ORICON STYLE

2005年06月03日
 全国10都市11公演を行ってきたYUKI、久々の全国ツアー『YUKI TOUR“joy”』。最終日の会場は日本武道館。意外にも武道館でのライヴはソロになって初めてなのだとか。いやがおうにも期待は高まる。

ステージパフォーマンス、MCともエンジン全開!

 ステージの真ん中に設置されたドーム状の巨大なスカートからYUKIがひょっこりと顔を出し、キョロキョロと会場を見回しながら可愛らしく登場。1曲目はニューアルバム『joy』のオープニングをアッパーに飾っている「舞い上がれ」。高揚感溢れる曲調とYUKIのパワフルなヴォーカルに会場はのっけから大興奮だ。しかも、今回のツアーバンドはメンバーにDJを加えたダンスフロア仕様。リズム隊もファンキーでグルーヴィーなビートを次々と繰り出しオーディエンスを激しくアオりまくる。「Walking on the skyline」「スウィートセブンティーン」といったアルバムからのナンバーを歌い終えたところで、「YUKIは元気よ〜!!」と満員の客席に向かって力強く宣言した彼女。ステージパフォーマンス、MCともエンジン全開で飛ばすこと飛ばすこと! そうかと思えば、今度は一転、「プリズム」「愛しあえば」「Home Sweet Home」といったバラードをじっくりと聞かせる。数分前の熱狂ぶりが嘘のように、集中して楽曲に耳を傾けるオーディエンスたちの姿がなんとも印象的だった。
 このあたりからライヴも中盤に突入。会場全体が一体になってゴスペル風のコーラスに挑戦した「ティンカーベル」、ハードコアパンク風のスピーディーなアレンジで一気に駆け抜けた「ブレーキはノー」、躍動感溢れる四つ打ちのリズムに心踊る「長い夢」などなど、80年代アイドル顔負けのカラフルなヒラヒラスカートを振り乱し、これまたカラフルかつ変幻自在な楽曲を次々と披露してくれたYUKI。そして本編のラストはPVでもお馴染み、黒ずくめのバックダンサーを率いての「JOY」。演奏を終え笑顔でステージから去っていったYUKIとバンドメンバー。ここで、なんとも嬉しいハプニングが。先ほど合唱した「ティンカーベル」のコーラスで会場全体が彼女にアンコールを促したのだ。
それに応え再びステージに現れたYUKI。そして「本当の気持ちを言うと、ツアーをやれるかわかりませんでした。でも各地でファンのみんなが温かく応援してくれて。……本当に幸せです」と涙声で告白。そんな彼女を温かく見守るオーディエンス。このシーンには本当に目頭が熱くなった。最後はいつもどおりの元気な彼女に戻り新曲「ドラマチック」と「ハローグッバイ」を熱唱し、この日のライヴを爽やかに締めくくってくれた。「来た人には嫌なことを全部、忘れさせてあげます。本当に自信があるから絶対に書いておいてくださいね!」。これは筆者がアルバム取材時に直接、彼女から聞いた言葉だが、終わってみれば、まさしくそのとおりのライヴになった。満足そうに会場を後にするオーディエンスたちの軽やかな足どりと満面の笑みが、それを何よりも如実に物語っていたように思う。
(文:望月哲)
(写真:川田洋司)
ドラマチック
YUKI
2005/06/29[シングル]
\1,223(税込)
エピックレコードジャパン
ESCL-2659
CX系アニメ『ハチミツとクローバー』オープニング・テーマ
1993年9月23日、JUDY AND MARYのヴォーカリストとしてシングル「POWER OF LOVE」でデビュー。
1997年3月26日、アルバム『THE POWER SOURCE』で、280万枚のセールスを記録。
2001年1月9日、突然の解散宣言。
2001年10月、ギャルバンド“MEANMACHINE”を結成。CHARAとツインドラムを担当。(この年の12月までの期間限定活動)
2002年2月6日、待望のソロデビューシングル「the end of shite」で6位獲得。
2002年3月27日、アルバム『PRISMIC』で3位獲得。
2003年3月26日、アルバム『Commune』で11位獲得。
2004年11月10日、シングル「ハローグッバイ」で6位獲得。
2005年1月19日、シングル「JOY」で10位獲得。
2005年2月23日、アルバム『joy』で自己最高の首位獲得。
2005年4月27日、シングル「長い夢」(本人出演のソニー・エリクソン 音楽ケータイ『au W31S』CMソング)で4位獲得。
2005年6月29日、シングル「ドラマチック」(CX系アニメ『ハチミツとクローバー』オープニング・テーマ)をリリース。
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