間が経過し、改めて自分たちが歩いてきた過程を振り返ることで初めて実感出来たりする。それは瞬間風速的なスピードが速ければ早いほど、そうなのではないだろうか。
 今年発売されたゆずのベストアルバム『Home』『Going』の2枚は、彼らのそんな歩みを再認識させてくれた。1997年から2005年という時間を彼らは陸上競技のアスリートのように駆け抜けていった。そのスピードには結局、あの頃に雨後のたけのこのように登場してきた“路上デュオ”の誰もが追いつけなかったことになる。
 今年の7月23・24日に地元横浜の日産スタジアムで行われた4時間に及んだライブ『YUZU STADIUM 2005 GO HOME』は、横浜のストリートに始まる彼らのそんな栄光の軌跡を劇的に証明してくれた。1997年に彼らが路上で叫びを上げた時、今の姿を誰が想像しただろうか。それは彼ら自身もそうだったのだと思う。目の前の壁を越え、真っ直ぐに続く道をひたむきに疾走し、客席に集まってくれた観客の胸の扉を全力で叩き続けた。そんな瞬間瞬間が積み重なっていった。日産スタジアムはその集大成だった。

ここからまた、走り始める

 11月9日に発売になった「超特急」「陽はまた昇る」は、去年の7月に出た「栄光の架橋」以来のシングルだ。その間には、それまで縁のなかった茶の間の人たちに彼らの存在を強烈に印象づけたオリンピックもある。彼らにとっても明らかに重要なターニングポイントを挟んでいる。『Home』『Going』も、そんな時期だからこそ、彼らの成長と変化をリアルに浮き彫りにしていた。「超特急」「陽はまた昇る」は、そういう意味も含めて、再出発的な意味合いのある2曲だと思う。
  タイトルを聞いた時には、戦前アジア大陸を走っていたという幻の特急をイメージしてでもいるのだろうかと思ったりしたのだが、もちろんそんな曲ではない。
  超特急に託したもの。それは“歌いたい”という熱い衝動に身を任せ、見えない明日に向かって突っ走ってきた自分たちの日々のように聞こえた。今のスピードとあの頃のスピード。処世術ばかりが幅をきかせる現実を知り、その中で、過去に別れを告げて新たな旅に出る。それこそが2005年から2006年にかけてのゆずだろう。
  「超特急」は岩沢厚治の曲だ。モータウンのようなビートとソウル溢れるストリングス。それも彼の一面でありゆずの幅だろう。というよりもはや、どこまでが1人1人の領域なのかという境界線もなくなっているのかもしれない。それぞれが“ゆず”として存在している。
  北川悠仁が書いた「陽はまた昇る」は、サックスが雄叫びを上げるドライブ感に溢れたロックンロールだ。これもそうした果てしない旅路を歌っている。きっと約束し合って書いたのではないに違いない。お互いの今の気持ちを出し合ったら同じ方向に向けて走り出していた。そんなことを感じさせる2曲になった。
  もう1曲「心の友よ」という曲が収録されている。普遍的な彼らの想い。これまでも、そしてこれからもきっと彼らはこんな風に思いながらステージに立ち、歌をうたっていくのだと思う。
  1+1=2ではない。フォークもロックもストリートも、みんな飲み込んだ∞の2人。夜を越えてまだ見ぬ明日へ、ここからまた2人は走り始める。

