ORICON STYLE

Check 2011年03月16日
いつも「久しぶり」と言われます(笑)

――『ケツノポリス7』は約2年9ヶ月ぶりのアルバムということで、こういうインタビューでも最初に「お久しぶりです」と言われることが多いと思うんですが。
【大蔵】 そうですね、いつも言われます(笑)。でも、『5』と『6』の間は短かったんですけど、その前も2年ぶりぐらいだったので、とくに意識しているわけでもなく。ただ今回は、間に1年の休養があったので、その分ちょっと長くなっているかもしれないです。


――今作は、メッセージ性がものすごく強いですよね。しかも比喩じゃなく、直接的なものが耳に残ります。たとえば「現実は戦場」とか「叫び」とか。
【RYOJI】 僕はいつも同じ街で友だちと飲むんですけど、街の交差点にはいろんな表情の人がいるんですよ。疲れている人もいればすごく張り切っている人もいて、「現実は戦場」では、その交差点の人間模様みたいなものを描きたかったんですね。若い人もいれば年配の人もいて、戦っているように見えて戦っていない人と、弱々しいような顔をしていながら実は戦っている人とか……。いろいろ居るんだろうなという、そういうところが出発点だったんです。
【RYO】 「叫び」はラップじゃなくて歌で、みんなが好き勝手叫んで言いたいことを言うみたいな曲がいいかなと思って作り始めたんですよ。みんないろいろあるじゃないですか、心の中にたまっていくものが。そういう感じを曲にしたくて。「普段の思い込みじゃなくて、思いつきを拾え」という、結局は直感で好きなように動いてみたら?という感じですかね。

いつか考えていかなければいけないタイミング

――ある意味、攻撃的なアルバムだと思うんですけど、ラストの「伝えたいこと」はとても優しい曲で、救われるような気がしました。
【RYOJI】 すごくささやかなことを歌っているんですけど、たとえば子どもと一緒に公園にいるときに、深いことを考えることがあって……。今自分たちにできることは何だろう?とか、子どもに他愛もない質問をされたときに答えられない親がいる恐怖感とか。そういうことを考えたときに、もしも自分が逃げてしまったら、自分の子どもはその子どもに対して同じ解答をする可能性があって、そこをすごく感じていかないといけない。昨年そこにあった木が今年はそこにない、ということだけでも感じれば、何かを考えられると思うんですね。環境について考えようということとはちょっと違うんですけど、そういう考え方を誰かがつなげなきゃいけないし、そのための手助けになるような曲になれば、という感じですかね。


――このアルバムの言葉が若いリスナーにどう受け止められるのか、反応が楽しみです。
【DJ KOHNO】 素直な感想を聞いてみたいですよね。何言っているかわかんない、という人も当然いるだろうし、むしろそれは健全だと思うんですよ。でもいつか、考えていかなきゃいけない年齢やタイミングが絶対あると思うし、そういう引っ掛かりがどこかでできればいいと思います。「僕らは今こんなことを考えていますよ」というものが詰まったアルバムなので、何かに引っ掛かってくれるとうれしいなと思いますね。

(文:宮本英夫)
RELEASE
ケツノポリス7

ケツノポリス7
ケツメイシ
発売日:2011/03/16[アルバム] 価格:\3,059(税込)
トイズファクトリー 品番:TFCC-86343
CDを購入する(Amazon) このCDについて語ろう 着うた(R)配信

PROFILE

RYO(MC)、RYOJI(Vo)、大蔵(MC)、DJ KOHNO(DJ)によるラップグループ。1993年結成。
2001年4月25日、シングル「ファミリア」でメジャーデビュー。
2002年4月3日、アルバム『ケツノポリス2』で初の1位を獲得。
2005年2月16日、シングル「さくら」をリリース。国民的ヒットソングとなる。
2005年6月29日、アルバム『ケツノポリス4』をリリース。ダブルミリオンの大ヒットを記録。
2010年5月12日、シングル「仲間」をリリース。3位を獲得。
2010年7月21日、シングル「お二人Summer」をリリース。3位を獲得。
2010年11月17日、シングル「闘え!サラリーマン」をリリース。
2011年1月26日、シングル「バラード/君とつくる未来」をリリース。5位を獲得。
2011年3月16日、約3年ぶりとなるアルバム『ケツノポリス7』をリリース。

ARTIST PAGE ARTIST COMMUNITY OFFICIAL SITE

ケツメイシの特集&インタビュー 一覧はこちら
PLAYPLAY