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UVERworld『メンバーとの奇跡的な出会いを実感!超レア曲の爆笑制作秘話も語る!!』

 現在ヒット中のアルバム『THE ONE』についてTAKUYA∞&真太郎にインタビュー。さらにアルバムからシングルカットされる新曲「REVERSI」(12月26日)、そのカップリングで超レア曲の爆笑制作秘話まで盛りだくさんでお届けします!

「THE OVER」では、歌と歌詞をとにかく届けたい

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  • アルバム『THE ONE』【初回限定盤】

    アルバム『THE ONE』【初回限定盤】

――アルバム制作はどんな感じで進めましたか?
TAKUYA∞前作もそうだったけど具体的なテーマは掲げず、テンションの高い曲からどんどん入れていって3ヶ月ぐらいで一気に作りました。ただ今回はオムニバス的に1曲1曲毛色の違うものにしたいっていうのがあって。バンドサウンドにこだわらず、楽器もキー設定も曲ごとに変えたんですよ。真太郎なんてドラムセットはバスドラだけで、どれだけ変えたっけ?
真太郎6台くらい?幅が広がって楽しかったですよ。
TAKUYA∞そのための準備も今回は恐ろしく早くて。例えば信人(B)やったらウッドベース弾きたいってなった瞬間、時計を見たら夜の8時半で9時ぐらいに楽器屋は閉まってしまうんだけど、どこにあるか探していたら9時過ぎるからとりあえず信人は渋谷に走れと。で、俺はその間に売ってる店を探すからって感じでその日中に揃えたりとか。そんなスピード感でベースもどんどん増えて、最終的に信人の周りが機材だらけで(笑)。
真太郎確かに日増しに増えてた(笑)。
TAKUYA∞そういうのって音楽に深い知識がない人にはわからないかもしれないけど、聴けば感覚として伝わる。理由はないけど何だか飽きないとか。そのためのちょっとした細かい仕掛けをしたかったんです。

――そして、その仕掛けはキー設定にも。
TAKUYA∞シングルはどれもトップを使っているんですよ。淡々と歌いたくないっていうか、何かを掴みたいっていうなら、届かなそうなキー設定で掴みたい!って荒ぶる想いを声で伝えたいから。でもアルバム曲ではまた違う声色を出したかったので、そこから1音半か2音下げて、今までひとつだったチャンネルを大きく分けて、3チャンネルぐらいにしてる。「23ワード」や「NOWHERE boy」って曲は特に低く歌っていますね。


――どちらも、さすらうような飄々(ひょうひょう)とした曲調と低音の歌声がマッチしていますよね。逆にシングルカットされる「REVERSI」は高音域炸裂の爆発力のある曲になっている。
TAKUYA∞これは映画『青の祓魔師』の主題歌で、映画が人の記憶を食べるモンスターが出てくる話なので自分なら何を塗り替えるかってところから、自分の気持ちに白黒つける=リバーシって広げていった曲。あと俺らの音楽を聴いたことがない人の方が絶対多いと思うけど、それをひっくり返して変えていく力はあると信じているっていう反骨精神の表れもあります。

やっと自分たちがUVERworldをコントロールできるところに辿り着いた

  • アルバム『THE ONE』【通常盤】

    アルバム『THE ONE』【通常盤】

――信人さん主演のドラマと曲が合体したカップリングも大いなる反骨精神の表れですよね。とりあえず大爆笑でした(笑)。
TAKUYA∞ありがとうございます(笑)。これだけふざけたことにどれだけ時間と手間をかけるんだってとこを本気で目指しまして、信人の歌なんか2日もかかったんですよ。

――あの“歌”に?(笑)。
TAKUYA∞あいつ、やけに小手先でうまく歌おうとするんですよ(笑)。声を重ねて良く聴かせようとかピッチがズレてるのを直してくれとか、そんなんいらへんからって(笑)。
真太郎でも信ちんは歌も芝居もインパクトでくるとことジワジワくるとこがあって、聴けば聴くほど味が出る。ワイルドです(笑)。
TAKUYA∞映画を観て初めてUVERworldを知った人がCDを買って2曲目にこれが入っていたらかなりガーンとくると思う。でも、それさえも心のゆとりでどうです?かと。

――ワイルドです(笑)。では、そんな2人にとって2012年はどんな年でしたか?
TAKUYA∞自分のなかでいい曲に恵まれた1年でした。
真太郎僕も充実していましたね。
TAKUYA∞それもすべてメンバー、スタッフ含めてチームが一丸になったからだなと。アルバムタイトルもその一丸になっている感じを言葉にしたくて『THE ONE』にしたんだけど、結成12年、デビュー8年で紆余曲折ありつつ、やっと自分たちがUVERworldをコントロールできるところに辿り着いたなっていう。だからこのONEにはステージワンやオンリーワンっていう意味もこもっていて、俺たちは“UVERworld屋”さんだなって今はすごく実感しています。

――特にどんな時に一丸=ONEな状態を感じます?
TAKUYA∞細かく話し合わなくても、カッコいいと思うことを共有し合ってるとき。以前は当たり前だと思っていたけど、それってすごいことだなと。ぶっちゃけ、最初はそこらへんにあるものでメンバーを揃えたって感じだったんですけどね(笑)。それが時間がたって見回してみたらこいつらしかありえへんかったって思うし、ソロ活動なんて1ミリも考えられない。それぐらい奇跡的な出会いだったんだなって実感しています。
真太郎僕もそれは感じますね。あのとき出会ってなかったら今はどうなっていたんだろうと思うし、仮にそこで出会っていなくてもゆくゆくはどっかしらで出会っていただろうなとも思う。それぐらい決まっていたことなんだなって気がしています。
(文:若松正子)

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