(文:田家秀樹)
RELEASE
超特急/陽はまた昇る
ゆず
2005/11/09[シングル]
\1,000(税込)
SENHA&Co.
SNCC-86912
CDを購入する
Live Films GO HOME
ゆず
2005/11/16[DVD]
\4,800(税込)
SENHA&Co.
SNBQ-18914
DVDを購入する
LIVE INFORMATION
ゆず 体育館ツアー2006「リボン
日 程
会 場
開場/開演
お問合せ
1月21日(土) さいたまスーパーアリーナ 16:00/17:00 DISK GARAGE 0180-99-3322
1月22日(日) さいたまスーパーアリーナ 15:00/16:00 DISK GARAGE 0180-99-3322
1月25日(水) 名古屋レインボーホール 17:30/18:30 サンデーフォークプロモーション(名古屋)
052-320-9100
1月26日(木) 名古屋レインボーホール 17:30/18:30 サンデーフォークプロモーション(名古屋)
052-320-9100
1月29日(日) 朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター 16:00/17:00 キョードー北陸チケットセンター 025-245-5100
2月 4日(土) マリンメッセ福岡 16:00/17:00 KYODO西日本 092-714-0159
2月 5日(日) マリンメッセ福岡 15:00/16:00 KYODO西日本 092-714-0159
2月11日(土) 横浜アリーナ 16:00/17:00 DISK GARAGE 0180-99-3322
2月12日(日) 横浜アリーナ 15:00/16:00 DISK GARAGE 0180-99-3322
2月14日(火) 横浜アリーナ 17:30/18:30 DISK GARAGE 0180-99-3322
2月18日(土) 大阪城ホール 16:00/17:00 キョードーチケットセンター 06-6233-8888
2月19日(日) 大阪城ホール 15:00/16:00 キョードーチケットセンター 06-6233-8888
2月24日(金) 山形市総合スポーツセンター 17:30/18:30 KYODO東北 022-296-8888
2月26日(日) 仙台グランディ・21 16:00/17:00 KYODO東北 022-296-8888
3月 5日(日) 三重県営サンアリーナ 16:00/17:00 サンデーフォークプロモーション(名古屋) 052-320-9100
3月 8日(水) アスティとくしま 17:30/18:30 夢番地(岡山) 086-231-3531
3月11日(土) 神戸ワールド記念ホール 16:00/17:00 キョードーチケットセンター 06-6233-8888
3月12日(日) 神戸ワールド記念ホール 15:00/16:00 キョードーチケットセンター 06-6233-8888
3月14日(火) 広島グリーンアリーナ 17:30/18:30 夢番地(広島) 082-249-3571
3月18日(土) 鹿児島アリーナ 16:00/17:00 KYODO西日本 092-714-0159
3月21日 (火・祝) 愛媛県武道館 16:00/17:00 夢番地(広島) 082-249-3571
3月25日(土) サンドーム福井 16:00/17:00 キョードー北陸チケットセンター 025-245-5100
4月 1日(土) 青森・青い森アリーナ 16:00/17:00 KYODO東北 022-296-8888
4月 8日(土) 静岡エコパアリーナ 16:00/17:00 サンデーフォークプロモーション(静岡)
054-284-9999
4月15日(土) 和歌山ビッグホエール 16:00/17:00 キョードーチケットセンター 06-6233-8888
4月22日(土) 真駒内アイスアリーナ 16:00/17:00 WESS 011-614-9999
4月29日(土) 長野ビッグハット 16:00/17:00 キョードー北陸チケットセンター 025-245-5100
※チケット一般発売日:2005年12月4日(日)
※チケット代金:\6,500(税込)
PROFILE
北川悠仁(1977年1月14日生まれ、A型)&岩沢厚治(1976年10月14日生まれ、O型)により構成されるデュオ。
1997年より地元横浜で定期的に路上ライブを行い、口コミから大きな話題となる。
1998年6月3日、シングル「夏色」でメジャーデビュー。
1999年10月14日、アルバム『ゆずえん』をリリース。初の首位獲得。
2000年5月31日、シングル「嗚呼、青春の日々」をリリース。初登場1位。 以降、リリースされた楽曲は次々にヒット。
2004年7月22日、シングル「栄光の架橋」をリリース。NHK『アテネオリンピック放送』テーマソングに起用され大ヒット。
2004年9月15日、アルバム『1〜ONE〜』をリリース。初登場1位。
2005年6月8日、初のベストアルバム『Home[1997〜2001]』と『Going[2001〜2005]』をリリース。それぞれ1、2位を獲得。
2005年11月9日、シングル「超特急/陽はまた昇る」をリリース。
オフィシャルサイト