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LADY GAGAレディー・ガガ SPECIAL INTERVIEW WEB独占 ガガ来日、野望を語る!「ポップミュージックの常識をすべて覆す」6月21日に来日し、11日間にわたって日本に滞在した米人気歌手、レディー・ガガが合同インタビューに応じた。「おはよ〜」と気さくにあいさつし、温厚な語り口で一つひとつ丁寧に質問に答えるガガからは、“生肉ドレス”“火花が噴き出すとんがりブラ”“目玉メーク”といった奇抜なファッションや破天荒なパフォーマンスをする過激さは一切感じられず、知的で温かみのある人間味にあふれていた。
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来日(千葉・成田空港) 『MTV VIDEO MUSIC AID JAPAN』緊急会見 『MTV VIDEO MUSIC AID JAPAN』緊急会見 『MTV VIDEO MUSIC AID JAPAN』 『MTV VIDEO MUSIC AID JAPAN』
私は現実とファンタジーの中間で生きている

『MTV VIDEO MUSIC AID JAPAN』
緊急会見

――ニューアルバム『ボーン・ディス・ウェイ』で、日本では初の週間首位を獲得しました。日本のファンへのメッセージを。
【ガガ】 ニューアルバムを応援し、高く評価してくださってどうもありがとう。このアルバムに向けて曲作りをしていたとき、日本のカルチャーに大いにインスパイアされたので、また日本に来ることができて光栄に感じています。

――今作のコンセプト、アルバムに込めたメッセージは?
【ガガ】 私は長い間……特に活動を始めて間もないころ、「なぜ?」という質問をよく突き付けられた。「なぜそんなにアーティスティックなのか?」「なぜ着るものにそんなにこだわるのか?」「なぜそんなに過剰なまでの演出にこだわるのか?」と。私の答えは『私はそういう人間だから(=I was born this way)』。私は常に、現実とファンタジーの中間で生きている。それが私の運命。そして、今回のアルバム制作の過程を通じて、人間は一度だけ生まれるのではなく、人生とは再生の繰り返しなのだと悟ったの。自分の中の最も誠実な面を見つけ出すまで、人間は何度でも生まれ変わることが出来るんだ――と。

――最新作を作るうえで、一番大きな影響を受けた出来事は?
【ガガ】 ファンの存在。私のファン、つまり“リトル・モンスター”たちから聞いた話の数々ね。世界中どこを訪れても、何人ものファンに会って話をしたわ。彼らの学校で起きたことや家族の話を聞いて、私は自分についてたくさんのことを知ることができたの。彼らがこれまで自分の中で閉ざしていたもの、長い間目をそむけていたものを掘り起こしてくれた。人間って人生という道を歩いていくうえで、無意識のうちに否定してしまう部分があるでしょ?ステージに立って観客に目を向けると、たくさんの小さなミラーボールが反射して、私のほうに光を投げ返してくれる。彼ら一人ひとりに、かつての私自身が重なって見えるの。だからこのアルバムは、私自身のパーソナルな話とファンたちの話が入りまじったもの。それに加えて社会的平等というメッセージもあって、“Born This Way”という言葉は、人と人を結びつけるのに最もシンプルな言葉だと思うわ。

人生すべてがパフォーマンスであり、あらゆる場所が舞台

驚愕の“目玉メーク”を披露

――今回の日本滞在中にあったエピソードを教えてください。
【ガガ】 エピソードだらけよ(笑)。どこに行ってもファンに会うわ。どうやって私の動きを把握しているのかわからないけれど、居場所を嗅ぎわけられるんだと思う(笑)。ファンに会うのはとても楽しいわ。それと、日本のヴィンテージショップで買い物をするのも大好き。必ず新鋭のデザイナーやベテランのデザイナーを発掘できるし、日本の若い世代がファッションをどんな風に進化させているかを知るのは楽しい。しゃぶしゃぶもすでに3回食べに行ったわ(笑)。和食が大好きなの。でも、ここ2日間くらいはあまり麺類を食べ過ぎて太らないように、外食しないよう心がけているわ(笑)。それから、ハロー・キティのデザイナーが、日本に到着したときに着ていたものと同じデザインのコートを着たキティをプレゼントしてくれた。私は大笑いして、“ヴァレンティノ・キティ”と命名したわ(笑)。

――あなたのコスプレをするファンが大勢いますが、人にマネされる立場になったことをどう思いますか?
【ガガ】 素晴らしいことだと思う。でも逆もあって、私も彼らのマネをしたくなるので、お互い様ね。ファンのみんなは本当に楽しい人たちばかりなの。そういえば、私の音楽を心から愛してくれている4人の日本人の女の子の話を思い出したわ。彼女たちは私が行く先々にどこでも現れて、“Little Monsters”と文字を入れたジャケットをくれたりと本当に優しくて。日本版“The Pink Ladies”(注:映画『グリース』に登場するおそろいの格好をした女の子たちのグループ)みたいな感じで、本当にかわいい。彼女たちは、アメリカでの私のバースデーコンサートに行きたいと親を説得して来てくれて、誕生日プレゼントとして、ヴェルサーチのゴールドのブレスレットをくれたの。それで、私は彼女たちへのサプライズとして、『ジューダス』のミュージックビデオでそのブレスレットをつけた。キリストの足を洗っているシーンでつけているのがそれ。もちろん彼女たちは気づいていたけれど、私が覚えているのか不安だったみたい。だから4人に教えてあげたの。撮影中、「あのファンの子たちがくれたブレスレットを持ってきて」と頼んだことを。それくらい、あのブレスレットを気に入っているって。

