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Check 2011年02月16日
 Aqua Timezが4thアルバム『カルペ・ディエム』をリリース!ヒットシングル「プルメリア〜花唄〜」「絵はがきの春」「GRAVITY 0」「真夜中のオーケストラ」を含む全13トラック入り。進化したバンドの姿が刻まれた傑作だ。

バンドの表現力が高まったことで完成させることができた

―― ニューアルバム『カルペ・ディエム』は聞きなれない難しい言葉がタイトルになっていますね。
【太志】 わけがわかんないし、覚えづらいっていう(笑)。
【mayuko】 1ヶ月くらい。最初はほとんどレコーディングできなかったよね(笑)。
【太志】 “今日という日の花を摘め”という意味のラテン語なんですよ。英語だと“seize the day”なんですけど。でもラテン語の響きのほうがしっくりきたので、こっちにしました。

―― 非常に濃密なアルバム。そんな印象を受けました。
【大介】 そうですね。存在感のあるアルバムになったと思います。いろいろな曲調がありますけど、でも1枚の盤としての存在感があるっていうか。
【OKP‐STAR】 音と言葉っていうんですか。それが今までよりも、さらに強くなってることは自分達でも感じてますね。
【TASSHI】 オリジナルアルバムは約2年ぶりなんですけど。制作期間が長くあったので、これまで以上に表現にこだわりを持って作ることができたんですよ。その結果として5人の音や声が、ぐっと前に出た印象に仕上がりました。
【mayuko】 以前のAqua Timezにはできなかったであろう曲……例えば「百年の樹」とか「メメント・モリ」とか、そういう楽曲もバンドの表現力が高まったことで完成させることができたと思います。
【太志】 OKPが言ったように、やり続ける以上は音も言葉も進化していかないとダメだと思ってるんですよ。そういう意味で、このアルバムによって次の段階に進み始めたかなっていう手応えを感じてます。前作の延長線ではなく新しいものが作れたと思う。それがうれしいですね。

―― 人生。生命。生きる意味。そういったものを歌った楽曲が多く収められているのも、このアルバムの大きな特徴。
【太志】 そうですね。自然とシリアスなテーマの曲が多くなりましたね。

人の心を突き動かすことができるアルバム

―― そうなった理由って、ありますか?
【太志】 10代の頃に抱く自分の未来のイメージって、すごく果てしないものだったんですよね。でも20代を過ごしながら果てはあるんだってことがわかってきて。で、もう今はメンバー全員が30代なので、そうなると限られた未来という時間の中で、やれることを考えるようになってくるっていうか。そういう気持ちの変化が歌詞にも表われてるんだと思います。特に5曲目からの「カルペ・ディエム」「刻 〜Interlude〜」「メメント・モリ」っていう流れ。ここは、このアルバムの核と言っていいと思います。

―― 「メメント・モリ」の<振り絞るように生きなければ 命は使いきらなければ>という一節は強烈ですね。
【太志】 無気力に生きてる自分に気付いて、これじゃいけないって思ったことがあるんですよ。休みの日に夕方まで寝てて、しかも起きて食事をして、また寝ちゃったり(笑)。そんなことがきっかけになって浮かんだフレーズなんですけど。
【大介】 「メメント・モリ」は、その歌詞のとおり振り絞ってる感じを演奏でも意識してて。緊迫感というか切迫感というか、このままじゃダメなんだっていう気持ちをギターに込めました。
【mayuko】 「カルペ・ディエム」も「メメント・モリ」も聴いてくれた人を突き動かすような楽曲にしたかったんですよ。だから生のチェロを加えて情熱的にしました。
【TASSHI】 激しいサウンドの中に、そういうチェロやピアノの美しい要素、儚い要素を混ぜる。そこも意識しました。
【OKP‐STAR】 ひとつの曲の中で“静”と“動”の両方を表現するっていうのを、昔からやってみたかったんです。それが「カルペ・ディエム」と「メメント・モリ」でできたので満足してます。
【太志】 レコーディングが終わって、そして最後のマスタリング作業のときに通して聴いて、ものすごくモチベーションが上がったんですよ。癒しを与えることはできないかもしれないけど、でも突き動かすことができる。そういうアルバムだと思います。

(文:大野貴史)

カルペ・ディエム【初回生産限定盤】
Aqua Timez
発売日:2011/02/16[アルバム] 価格:\3,500(税込)
エピックレコードジャパン 品番:ESCL-3645/6

カルペ・ディエム【通常盤】
Aqua Timez
発売日:2011/02/16[アルバム] 価格:\3,059(税込)
エピックレコードジャパン 品番:ESCL-3647

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太志(Vo)、大介(G)、OKP-STAR(B)、mayuko(Key)、TASSHI(Dr)の5人組。
2003年に結成し、東京を中心にライブ活動を行う。
2005年8月24日、1stミニアルバム『空いっぱいに奏でる祈り』をリリース。同アルバム収録曲「等身大のラブソング」に注目が集まり、発売から約半年後、1位を獲得する。
2006年4月5日、ミニアルバム『七色の落書き』をリリース。
2006年12月6日、アルバム『風をあつめて』をリリース
2007年11月21日、アルバム『ダレカの地上絵』をリリース。
2009年3月11日、アルバム『うたい去りし花』をリリース。
2011年2月16日、アルバム『カルペ・ディエム』をリリース。

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