ORICON STYLE

Check 2010年12月15日

30代になったときのそれぞれの思い

――前作『orbital period』から3年、ついにニューアルバム『COSMONAUT』が完成しました。この作品に対して、今抱いている率直な思いを聞かせてください。
【藤原】 音的なことは、まだ客観的にはなれないんですけど、これまでと違うところは、(デモの段階で)曲がまとまって生まれていたこと。なので、集中していっぱいスタジオに入って作った曲たちがこのアルバムに収められています。その環境は僕らにとってとてもよかったし、すごくいい状態で作れたアルバムだなと思います。僕が最初にひとりで曲を書くときも、みんなでレコーディングするときも、すべて作品を聴いてくれるリスナーがあってこそのことなので。やっとそこまでくることができたんだなと思います。
【升】 バラエティに富んだ曲が入っているんだけど、すごく作品としてまとまりのあるアルバムになったなと思います。聴いてもらえることがうれしくてしょうがないです。
【直井】 僕も升くんと同じでバラエティ豊かなアルバムになったと思うし、すごく楽しいアルバムだなと思います。
【増川】 まだ全体を通してこうとはいえないんですけど、1曲1曲、ものすごい曲が集まっているなと感じています。
――メンバー4人が30代になって初のアルバムであることが、作品の内容にも大きく影響していると思います。
【藤原】 それはあると思います。30代になったときは、メンバーそれぞれ思うところがあって。僕ら4人は幼なじみでもあるし、これまでを振り返ったときに、どの景色にもお互いが存在しているんですよね。そうやって、共通の記憶や経験がすごく多いので、これだけの時間を一緒にいて、バンドをやって、今生活をしているその事実にあらためて驚いたし、感動したし、切なくもなりました。そのなかに音楽があったので、必然的に曲の内容にも影響していると思います。

頭のなかにずっとしまってあった言葉

――『COSMONAUT』(=宇宙飛行士)というタイトルはどんな思いでつけましたか?
【藤原】 「宇宙飛行士への手紙」という曲が先行シングルとしてリリースされましたけど、この言葉は僕の頭のなかでずいぶん前……、アルバム2作品前(『ユグドラシル』)くらいから存在していたものだったんです。個人的には大きな思いが詰まっている言葉というか……。それは全然説明できない思いでもあるんですけど、きっとどこかのタイミングでアルバムのタイトルになるんだろうなとは漠然と思っていて。でも、今回のアルバム制作期間にできた、ある1曲にタイトルをつけることになって、そうしたら“宇宙飛行士への手紙”という頭のなかにずっとしまってあった言葉がポロッと出てきて。“もう、これしかないわ”と思ったのが「宇宙飛行士への手紙」というシングル曲になったんです。なので、アルバムには、その余韻で“宇宙飛行士”という意味をもつ別の言葉をつけようと思って、『ASTRONAUT』と『COSMONAUT』というふたつのタイトルが候補に上がって。そこからみんなで話し合って、“ASTRO”より“COSMO”のほうが単語的にほかにも魅力的な意味合いがあるということで、『COSMONAUT』になったんです。
――アルバムが完成したいま楽しみにしていることはなんですか?
【直井】 僕は4人でライブがしたいですね。この曲たちをステージで鳴らしたいという思いでいっぱいです。生で鳴らしたら絶対気持ちがいい曲がそろっているので。
【増川】 僕も直井くんと同じ気持ちなんですけど、このアルバムは演奏するうえで自分のキャパシティを超えた曲がそろっているとも思うんです。だからこそ、ライブに挑んでいる自分を想像するとすごくワクワクします。
【升】 とにかくこのアルバムを聴いてもらって、いろんな人の感想を聞くのがすごく楽しみです。
【藤原】 ただひとこと、やっと聴いてもらえることがホントにうれしいです。すべての曲がリスナーに聴いてもらってはじめて完成するので。それが、曲の使命だと思うから。

(文:三宅正一)

RELEASE

COSMONAUT

COSMONAUT
BUMP OF CHICKEN
発売日:2010/12/15[アルバム] 価格:¥3,059(税込)
トイズファクトリー 品番:TFCC-86347

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