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チャン・グンソク『待望のアルバム発売!“ドS”な性格が曲にも……!?』

ひとりで部屋で聴いても楽しんでもらえるような作品

──『Just Crazy』というアルバムタイトルには、どんな想いが?
グンソクメッセージ風に表現すると“クレイジーになって遊びましょうよ”という感じです。このアルバムには平凡な感情を歌った平凡な曲はひとつも入ってないんです。どの楽曲にもストロングなイメージがあるというか、すごく個性が強い曲ばかりなんです。それをまとめる言葉として『Just Crazy』というのが最も適してるんじゃないかと思って、このタイトルにしました。

──ソロ名義での活動とTEAM H(友人でもあるサウンドプロデューサー、BIG BROTHERとのユニット)としての活動は、どのように切り替えているんですか?
グンソク全く違う音楽だから不思議に感じますよね(笑)。

──このアルバムはロック。TEAM Hのほうはダンスミュージックですもんね。
グンソクそういった音楽性の違いだけじゃなくて歌っている僕自身の気持ちも違うんです。簡単に説明するとTEAM Hは大勢でパーティをして楽しんでるような感覚を大切にしていて。ソロの場合はパーティ感覚もあるけど、それだけじゃなくて、ひとりで部屋で聴いても楽しんでもらえるような作品を意識してますね。そんな感じで気持ちの面から切り替えて、それぞれの活動をしています。

──グンソクさんのレコーディング現場って、どんな雰囲気なんですか?
グンソクどうだろう……緊張してピリピリしてる、みたいな現場では全然ないですよ。レコーディングで大切にしてるのは、みんなで信じ合うっていうこと。お互いに信じ合いながら作り上げていくんです。だから変な緊張とか不安とかは全然ないです。プロデューサーのチェ・チョロさんとも仲がいいので、現場は楽しい雰囲気に満ちていますね。

──チェ・チョロさんというのは『メリは外泊中』をはじめ、数々のドラマや映画の音楽監督を務めている方ですよね?
グンソクそうです。ちなみに彼も僕もお酒が大好きなんです(笑)。なのでレコーディングで壁にぶち当たったときは、お酒を飲みにいってリフレッシュしてました。彼のいろいろな経験を聞いて、それを参考にしながら気持ちを切り替えるんです。そうすると次の日、新たな気持ちでレコーディングを再開できるんです。

僕の“ドS”な性格が反映された曲も……

──いくつかの楽曲について聞かせてください。まずは8月公開のアニメ映画『劇場版 FAIRY TAIL -鳳凰の巫女-』の主題歌「200miles」。
グンソクこれは車を運転しているシチュエーションの歌です。聴きどころはスピード感。僕は子供の頃から車が大好きで。今でもエンジンの音を聴くだけでテンションが上がっちゃうんです。それもあって冒頭に車のエンジン音を入れることにしました。

──リード曲「Crazy Crazy Crazy」もインパクト抜群ですね。
グンソク表情が次々に変化していくロックチューンですからね。歌詞も非常に物語性が強いですし、物語でありながら僕自身の性格も強く反映されています。

──それは、どんな性格でしょうか?
グンソク“ドS”な性格です(笑)。

──グンソクさん自身が作詞作曲を手掛けた「In my dream」はハートウォーミングなバラード。アルバムの中で、唯一韓国語で歌われている曲ですね。
グンソク僕は仕事をはじめて今年で20周年なんです。この曲は、これまでの20年のことを考えながら作りました。何のためにずっと走り続けてきたのか。これからは何を胸に抱きながら進んでいくべきなのか。そんな気持ちが詞に表れていると思います。

──グンソクさんは俳優としての活動だけでも、ものすごく忙しいじゃないですか。それなのに音楽活動もされている。最後に、その理由を教えて下さい。
グンソク俳優としての仕事は、その役柄になりきる楽しさがあるんですよ。自分を消してキャラクターを作り上げる楽しさですね。逆に音楽活動には自分自身を前面に押し出す楽しさがある。正反対の楽しさですけど、どっちも僕にとっては魅力的で。だから役者だけじゃなくて音楽活動も大切なんです。

(文:大野貴史)

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