ORICON STYLE

2009年11月18日

My Little Lover SPECIAL INTERVIEW

どんな経験でも絶対に自分の財産になる

――『そらのしるし』は、akkoさんの生き方が見えてくるアルバムですね。

【akko】心構えや目指している方向は、『AKKO』を作った頃からブレてはいないけれど、自分が信じている願いや思いの輪郭が以前よりももっとはっきりしたことで、それを明確に言葉(歌詞)にできるようになりましたね。例えば、『もし愛して欲しいならば、それ以上に愛すればいい』という歌詞がきっぱり言えちゃった自分がなんだか爽快で(笑)。生きていると大変なことはいっぱいあるけれど、小さな喜びや幸せはそこらじゅうに転がっていて、それを拾い上げるのは自分次第。とにかく、どんな経験でも絶対に自分の財産になるし、今生きていることや時間が常に流れていることを感じることが大切なんだなって。

――このアルバムには「自分の五感を信じなきゃ!」っていうakkoさんがいますね。

【akko】そうなの!“自分の五感を研ぎすませ!”(笑)みたいな思いが根底にある作品だと思います。たとえ目に見えないものでも何かを感じること、イメージすること・・・昔は八百万の神だの妖怪だの、もっと気配を感じていたと思うんですよね。でも現代では情報過多なところがあるから、よく考えなくても簡単に知りたいことがわかってしまう。でも本来はいろいろなことを想像するから、新しい何かが生まれたり感動したりするわけですよ。このアルバムが想像力をかき立てるきっかけになってくれたら、とても嬉しいです。

視線を上げて、空を見上げて生きていきたい

――そんなメッセージを決して押し付けがましくなく、Popsとして届けているというのが、akkoさんらしいと思いました。

【akko】ええ。Popsであるというのも大事なキーワードでしたね。「ほしつきよる」の歌詞に<君と過ごした時をもう一度なんてありふれてるかな>というフレーズがあるんですけど、実は最初<世界平和だとか言ったなら偽善(うそ)っぽく聞こえるかな>って書いていたんです。そこに込めた思いはとても強くて大切なものだけど、“世界平和”にしてしまうとどうも私らしくないというかポップ感が減るような気がして・・・。例えば、忌野清志郎さんだったら“世界平和”って言い切るだろうけど、私が歌うと違和感があった。ギリギリまで揺れたんですけど、同じ思いを違う言葉で表現することにしました。

――空がキーワードになっている楽曲が多いですね。

【akko】もともと空を見上げるのが好きというのもあるんですけど。最後に入っている「背景のような空」が大事な役割を担ってくれましたね。この曲は私がギターを弾きながら作ったんですけど、このアルバムの中でいちばん最初にできた曲で。とにかく、この歌ができた瞬間から“これはアルバムのキー曲になる!”と思えた。この歌が“空”というキーワードをくれたし、他の楽曲を導いてくれたような気がします。私は視線を上げて、空を見上げて生きていきたい。そんな思いが“そら”という言葉に自然と繋がりました。

(文:松浦靖恵)

RELEASE

そらのしるし【CD+DVD】My Little Lover

そらのしるし【CD+DVD】
My Little Lover

発売日:2009/11/18[アルバム]  価格:¥3,800(税込)
ORS 品番:AVCO-36026/B

CDを購入する(Amazon)このCDについて語ろう

そらのしるし【CDのみ】My Little Lover

そらのしるし【CDのみ】
My Little Lover

発売日:2009/11/18[アルバム]  価格:¥3,059(税込)
ORS 品番:AVCO-36027

CDを購入する(Amazon)着うた(R)配信

PROFILE

Mr.Children、レミオロメン等のプロデュースを手掛ける小林武史が、ボーカルにakkoを起用してユニットを結成。
1995年5月1日、シングル「Man&Woman/My Painting」でデビュー。
1995年12月5日、1stアルバム『evergreen』をリリース。1位を獲得し、ミリオンセールスを記録。
2001年12月12日、シングル曲を収録したアルバム『singles』をリリース。1位を獲得。
2004年、デビュー10周年目を迎え、4月28日に10周年記念シングル「風と空のキリム」とアルバム『Self Collection〜15currents〜』をリリース。
また、「Hello,Again〜昔からある場所〜」「白いカイト」「ALICE」「YES〜free flower〜」等、数々のヒット曲を世に送り出し、現在に至るまでその音楽性は絶大な信頼を獲得してきた。
2006年、エイベックスに新たな活動の場を移し、シンガーakkoの新たな可能性を広げるべくソロプロジェクトとして始動。
2006年12月6日、アルバム『akko』をリリース。
2008年5月1日、アルバム『アイデンティティー』をリリース。
2009年11月18日、アルバム『そらのしるし』をリリース。

  • OFFICIAL SITE
  • ARTIST PAGE
  • ARTIST COMMUNITY

過去の特集

■シングル「blue sky」
  『生活の中の実感から生まれた新曲とは?!』(2009/08/05)
■シングル「あふれる」インタビュー
  『話題のドラマ挿入歌の今作は、切なくも前向きなミディアムバラード!』(2007/03/07)

⇒その他、My Little Loverの特集&インタビュー 一覧はこちら