ORICON STYLE

Check 2010年11月17日

普通と違う考え方で、クラゲから宇宙…、そして流れ星へ

――コブクロさんの曲のタイトルからドラマのタイトルも決まったそうですね。
【小渕健太郎】 そのお話を聞いた時はビックリしましたけど、すごく嬉しかったです。でも曲を書くにあたっては、具体的に先方から“こうして欲しい”みたいなことはなかったんです。“想い合う二人が結ばれそうで結ばれない距離感を、ぜひラブソングのなかに映して欲しい”ということくらいで…。なので自由に書かせて頂きました。
――キーワードとして“クラゲ”があったとか?
【小渕】 そうなんです。クラゲが水に浮かぶ姿を見ていたら、それが宇宙にも思えたんですね。でも人間は、様々な意味で宇宙や星から影響を受けてきたじゃないですか?で、クラゲってを漢字だと、「水母」と書いたり「海月」と書いたりするんですよ。きっと昔の人もそう思っていたからこそ、この字をあてたのかなって思いましたね。
【黒田俊介】 それ、一時期僕らの間でとっても盛り上がった話題だったんです。そしてどっちの方がいいかって、“ミズのハハ”派と“ウミのツキ”派に分かれたくらいだった。ただね、どうしても“ミズのハハ”派は不利だったんです。
【小渕】 “ミズのハハハ”。
【黒田】 “お前、笑ってんのかぁ!?”ってことで(笑)。
――さて、クラゲから宇宙…、そしてそこからどう流れ星へとつながっていったんですか?
【小渕】 ふと夜、空を見上げてみたらそこに星があって。“そうか、結ばれそうで結ばれない二人かぁ…”、というところから連想して。でも流れ星だからって消えていくんじゃなくて、“同じ星座のもとに帰っていくとしたら?”と考えて…。
【黒田】 そうやって、普通と違う考え方するのが小渕なんです(笑)。僕らに「風見鶏」って曲があるんですけど、普通は“風見鶏”といったら意見がフラフラするみたいな例えに使うのに、真っ直ぐ前を歩いてく歌ですから、あれは(笑)。

コブクロの歌には“小説”と“絵本”のパターンがある

――まさにそこにコブクロのオリジナリティがあるわけですね。
【小渕】 でも、特に最近その傾向が強いんですよ。“もしもこうだったら…”みたいな考え方にハマっているんです(笑)。いわば“現代版のおとぎばなし”を書いたというか。でもやっていてすごく楽しい。
――お二人の曲には、サビに向かってどんどん想いが強くなっていくものもあるけど、今回はまた違うような気がしますが…。
【黒田】 コブクロの歌には“小説”と“絵本”と、ふたつのパターンがある気がするんです。“小説”なら内面も含めて最後にオチじゃないけど、劇的に展開してくものを求めたくなる。でも“絵本”はそうじゃなくて、最初から最後までぽわ〜んとその情景が浮かんでいて、行ったことないのにそこに居るような気にもなれるものだと思うんです。なので今回は、歌う時も“景色の一部になれたら”っていう、そんなイメージでした。
――今年のコブクロはカバーアルバム、そしてスタジアムライブと、これまでにない活動も経験しましたが、今後のことを。
【小渕】 これからも自分達がいいと思う感覚こそを研ぎ澄まして、次に繋げていけたらと思っています。来年春からのツアーに関しても、しっかり時間掛けて準備したいですね。

(文:小貫信昭)

RELEASE

流星

流星
コブクロ
2010/11/17[シングル] ¥555(税込)
ワーナーミュージック・ジャパン WPCL-10882

PROFILE

  • 小渕健太郎と黒田俊介の2人組フォークデュオ。
  • 1998年、ストリートライブを通じて出会い意気投合。コブクロを結成し活動を開始。
  • 2001年、「YELL〜エール〜/Bell」でメジャーデビュー。その後シングル「桜」、「永遠にともに/Million Films」、「ここにしか咲かない花」など、数々のヒット曲をリリース。
  • 2007年3月21日、シングル「蕾(つぼみ)」をリリース、1位を獲得。
  • 2007年11月7日、シングル「蒼く 優しく」をリリース、2位を獲得。
  • 2007年12月19日、アルバム『5296』をリリース、1位を獲得。
  • 2008年10月29日、シングル「時の足音」をリリース、2位を獲得。
  • 2009年4月15日、シングル「虹」をリリース、2位を獲得。
  • 2009年7月15日、シングル「STAY」をリリース、3位を獲得。
  • 2009年8月5日、アルバム『CALLING』をリリース、1位を獲得。
  • 2010年8月25日カバーアルバム『ALL COVERS BEST』をリリース、1位を獲得。
  • 2010年11月17日、シングル「流星」をリリース。

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