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ワン・ダイレクション『世界が注目するボーイズグループの初来日公演をレポート!』

人気オーディション番組に出演したことをきっかけに結成された、ナイル、ゼイン、リアム、ハリー、ルイからなる5人組ボーイズ・バンド、1D(ワン・ディー)ことワン・ダイレクションが、11月2日と3日に千葉・幕張メッセで初の来日公演を敢行!感動と興奮の模様をここにお届け!!

とびっきりの笑顔と愛をふりまく5人に絶叫の嵐!

 2011年にデビューするやいなや、世界のチャートのトップに君臨、ここ日本においても昨年のデビュー以来社会現象と呼ばれるほどの大旋風を巻き起こしている5人組ボーイズ・バンド、「1D」ことワン・ダイレクション。昨年11月におこなわれたファン・イベント以来、ちょうど1年ぶりに彼らが日本に帰還!初の来日公演を敢行した。

 世界各地を熱狂させた『テイク・ミー・ホーム』ツアーの最終公演であり、また1年ぶりの来日ということもあってか、会場の熱狂は開演前からマックス状態。BGMの曲が変わる瞬間ごとに「1D登場か!?」と歓声をあげる人が多数だった(しかも、男子グループのみの参加者も多く見かけた!)。ゆえに、会場の電気が暗くなると、身体全体を振り絞ったような絶叫が各所で轟いていた。そんななか、彼らがホームパーティに招待してくれるような演出の映像が流れると、ステージ中央から颯爽と5人のボーイズが登場!全員Tシャツ(筋肉自慢のリアムはタンクトップ)とデニムというカジュアルなスタイルで、熱狂するファンたちにとびきりの笑顔を振りまきながら、デビューアルバムのタイトル曲「アップ・オール・ナイト」を披露。たった1年であるが、見た目も歌声もより逞しく、美しくなった印象の5人に、観客はケータイで動画や写真を撮るのを忘れてうっとりしている様子だった。そんな楽曲を歌い終えると、ルイが「コンニチハ、トーキョー!!」と第一声。ファンはその声に絶叫で応えた後、彼はナイルに発言を促し、「日本でショーができる日を、本当に心待ちにしていたんだ。だから、ボクらすっごくエキサイトしている。みんなも、ボクらに負けないくらい、踊って歌ってね!」と叫ぶものの、次の曲で早くも寝転がるキュートさをみせていた。他のメンバーも、相変わらずの自由気ままぶりを発揮、振り付けはバラバラだし、自分のパート以外では(バックバンドを含む)メンバーとじゃれあったり……本当にステージを楽しんでいる様子だった。

 また、公演中盤では、5人がゴンドラに乗って空中移動し、フロア中央に設けられたステージに舞い降り、ファンの至近距離でパフォーマンス。途中ではハリーからの甘〜い投げキッスも!またそこでは、ファンからツイッターを通じて寄せられた質問に答えるコーナーも展開。「日本語で“I Love You”の意味である“めっちゃ好きやねん”を言って!」とリクエストされると、全員が大絶叫(ゼインはうまく言えなかったが)!また「好きな日本語は?」と聞かれると、ハリーはお約束の「ガンバリマーース!!」、他メンバーはなぜか以前音楽番組で共演して仲良くなった人気男性アイドル・グループの名前を絶叫。会場に笑いを誘っていた。

 その後、本ステージに戻ると、2ndアルバム『テイク・ミー・ホーム』に収録の大ヒット曲「リヴ・ホワイル・ウィアー・ヤング」を披露。サビの部分では大合唱が起こり、リアムは「言葉が違うのに、みんな大合唱してくれて、本当に素晴らしいよ」と感動のコメント。またゼインも「ビューティフル」を連呼していたし、ハリーも「アイ・ラヴ・ジャパーン!!」と、会場にいるすべての人はもちろん、残念ながら足を運ぶことができなかったファンへも思いが届くような大声で叫んでいた。

ファンからのサプライズにハリーが思わず……

 そんな、彼らの愛にあふれるパフォーマンスに感謝の思いを込めて、ファンからアンコール前にサプライズが用意されていたのだ。多くの人が「Massive Thanks Boys(日本に来てすばらしいショーを見せてくれてありがとう、1Dのみんな!という思いが込められているはず)」とプリントされた紙を頭上に大きく掲げ、ステージに再び登場する彼らを迎えた。そのメッセージに5人は大感動!何とハリーの瞳には輝くものが……。これは、開演前に1Dファンの有志の方々が、ツイッターを通じて情報を広め、さらに会場周辺で紙を観客に手渡しして実現したサプライズ(ちなみに翌日には、「リヴ・ホワイル・ウィアー・ヤング」のサビ部分で、全員で日本の国旗を振るものだった)。

 また、それ以外でも、メンバーから「これは静かに聴いてほしいんだ」と言われたら、全員じっくり音に耳を傾け、また「指定エリア以外には入らない」といったルールをきちんと守りながら、ショーを楽しんでいるファンの姿勢に、5人はとても感動をしていた様子(スタッフも「こんなに均整のとれた観客は世界のどこにもいない」と終演後つぶやいたほど)。何と、お返しに?11月27日に発売される最新アルバム『ミッドナイト・メモリーズ』に収録の「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」をアカペラで、しかもマイクなしで披露!息のあった5人の美しく、力強いハーモニーに、そこにいる誰もが魅了された。と同時に、次のアルバムでは、これまで以上に磨きのかかった5人の声や個性を感じられる仕上がりになる!そんなワクワクが高まってきた今回の来日公演。アルバム発売まで、またボーイズに会える日まで待ちきれない!
(文:松永尚久)

『テイク・ミー・ホーム・ツアー』セットリスト

01.アップ・オール・ナイト
02.アイ・ウッド
03.ハート・アタック
04.モア・ザン・ディズ
05.ラブド・ユー・ファースト
06.ワン・シング
07.カモン・カモン
08.チェンジ・マイ・マインド
09.ワン・ウェイ・オア・アナザー
(ティーンエイジ・キックス)
10.ラスト・ファースト・キス
11.モーメンツ
12.リヴ・ホワイル・ウィアー・ヤング
13.サマー・ラヴ
14.オーヴァー・アゲイン
15.リトル・シングス16.ティーンエイジ・ダートバッグ
17.ロック・ミー
18.シーズ・ノット・アフレイド
19.キス・ユー

【アンコール】
20.ベスト・ソング・エヴァー
(ストーリー・オブ・マイ・ライフ − アカペラで1パート)
21.ホワット・メイクス・ユー・ビューティフル

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