ORICON STYLE

Check 2011年01月26日
flumpool『スペシャルインタビュー』 flumpoolはこうじゃなきゃいけないみたいなものを全部取り払って作った本音のアルバム
すごく等身大に近くて、本音がそのまま音楽になったアルバム

――アルバムタイトルの“Fantasia”という部分には、どんな気持ちを込めましたか?
【山村隆太】 幻想曲という意味ですが、クラシックの世界でもルールや形式に縛られないものをそう呼ぶそうです。そんなところから、凝り固まった価値観や、“flumpoolはこうじゃなきゃいけない”みたいな小さなこだわりとか、それこそロックやポップスというジャンル分けとか。そういう全部を取り払って、何も気にせず自由な発想のもとに作ったという意味で付けました。すごく等身大に近くて、自分らの本音がそのまま音楽になったアルバムです。

――そういうアルバムにしたいと思ったのは、どんなところからですか?
【阪井一生】 周りの期待とか、良い曲を書かなきゃいけないというプレッシャーから、上手く曲を作れなくなった時期があって。そこで、一度そういうものを全部忘れてゼロに戻って、“自分が今純粋に書きたいと思う曲を作りたい”と思って。そうやってできたのが、「two of us」や「君のための100のもしも」などです。

――「君のための100のもしも」は、ちょっと大人っぽくて、サウンドもメロディーも今までと違いますね。
【一生】 こういうR&Bっぽいメロディーは隆太の歌声に合うかな?とか、flumpoolとして大丈夫かな?とか、怖さもあったんです。でも、できあがってみたらすごくハマったし、こういうのもイケるんだ!と分かって、今後はもっと面白いことができそうだなって自信にもなったし。今は、曲を作るのがすごく楽しいです。

――歌詞の部分では、どんな変化がありましたか?
【隆太】 たとえば日常で口に出せないようなことや、誰かを気遣って言うのをためらう感情など、それを感じたときの気持ちが瞬間的に切り取られています。たとえば腹が立つことがあって、その気持ちを言葉に出せなかったとしても、心臓はイライラしてドキドキしている。そういう意味では、心臓だけになったみたいな感じ。

どうせやるなら、とことんさらけ出そうと思った

――そのむき出しの心臓が曲になった代表が、「ギルト」や「東京哀歌(トウキョウエレジー)」などですね。
【隆太】 「東京哀歌」は、デビューからの2年を振り返って、どこかで誰かを意識しているんじゃないか?とか、本当にこの道で良かったのか?と、迷うときがあって。今までなら、きっと何かしらの答えを詞にしたと思うんです。でも今回は、迷っているそのままを歌っています。「ギルト」は、タイトルは罪や背徳という意味で、今までのflumpoolでは絶対に書かなかった歌詞。社会的に許されない愛、現実には叶わない恋とか、そういう他人には言えない、心の奥底にしまって忘れたふりをしている感情は、愛情に限らずたくさんあると思うんです。そういう部分に焦点を当てたいと思って書きました。

――そういう今まで出して来なかった感情や、やって来なかったサウンドを収録したアルバムを、ファンはどういう風に受け止めるのか気になるところですね。
【隆太】 反応が楽しみでもあり、怖さもあります。でも、どうせやるならとことんさらけ出して、それが嫌いだと言う人がいてもそれで良いし、好きだと言ってくれる人にはさらに好きと言ってもらえるようになりたいって。ある種の覚悟を持って制作したので、どんな反応でも受け止めますよ。

――4月2日から開催する全国10ヶ所19公演のホールツアーに向けては、どんな想いですか?
【一生】 自分たちのありのままを形にしたアルバムを携えて行うツアーなので、自分らが感じたことを、目の前で、生の音で早く伝えたいです。僕らを感じてほしいですね。
【隆太】 裸になって作ったアルバムなので、それに共感してくれた人とは友達以上の仲になれるような気がしています。根っこで繋がっているというか。ライブでは、その繋がりをもっと深くしたいです。みんなも心を裸にして聴きに来てほしいです!


