ORICON STYLE

2009年11月18日
自分の実体験に当てはめて書いた歌詞

――新曲「Orion」は冬にピッタリなミディアムバラード。意外とテンポ感はあるんですけど、キレイなメロディーにピアノとストリングスの音色がマッチしていて、とてもドラマティックな仕上がりですよね。
【千紗】 大輔さんから曲を受け取ったとき、まず感じたのはせつない曲だなってことだったんです。それで思いついたのが、地元にいた頃によく星空を見上げながら想いにふけっていたなっていうこと。だから、今回は星座を歌詞の題材にしてみようって思ったんです。

――そこからオリオン座が導き出されたと。
【千紗】 はい。今回歌詞にするに当たってギリシャ神話を調べてみたら、3つくらいあるオリオン座の説の中に自分の実体験に重なるストーリーがあったんです。だから、それを取り入れて書いていきました。それは狩りの上手な男性オリオンと、月の女神・アルテミスが恋に落ちる物語。でも、そんな2人の関係をよく思っていなかったアルテミスのお兄ちゃんの策略で、ある日アルテミスは、オリオンだと気付かずに彼を弓で射止めてしまうんです。あとでその事実を知ったアルテミスは、ものすごくショックを受ける。それで、どうしてもオリオンを形に残してほしくて星座にしてもらう物語なんです。

――なるほど。その物語をベースにしつつ、そこに実体験を組み込むわけですね。
【千紗】 そうです。実体験のほうは、東京に来て初めての恋愛がモチーフ。お互いに彼氏彼女だと確認してはいなかったんですけど、私の中ではもうつき合っているって思っていたんですよ。でも連絡が途絶えたときがあって。それで、どうしたのか友達伝いに確かめてもらったら、私とは別に彼女ができてたんです。

――だから“信じていることが真実とは限らない”っていう歌詞が出てきたんですか?
【千紗】 そうなんです。自分が思い込んでいたことと真実は違ったんですよ。しかも、別にそれを確かめなくても良かったのに、知ってしまったがためにものすごくショックを受けた。そこがアルテミスと同じだなと思ったので、2つを照らし合わせて書いてみました。

新しいGIRL NEXT DOORの世界観を楽しんでほしい!

――そういう実体験が描かれた楽曲だからなのか、すごく歌にも感情がこもってますよね。
【千紗】 今回は1コーラス目にリズムが入っていないし、曲も自分の歌で始まる構成。いつも以上に声が鮮明に聴こえるので、レコーディングでは言葉を大切にすることを心がけました。それだけに緊張もしたんですけど、自分の声がクリアに聴こえてくる分気持ちが溢れ出すので歌っていて気持ちよかったですね。

――今回は、カップリングの「時の雫」もバラード。今までとはまた違う面というか、ちょっと大人っぽい2曲になってますよね。
【千紗】 まさにおっしゃる通り!デビューして1年がたったということもあって、今回は少し大人になったGIRL NEXT DOORをみなさんにお届けしようと思ったんです。だから、変わった私たちを見てほしいっていうことで、敢えてカップリングもバラードにしたんですよ。

――「時の雫」は四つ打ちでもないので、本当に新鮮。こうやって、どんどん表現の幅が広がるのはいいことですよね。
【千紗】 はい。私もいろいろ発見できるので楽しいし、自分の幅が広がって行くのは自信にもなりますね。でも、まだまだ自分にはできないことのほうが多いとも思っていますし、“もう完璧!”なんて思っちゃったら、たぶんそこで終わっちゃうと思います。だから、これからも常にハングリー精神を持ってやっていきたいと思っています。

(文:高橋栄理子)
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Orion【CD+DVD】
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GIRL NEXT DOOR
発売日:2009/11/25[シングル] 価格:\1,890(税込)
エイベックス・トラックス 品番:AVCD-31716/B
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Orion【CDのみ】
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発売日:2009/11/25[シングル] 価格:\1,050(税込)
エイベックス・トラックス 品番:AVCD-31717
http://www.oricon.co.jp/dealer/amazon.php?POS_CD=4988064317172着うた配信
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PROFILE

千紗(Vo)、鈴木大輔(key)、井上裕治(G)の3人組。
関西を中心にダンス活動をしていた千紗は、上京後にはダンス、ボーカル、演技などのレッスンを重ね、CMや映画・ミュージカルなどで経験を積んでゆく。鈴木大輔は、2002年8月day after tomorrowのキーボーディストとしてデビューし、現在は多くのアーティストへの楽曲提供と精力的な作家活動を行う。井上裕治は、サポートギタリストとしてプロになった後、自身のグループでメジャーデビューするが1年で解散。スタジオ、サポートギタリストを続けつつ、本格的に作曲活動に力を入れ始め、数々のプロジェクト、サポートに入りつつ現在にいたる。
2008年9月3日、シングル「偶然の確率」でメジャーデビュー。初登場3位を記録。
2008年12月24日、アルバム『GIRL NEXT DOOR』をリリース。
2008年12月、『第50回日本レコード大賞』で新人賞を受賞。
2008年12月31日、『第59回NHK紅白歌合戦』に初出場。
2009年4月15日、シングル「Seeds of dream」をリリース。
2009年6月10日、シングル「Infinity」をリリース。
2009年11月25日、シングル「Orion」をリリース。

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