ORICON STYLE

2009年05月07日
 Superflyの新曲「My Best Of My Life」は、名曲誕生の呼び声も高い、初の王道バラード。25歳の越智志帆、これが等身大の“ My Life”。現在、CX系ドラマ『BOSS』の主題歌としてオンエア中です。

さまよう自分の孤独感がキーワード

Superflyの写真

──心にジワッと効いてくる、美しいバラードですね。
【越智】 ありがとうございます。1年くらい前、優れたメロディのバラードを作りたいと思っていた時期の1曲なんです。いつものハイトーンではないんですけど、素朴で、言葉が自然に入ってくるメロディがいいな〜と思っていて。

――そこに乗せたい言葉のイメージもあったんですか?
【越智】 仮歌を歌っているときに、情景が浮かんできたんですよ。真夜中の広い砂漠で、暗い蒼の中を、違和感を感じながらさまよっている私がいたんです。そのときに感じた孤独感は、ひとつのキーワードでしたね。

──それは志帆さんの気持ちとリンクするものだった?
【越智】 昨年のアンコールツアーくらいから強烈な孤独感を感じるタイミングがあったんです。すごく気持ちが張り詰めていて、いろんなモノが敏感に見えてくる時期だったんですよね。“人は孤独な生き物なんだな”ってことを、すごく考えるようになって。孤独だからこそ、人はさみしさや、優しさを持ち寄ったりして、そして支え合っていく生き物なんだなって思いました。それは当たり前の事なんですけど、それまで自分が感じなかったことを感じて、いろんな壁にぶち当たっても、それでも前だけ向いていきたいという、ちょっと強がりな女の子を等身大に歌ってみました。まだ25歳だから、すべてを知っているワケではなく、でも10代のようなヤンチャさは取れつつ(笑)。とにかく前だけ向いていたい!っていう25歳です。


ここから先は、より引っ張っていかなければならない

Superflyの写真

──言葉遣いがすごくリアルですよね。グッときた歌詞が、<ただ 全力で生きてる/それだけなのに/どうして人は 後悔を重ねる…?>ってところ。共感します。
【越智】 アマチュア時代からSuperflyとして活動してきて、1stアルバムをリリースする、その期間はそれまでのベストアルバムを作ればよかった。みんなが作ってくれた道を、私は自由に泳いでいればよかったんですよね。でも、ここから先は自ら道を作って、新しいモノをどんどん生み出していかなければならない。プロジェクトの先頭に立って、より引っ張っていかなければならないっていう意識が強くあったんですよね。

──使命感が強くなったんですね。
【越智】 そうなんですかね?1stアルバムまでは、ただ突っ走ればよかったけど、今は逆に日々を慎重に、答えを求めながら歩いている気がして。

──だからこそ後悔することも、多々あると。
【越智】 そうですね。でも後悔するときって、あきらめの気持ちが強くなったり、弱気になって一生懸命のパワーがないときかな。自分に負けたときに後悔はしていますね。だから絶対に、生き方に妥協したくないって、すごく思っています。

一発録りで聴いたことのない自分の声が出た!

──ピアノ主体のシンプルなアレンジですけれど、声と音が融合したときのチカラってすごいな〜と思いました。
【越智】 きっとメロディが秘めている感情の強さを、プロデューサーをはじめ制作スタッフのみんなが、それぞれの立場で感じとって形にしていったモノが、この曲なんだって気がしていて。ピアノサウンドもちょっと物悲しい感じになっていて、感情を伝えるということが、様々な角度からできた気がしています。

──というバラードのあとに入っている2曲は、超rockn’roll!ですね〜。ボリューム満点のシングルですよ。
【越智】 そうですね。2曲目の「Welcome To The Rocikn’Show」は、ライブのオープニングとして、多保(孝一)くんに書き下ろしてもらった曲なんです。

──1曲目でアガりますよね〜。
【越智】 知らない曲なのに、お客さん踊っていましたからね(笑)。これは思い出として収録しました。

──そして恒例のカバー曲、リック・デリンジャーの「Rock And Roll Hoochie Koo」は、素晴らしい方々とスーパーセッションしているんですね。
【越智】 そうなんですよ〜。ドラムがBLANKRY JET CITYの中村達也さん、ベースがストレイテナーの日向秀和さん、ギターがMO’SOME TONEBENDERの百々和宏さんなどなど豪華メンバーでの一発録りでした。すごかった〜。

──室内温度が上昇しそうですね。
【越智】 目が覚めました(笑)。プロデューサーの蔦谷(好位置)さんが紹介してくださったメンバーであり、この曲だからこそ集まったメンバーでしたから。みんな攻めのプレイで、音に煽られて想いのままに歌いました。聴いたことのない自分の声が出ました。

──触発されたんですね。
【越智】 ハイ。こんなことってホンマにあるんやなと思いましたね。気迫と感情が音でメラメラと伝わってきて、本当に煽られるんですよ。“もっと行け!”って。ヤンチャな少年のような人たちばかりで、本当に音楽大好きなんだな〜と感じました。

──それでは、志帆さんが人生において大切にしていることを教えてください。
【越智】  あきらめないことですね。意地になってでもあきらめないことが大事。何に対してもそう思っています。

(文:三沢千晶)

RELEASE

My Best Of My Life
Superfly
発売日:2009/05/13[シングル] 価格:\1,200 (税込)
ワーナーミュージック・ジャパン 品番:WPCL-10675

PROFILE

2004年、地元愛媛の大学サークルにて越智志帆(Vo)、多保孝一(G)が中心となりバンド“Superfly”を結成。
2007年4月4日、シングル「ハロー・ハロー」でメジャーデビュー。
2007年8月1日、シングル「マニフェスト」をリリース。
2007年11月、多保孝一(G)がコンポーザーとしての活動に力を入れるべく、メンバーという表舞台から退く事を発表。Superflyは、越智志帆(Vo)のソロユニットとなる。
2007年11月28日、Superfly×JETとして、シングル「i spy i spy」をリリース。
2008年2月27日、シングル「愛をこめて花束を」をリリース。
2008年4月23日、シングル「Hi-Five」をリリース。
2008年5月14日、アルバム『Superfly』をリリース。1位を獲得。
2008年9月10日、シングル「How Do I Survive?」をリリース。
2009年5月13日、シングル「My Best Of My Life」をリリース。

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