(文:榑林史章)

リリース

Fantasia of Life Stripe【初回限定盤】
flumpool
発売日:2011/01/26[アルバム] 価格:¥3,300(税込)
A-Sketch 品番:AZZS-4

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Fantasia of Life Stripe【通常盤】
flumpool
発売日:2011/01/26[アルバム] 価格:¥2,800(税込)
A-Sketch 品番:AZCS-1011

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収録楽曲

【収録楽曲】
01.君に届け
02.two of us
03.reboot〜あきらめない詩〜
04.Snowy Nights Serenade〜心までも繋ぎたい〜
05.東京哀歌
06.Music Surfer
07.僕はここにいる


08.君のための100のもしも
09.この時代を生き抜くために
10.流れ星
11.ギルト
12.しおり
13.ベガ〜過去と未来の北極星〜
14.残像

プロフィール

flumpool(フランプール) 山村隆太(Vo)、阪井一生(G)、尼川元気(B)、小倉誠司(Dr)による大阪出身の4人組バンド。2007年1月結成。2008年に配信限定シングル「花になれ」でデビュー。au KDDI『LISMO』のキャンペーンアーティストに起用され、話題となる。翌年にデビュー1年で初の日本武道館公演を行い、年末に『第60回 NHK紅白歌合戦』に初出場。洗練されたサウンドと深く抒情的な歌詞で、支持を集めている。

2008年10月01日、配信限定シングル「花になれ」でデビュー。au『LISMO』のCMソングに起用され、話題となる。
2008年11月05日、配信限定シングル「Over the rain〜ひかりの橋〜」をリリース。TBS系ドラマ『ブラッディ・マンデイ』の主題歌に起用される。
2008年11月19日、デビューミニアルバム『Unreal』をリリース。最高位2位を獲得。
2009年02月25日、初のCDシングル「星に願いを」をリリース。
2009年07月01日、シングル「MW〜Dear Mr.& Ms.ピカレスク〜/夏Dive」と、初のDVD『『How did we feel then?』〜flumpool Tour 2009“Unreal”Live at Shibuya Club Quattro〜』を同時リリース。
2009年10月14日、配信限定シングル「フレイム」をリリース。『マイナビ2011』就活応援ソングに起用される。
2009年10月22日23日、初の日本武道館にて、ホールツアー『flumpool tour2009「Unclose」』の追加公演を2日間開催。
2009年11月18日、配信限定シングル「見つめていたい」をリリース。
2009年12月23日、1stフルアルバム『What’s flumpool!?』をリリース。最高位2位を獲得。
2009年12月31日、『第60回 NHK紅白歌合戦』に初出場。
2010年02月03日、シングル「残像」をリリース。TBS系ドラマ『ブラッディ・マンデイ シーズン2』の主題歌に起用される。
2010年03月05日、全国40ヶ所で、ツアー『flumpool tour 2010「What’s flumpool!?〜Love&Piiiiss Kids Show!!〜」』がスタート。
2010年06月、Vo.山村が喉のポリープ摘出手術のため、静養に入る。
2010年06月23日、シングル「reboot〜あきらめない詩〜/流れ星」をリリース。日本テレビ系のサッカーW杯サポートソングとして起用される。
2010年09月29日、シングル「君に届け」をリリース。映画『君に届け』の主題歌に起用される。
2010年12月、大阪城ホール、横浜アリーナにてライブ『flumpool Special Live 2010「Snowy Nights Serenade 〜心までも繋ぎたい〜」』を開催。
2011年01月26日、2ndフルアルバム『Fantasia of Life Stripe』をリリース。
2011年04月06日、2010年12月の横浜アリーナでのライブ『Snowy Nights Serenade〜心までも繋ぎたい〜』の模様を収録したライブDVDをリリース。

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