真っ直ぐ想う気持ちだけを曲に…
ずっと【初回限定仕様盤】
ずっと【通常盤】
――「ずっと」は、大切な人に向けた想いが高濃度で詰まった1曲ですね。
【aiko】 ほんとに純粋に真っ直ぐ想う気持ちだけを曲にしようと思ったんです。夜中に家で一旦、目をつぶって頭の中を真っ白にして書きましたね。けっこう重いし、痛いところもある曲なので、冗談っぽく昭和で言う純愛、平成でいうストーカーみたいな曲ですっていってるんですけど(笑)。
――いやでも、この曲で描かれているような気持ちは絶対に忘れちゃダメだなって思いました。
【aiko】 最近は、ライトな恋愛の歌とかも多いとは思うんですけど、最後にはこういう気持ちを感じて欲しいなって思うんですよね。みんな真っ直ぐいきましょう!ってすごく思う。
――柔らかな息づかいとともに歌から始まるオープニングにまずグッときました。一瞬で引き込まれる感じがあって。
【aiko】 今回は歌から始まりたかったんですよね。一番初めのフレーズを何も音が鳴っていない状態で歌いたかったから。
――Aメロなんかはサウンドもかなりシンプルで。だからこそ歌に込められた感情がより伝わってきます。
【aiko】 最初はシンプルやけど、どんどんクレッシェンドしていく感じにしたかったんです。ずっとガマンしてる感情がサビで爆発するみたいなアレンジにしたくって。だからAメロは途中までピアノだけでいき切る感じにしました。
――短いけれどサビに繋げるという意味で重要なBメロもすごくステキ。
【aiko】 しれっとBメロを歌ってサビに入っていく感じですよね。そこもすごくシンプル。最初は大サビもあったんですけど、あえてなくしました。
「永遠」っていうのはあると思う
aiko
――歌に関してはどんな気持ちで臨みましたか?
【aiko】 サビはキーも高いし、後ろの方のメロディーがけっこう上下するので大変なんですけど、歌いきれたときにすごく嬉しくなるんです。この曲のことだけで体をいっぱいにして歌う感じでしたね。
――この曲の真っ直ぐさは「ずっと」「永遠」というワードを使っていることからも明確に伝わってきました。
【aiko】 「愛してる」とか「永遠」とかって、自分が使っていいものなんだろうかって戸惑う言葉だったんですよ。私みたいな甘ちゃんな人間が中途半端な状態で言い切ってしまっていいものなのかなって。20代の頃は特に悩んでいたんですよね。でも今回は、何も考えずにひたすら想うっていうことだけを曲にしたので、「永遠」っていう言葉が使えたのかなぁって思いました。
――必然性を感じるし、説得力を持って使われていますもんね。
【aiko】 私自身、「永遠」っていうのはあると思うんですよ。相手の心の中はわからないけど、自分の気持ちの中には絶対ある。ただ、そうは言っても日々過ごしていると気持ちがブレてしまうこともあるので、それを私は歌で軌道修正させてもらっている感じがすごくするんです。だから、この「ずっと」を歌うときにはきっと、落としてしまった気持ちをまた見つけて拾えるようになるんじゃないかなって思ってます。そういう意味でも、この曲を作れてほんとに良かったです。
(文:もりひでゆき)