ORICON STYLE

2010年07月21日
 アニメ『NARUTO−ナルト−疾風伝』のエンディングテーマ「For You」や、3月にリリースした2ndアルバム『Two of Us』が好評を博している名古屋の歌姫AZUが、小田和正の名曲カバー「たしかなこと」をリリース。自分にとって夢であるというこの曲について、また、女の子をテーマにしたという今回のシングルについて話を聞いた。

音楽があって自分がいると気づかせてくれた楽曲

── まず、小田和正さんの楽曲をカバーしたいと思った経緯を教えてください。
【AZU】 この「たしかなこと」は5年くらい前、私がまだインディーズだった頃にリリースされた曲。その頃の私は、音楽活動にすごく悩んでいて、音楽の道を諦めようとさえ思うほどだった。そんなとき車を運転していて、この曲がふとラジオから流れて来て。歌詞にものすごく胸を打たれたんです。特に「いちばん大切なことは/特別なことではなく〜今の気持ちのまゝで/見つめていること」という一説にめちゃめちゃ共感して、車を停めて号泣してしまった。
── 音楽を好きな気持ちさえ持っていれば、それがたしかなことなんじゃないか、と?
【AZU】 はい。音楽があって自分がいるんだと、改めて気づかされた。私はいったい何を欲張っていたんだろう?って、自分の小ささに気づき、初心を思い出すことができた。だから、転機というか、もう一度自分が初心に返って頑張ろうと思えた曲でした。
── 「AZUにとってこの曲は○○である」の○○には、どんな言葉を当てはめる?
【AZU】 夢かな。この曲を聴いたとき、自分の夢を諦めずに頑張ろうという強い気持ちをもらえたのがひとつ。それと、デビューしたらこの曲をカバーしたい!というのも夢のひとつになっていて。実は今回のような4つ打ちのエレクトロなサウンドでやりたいというアイディアは、その当時から温めていたものなんです。今回その2つ目の夢も叶えることができました。

シングルのテーマは女の子!ウェディングで使ってもらえたら嬉しい!!

── ちなみに、小田さんの歌を初めて聴いたのは、何才くらいのときですか?
【AZU】 小学校1年生くらい。母親がファンで、家でよくオフコースさんのレコードをかけていた影響もあって好きになりました。私がデビューする前は、よく家族でコンサートを観に行ってたんですよ。毎年やっている「クリスマスの約束」の観覧も、たくさんハガキ書いて応募していたくらい好きで。「たしかなこと」をリリースされたときも母とコンサートを観に行っていて、歌う前に「何十年やって来て、悔しいこと裏切られたこと傷ついたこともいっぱいあった。辞めようと思ったこともある。でも諦めずにやって来たことで、こういうステージに立てている」という話をされていて。私、もう、すごい!って感動して。諦めなくていいんだとすごく勇気づけられたし、私も絶対にこんな風になりたいと決意を新たにしたことを覚えていますね。 ── AZUさんファンの中には、原曲を知らない子もきっと多いと思う。そういう子たちには、この曲から何を感じてほしい?
【AZU】 私は初めて聴いたとき、すごく愛情があると思ったんです。「愛してる」という言葉は出てこないのに、すごく深い愛情を感じ、温かく包まれている気持ちになった。言葉にしなくてもしっかり伝わる愛情がある、深いところでの愛を感じてもらえたらうれしいです。
── 今回は「たしかなこと」を含め4曲を収録。1枚のシングルとしてはどんなイメージですか?
【AZU】 テーマは女の子です。まず小田さんの楽曲を女性がカバーするのは初めてのことだというのがあって。2曲目の「We LOVE」は、アップテンポで女の子の夏のはじけたイメージ。3曲目「Angel」は、女の子目線での母親への感謝を込めたバラード。そして4曲目の「Strawberry Pie」は、彼氏にお菓子や料理を作ってあげたいという、甘いスイーツと恋をかけた曲。例えば結婚式の披露宴で、入場するときは「We LOVE」と、1枚まるごと使ってもらってもいいと思います。ジャケットの写真も、ちょうど花の髪飾りでウエディングっぽいし。もちろん男の子をはじめ、今回は、たくさんの女の子に聴いてほしいって思っています。

(文:榑林史章)

たしかなこと【初回生産限定盤】
AZU
発売日:2010/07/21[シングル] 価格:\1,500(税込)
アリオラジャパン 品番:BVCL-109/10

たしかなこと【通常盤】
AZU
発売日:2010/07/21[シングル] 価格:\1,200(税込)
アリオラジャパン 品番:BVCL-111

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16才でシンガー・AZUとしてクラブシーンへデビュー。HOME MADE 家族のオーガナイズイベント『ON THE RUN』へレギュラー出演していたユニット“SNAZZY BLOW”“R”に参加。 2006、SEAMOのアルバム『Live Goes On』に収録の「心の声」でフィーチャリングボーカルとして抜擢され、PVへの出演も果たす。
2007年5月30日、シングル「CHERISH」でメジャーデビュー。
2008年7月2日、SEAMOをフィーチャーしたシングル「時間よとまれfeat.SEAMO」をリリース。
2008年7月23日、アルバム『AS ONE』をリリース。
2010年3月17日、アルバム『Two of Us』をリリース。
2010年7月21日、シングル「たしかなこと」をリリース。

【関連リンク】
■シングル「時間よとまれfeat.SEAMO」インタビュー
 『SEAMOをフィーチャーしたストレートなラブソング!』 (2008/06/19)

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