――オフのファッションはどういう基準で選んでいるのですか?
【ガガ】 ステージ上で着ているものとあまり変わらないわ。唯一ステージ上で着ないのは、動きにくい服ね。やっぱりパフォーマンス中は踊りたいから。でもステージから降りても踊るのは好き(笑)。だからオン・ステージとオフ・ステージの服装は区別していないわ。なにしろ、私の人生のすべてがパフォーマンスであり、あらゆる場所が舞台だから。

――奇抜なファッションが注目されがちですが、日本のファンにあなたの“本当”のパーソナリティを教えてください。
【ガガ】 私は人々が考えているよりも、ずっとおどけた人間だと思うわ。本当に(笑)。当初はあまり面白い面が伝わらなかったと思うけど、誰もがパフォーマンス・アーティストとしての私に困惑して、恐ろしくまじめな質問ばかりするから、ユーモアを発揮する機会がなかったの。でも今はそれが出来るようになったわ(笑)。

神は、騒動を起こさせるために私をこの世に送り出した

全身ショット

――あなたの言動は1000万人以上のフォロワーを持つツイッターなどによって、瞬く間に世界中に広がりますが、真っ先に発言することや行動を起こすことに恐れやためらいはありませんか?
【ガガ】 ないわ。私は自分が今置かれている立場をしっかり自覚していて、昔とは違うこともわかっている。この社会に生きるひとりのアーティストとして、ひとりの女性として、世界をよりすばらしい場所にする責任を負っていると思っている。だからツイッターでファンに対して、年上の友達、あるいはお姉さんとして語りかけることもあれば、政治活動家として、ソングライターとして、ファッションを語り愛する人間として、アート愛好家として発言するときもある。それらはすべて素の自分なの。それが私にとって一番大切なこと。なぜって、これだけたくさんの作品を売り、人生が一変してしまって、私自身はいったいどう変わってしまうのだろうか――という問いに直面したとき、それでも何も変わらないことが私の野望だったから。

――女優やデザイナーなど、他のジャンルへの野心はありますか?
【ガガ】 今のところは特にないわ。音楽を作っているだけで幸せだから。それがずっと昔からの夢であり、ゴールだった。デビューアルバムは『ザ・フェイム(=名声)』と題したけれど、名声を得ることには全く興味はないの。私が目標に掲げていたのは、デジタル時代において、たたき上げでニューヨークの底辺から頂点まで上り詰める初めての女性アーティストになること。ロックバンドがロックミュージックでやっていることを、ポップミュージックでやりたかった。どん底から頂上まで闘って這い上がる。ポップミュージックのそれまでの常識を覆しつつ、ポップミュージックの素晴らしさを称えたいと思ったの。

――あなたは誰もやったことのないことに常にチャレンジしていますが、そのチャレンジ精神を支えているものが何か教えてください。
【ガガ】 なぜこんなに度胸があるのか、自分でもよくわからない。とにかく恐れを知らなくて。でも神は、騒動を起こさせるために私をこの世に送り出したんだと信じているわ。だからそれを実行するつもり(笑)。

(訳:新谷洋子)

リリース
ボーン・ディス・ウェイ 【初回生産限定盤】
レディー・ガガ
  • 発売日:2011/05/23 [アルバム] 価格:¥1,980(税込)
    ユニバーサル インターナショナル 品番:UICS-9125
ボーン・ディス・ウェイ 【通常盤】
レディー・ガガ
  • 発売日:2011/05/23 [アルバム] 価格:¥2,500(税込)
    ユニバーサル インターナショナル 品番:UICS-1230
ボーン・ディス・ウェイ − スペシャル・エディション −
レディー・ガガ
  • 発売日:2011/05/23[アルバム] 価格:¥2,980(税込)
    ユニバーサル インターナショナル 品番:UICS-1228/9
プロフィール

レディー・ガガ(LADY GAGA)
米ニューヨーク出身。2008年8月に『The Fame』でデビュー。独特のファッションや大胆なステージパフォーマンスで注目を集める。2009年には『最も検索された女性』でギネス記録を樹立した。
2008年8月、アルバム『The Fame』でデビュー。
2009年5月、日本にてアルバム『ザ・フェイム』をリリース。
2009年11月、アルバム『ザ・モンスター』をリリース。
2009年12月、『第52回グラミー賞』の“レコード・オブ・ザ・イヤー”にノミネートされる。
2010年3月、『ザ・リミックス』をリリース。
2010年12月、『ザ・シングルス』をリリース。
2011年1月、『第25回日本ゴールドディスク大賞』で“アルバム・オブ・ザ・イヤー洋楽部門”を受賞。フランス最大の音楽賞『NRJ Music Awards 2011』で“CLIP DE L'ANNEE/Clip Of The Year”を受賞。
2011年2月、『第53回グラミー賞』にて最優秀ポップ・ボーカル・アルバムなど3冠に輝く。
2011年3月、シングル「ボーン・ディス・ウェイ」をリリース。
2011年5月23日、アルバム『ボーン・ディス・ウェイ』をリリース。
2011年6月25日、東日本大震災被災地支援イベント『MTV VIDEO MUSIC AID JAPAN』(千葉・幕張メッセ)に出演。

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