――3年半ぶりのアルバム制作はいかがでした? 【福田】 超楽しかったです。今回はメロディーだけでも十分ドラマティックないい曲が揃っているし、自分でも“これ誰?”って思うぐらいニュアンスの変わった声の曲とかもあって、本当にさまざまな歌が入っています。タイトルの『VOICE』は、そういういろんな声を楽しんでもらいたいって意味でもあるし、アーティストは女優と違って歌を伝えるものだから、“声”で届けたいって想いも込めてつけました。 ――ノリで聴くというより、じっくり聴かせる曲が揃ってますよね。なかでもタイトル曲で沙紀さん作詞の『VOICE』は聴き応えがありました。 【福田】 これは一番ドラマ性が強いし、このアルバムの大黒柱です。なので詞も“声にならない声”ってことを意識しました。、詞の内容としては、離れていってしまう男性に対して、素直に待ってとかイヤだとか言えない女の子の感情だったり、それを届けたところで振り返ってはくれないっていう距離感を描いています。書くときはまずサビが出てきて、“下りてきた!”ってぐらいにスラスラ歌詞が出てきました。変に言葉を飾らず気持ちを素直に載せられたので、聴いていて気持ちのいい曲になったんじゃないかな。 ――<私の中に残っている君の言葉さえうまく思い出せない>ってフレーズとか、ストレートに刺さる。埋められない距離感だったり喪失感みたいなものを感じますよね。 【福田】 そこは好きっていう人が多くて、なんか人気ですね(笑)。私がこの曲で伝えたかったのはそのフレーズも含めて、本当の恋を経験したときだけ感じられる想い。私も、私なりに恋をして、だからこそ書けた曲なんです。なので歌うときも感情が高まって、デビュー曲の『アタック1 2005』のときに、“だって涙が出ちゃう”ってセリフを300回以上言わされたときぐらい泣きそうになって(笑)。でも、今回はそれぐらい歌詞にも歌にも想いを込められたし、私自身、初めて胸を張って“聴いてね”って言える作品になりました。
――デビューして5年目になりますけど、自分自身でその間の成長って感じます? 【福田】 感じますね。例えば5年前なら恋愛モノを書くのはご法度的なところがあったけど、今回はそれを破ったし(笑)。だって自分が感じたことを伝えないと説得力がないし、伝わらないじゃないですか。それは休止していた時期も含めて自分が生きてきた証しでもあるし、今まで応援してくれてた人のためにもそういうアルバムを出せたことは本当に嬉しいです。 ――女優とアーティストはどっちも表現する仕事ですが、沙紀さんにとって音楽は素の自分を表現する場? 【福田】 ん〜、そこは難しいです。とはいえ全部出し切れるわけではないので。ただ、きちんと人に伝わる音楽をやりたいっていう欲求はすごくありますね。私は女優から始まっているけど、2〜3才から親と毎週カラオケに行ったり、7才から歌と演技とダンスのレッスンをしてきたから、歌で表現することはすごく自然で。デビュー5周年ではあるけど、実際は人生の半分以上を音楽に費やしてきたんです。だからこそ、今はやるんだったらもっとちゃんとやろうって思います。もっと良くできるんじゃないかって、欲がすごく強くなっていますね。
(写真:鈴木健太 文:若松正子)
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Spr*ing for you【初回生産限定盤】 福田沙紀 発売日:2010/03/03[シングル] 価格:\1,500(税込) EMIミュージック・ジャパン 品番:TOCT-45026
【生年月日】1990年9月19日 【出身地】熊本県 【血液型】O型 『第10回全日本国民的美少女コンテスト』演技部門賞を受賞。 出演代表作は、『ライフ』(フジテレビ系)、主演ドラマ『メイド刑事』(テレビ朝日系)、主演映画『櫻の園』、映画『ヤッターマン』。 2005年5月18日、シングル「アタックNo.1 2005」で歌手デビュー。 2009年8月12日、シングル「明日への光」をリリース。 2010年3月3日、アルバム『VOICE』とシングル「Spr*ing for you」をリリース。
【過去の特集】 ■美的★WOMAN JOURNAL Vol.9 福田沙紀 『主演作“櫻の園”からプライベートな恋愛論まで18才の素顔解禁』(2008/10/15)
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