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高野洸(Dream5)『アニメ『妖怪ウォッチ』でブレーク☆ブームの裏側に迫る!』

今年1月よりテレビ東京系で放送されているアニメ『妖怪ウォッチ』(毎週金曜 後6:30)のエンディングテーマ「ようかい体操第一」(4月23日発売)が、子どもたちの間でブームとなっている。同曲を歌唱する5人組ダンス&ボーカルグループ・Dream5唯一の男子メンバーで、現役高校生の高野洸が踊る“ようかいダンス”が、注目を集めているなか、その知られざる素顔や爆発的人気の理由をひも解きながら、ブームの裏側に迫る。

アニメブームで、キッズたちのアイドルに――

 「すごい人気で僕もびっくりです!」。目をキラキラさせてそう語るのは、全国の子どもたちが夢中になってる“へんてこりんなダンスを踊るイケメンのお兄さん”――Dream5(通称ドリ5)のメンバー高野洸だ。彼が踊っているのはテレビ東京系アニメ『妖怪ウォッチ』のエンディング曲「ようかい体操第一」の“ようかいダンス”で、今や踊れないキッズはいないほどの大人気っぷり。

 その口火を切ったのは『妖怪ウォッチ』の爆発的ヒットで、番組に登場する腕時計型のオモチャ「DX妖怪ウォッチ」は現在、売り切れ続出で並んでも買えない超レア商品。時計にセットする「妖怪メダル」も、あまりの売れ行きで期間限定のグッズショップが開店2日目に営業休止……と、空前のブームとなっており、その人気と共に高野も“ようかいお兄さん”として、キッズたちのアイドルになっているのだ。

 「ブームになっているんだなって実感したのは、3月ぐらいからですね。Dream5のイベントで会場から溢れちゃうくらい子どもたちが並ぶようになって、しかもみんな(ようかいダンスの)振りつけをしっかり覚えている。曲が始まると全員が完璧に踊れるんですよ(笑)」と言う高野に熱い視線を送っているのは子どもだけではない。イケメンな上に手足の長い抜群のスタイルで“へんてこりん”なダンスを踊るカッコかわいいダンス姿がお母さんたちのハートもロックオン。イベント後の個別のサイン会では、高野の前に(子どもたち以上に)顔を上気させたお母さんたちの長蛇の列ができるとか。

 「僕自身、ここまで注目されているのは信じられない。イベントをするたびに子どもやお母さんたちはもちろん、おじいちゃん、おばあちゃんも来てくれて、お客さんの層がすごく幅広くなったんです。アニメ『妖怪ウォッチ』のエンディングテーマを“ドリ5”が歌わせてもらっていることは本当にありがたいですね」

ママたちも虜に!“団子三兄弟”的な大ヒットのきざしも……

 その“ドリ5”は、高野以外の4人のメンバーは全員女子。要は女の子の中に男の子がひとり混ざっているという変則的な構成なのだが、それも高野が注目されている理由のひとつ。メンバーのなかで頭ひとつ背が高いビジュアル的な要素を含め、アクロバティックな振りを繰り出す男子ならではのキレや迫力満点のアクトがとにかく目立ち、際立った存在感を放っているのだ。

 「いろんなアイドルグループのなかでひとりだけ男っていうのはめずらしいし、そのおかげで真ん中に立たせてもらったりもするので、こういうメンバー構成で良かったなと思います。でもグループに入った当初は正直とまどっていて、オーディションで選ばれたときも“あれ?男は僕だけ?”って頭の整理がつかなかった。しかも当時はまだ小学校6年生で身長も130cmぐらいしかなかったから、見た目も中身も本当に子どもで、年下メンバーにも敬語で話していたんですよ(笑)。活動が始まってからも休憩時間とか話せなかったし、たまにメンバーの話に入っても自分が会話を止めちゃったりして。慣れるまではちょっと気まずかったですね」と言っているが、当時、バレンタインの話題で「ボクはチョコを10個もらった」とサラッと言ってメンバーを驚かせた、なんて仰天エピソードもある高野。本人に真相を確かめると「多分それはデビューした頃の話で、まったく覚えてないです。というか、今年なんて1個も(チョコを)もらってないから(笑)」と、意外な過去トークに高野自身も苦笑。そんな“無邪気”なデビュー時から約5年。高校生になった今は身長が40cm以上も伸びて(!)、メンバーのガールズトークにも違和感なくなじんでいるとか。

 「メンバーと話してるとメイク道具の名前とかも耳に入ってくるから、“これ、グロスっていうんだ”とかフツーに覚えちゃって。最近は“ジル・スチュアート”を覚えました(笑)。ただ僕はツッコミがヘタなので、会話ではどちらかというボケ担当なんですね。で、ダジャレが好きだからオヤジギャグをよく飛ばすんだけど、思いっきり“寒い!”って引かれるっていう(笑)。ステージでも一発芸とかを無茶ぶりされていつもスベるので、引かれるのは全然平気なんです」と、この天然ぶりが“ようかいダンス”のクセになるような独特の動きや、とぼけた味わいを醸し出しているのかも(笑)。

 その「ようかい体操第一」と新曲「Break Out」が収録された両A面シングルは現在リリース中だが『妖怪ウォッチ』ブームでCDセールスは絶好調。このままいくと『NHK紅白歌合戦』出場を果たした、“団子三兄弟”的な大ヒットのきざしもありそうだが……。

 「そうなったら本当に嬉しいし、今年の『紅白』に出られたら……いや、出たいです!この曲は子どもが大好きな言葉が入っているかと思うと、実は凝っていて大人も楽しめる歌なんですよ。振りも子供から大人まで誰でも簡単にできる動きなので、もし今年の『紅白』に出られたら、テレビの前で家族そろって踊って欲しいですね」

 ちなみにようかいダンスのコツは「大きく大胆な動きで、表情豊かに踊ること」だとか。一見ユルい動きだが、実際に踊るとけっこうな運動量でかなりスッキリする。さらに大勢でそろえて踊るとテンションが上がり妙にハイになるので、忘年会シーズンなどに大人の間でも爆発的な“ようかいダンス”ブームがくる可能性大。早めにマスターしておいたほうがよさそうだ。

(文:若松正子/(C)LEVEL5/妖怪ウォッチプロジェクト・テレビ東京)

「ようかい体操第一」Dream5が踊る体操ビデオ

「Break Out」ミュージックビデオ

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