ORICON STYLE

2008年10月29日
僕たちは時計の長針と短針のよう

――この曲が完成するまでのことを教えてください。
【小渕】 少し前に、10周年の記念ライブをやったんですが(9月6日、和歌山・紀三井寺陸上競技場)、そのステ−ジで歌うための新曲を作ろうってことで準備していたのが、この曲です。で、その日を目指してなんとなく書き始めてはいたんですけど、ある日、黒田が僕に向かって、“自分達は身長差もあるし、まるで時計の長身と短針のようだ”って、そんなことを言ってね(笑)。その言葉がヒントになって、ば−っとイメ−ジが広がりましたね。

――確かに歌詞の中に、長い針と短い針が出てきますね。でも黒田さん、この例えは、どんな時に思いついたんですか?
【黒田】 2人でスタジオに居て、ふと壁を見たら、そこに時計があったんですよ。“あ、これ、いいなぁ”と(笑)。僕らは普段、それぞれに違う時間軸で動いている。でも、短針と長針は、重なるときもある・・・。“そんなテ−マで書けないか?”って、小渕に言ったんですけどね。でも最初はね、10周年に向けて曲を作るといっても、核となるものがなかなか見つからなくて苦労したんですけどね。
【小渕】 僕らが10年前にストリ−トで歌い始めたときは、まさに2人だけでふたつの針を回そう、回そうとしていたわけなんです。やがて、いろいろと協力してくれる人達が増えて、時計でいえば後ろ側の歯車のように、僕らを支えてくれたんですね。でも、状況が変わっても、変わらす同じ時を刻んで来られたのが僕らの誇りなんです。そして、これからもその繰り返して行きたいなという、そんな願いもこの歌には込めていますね。

これまで支えてくれた人たちに“ありがとう”

――この区切りの年だからこそ自分達を見つめ直せたようですね。
【小渕】 大サビのところが今までにない感じの2人の掛け合いになっているんですけど、まさにそこですね。“想い”が“言葉”“言葉”が“光”にって、そんな言葉でつないでいくんですけど、やがてそれが“道”に至るんです、ってつながっていくんですけど、この順番にもちゃんと意味があるんです。“想い”がいきなり“道”へはつながらない。必ずや何かを通っていかないといけない。その分時間は掛かるけど、時間を掛けた分だけ、僕らは過去にも曲を生み出してきたんだし、これからもそうするんだと思いますね。

――11年目に向けて、最後にメッセ−ジを頂けますか。
【黒田】 ここまでやってきて、フォ−マットみたいなものもできてきて、それはそれで成果ですけど、今の僕らはその先に行きたいんですよね。そのためにも、ああしなくてはいけないみたいなこと、すべてを取り去って、その後に残るコブクロだけにしかない“武器”をね、まずは2人で、僕らの力だけで磨いておきたいですね。

(文:小貫信昭)
RELEASE
時の足音 特別限定盤<10YEARS EDITION>

時の足音 特別限定盤<10YEARS EDITION>
コブクロ
発売日:2008/10/29 [シングル] 価格:\1,500(税込)
ワーナーミュージック・ジャパン 品番:WPZL-30102/3
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時の足音

時の足音
コブクロ
発売日:2008/10/29 [シングル] 価格:\1,200 (税込)
ワーナーミュージック・ジャパン 品番:WPCL-10621
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PROFILE

小渕健太郎と黒田俊介の2人組フォークデュオ。
1998年、ストリートライブを通じて出会い意気投合。コブクロを結成し活動を開始。
シングル「桜」「永遠にともに/Million Films」「ここにしか咲かない花」など、数々のヒット曲をリリース。
2007年3月21日、シングル「蕾(つぼみ)」をリリース。1位を獲得。
2007年11月7日、シングル「蒼く 優しく」をリリース。2位を獲得。
2007年12月19日、アルバム『5296』をリリース。1位を獲得。
2008年10月29日、シングル「時の足音」をリリース。


過去のインタビュー

■シングル「ここにしか咲かない花 」インタビュー
 『逞しさや豊かさを伝えたい』(2005/05/18)

■絢香×コブクロ シングル「あなたと」インタビュー
 『3人の歌声が心に沁みる、秋にピッタリのバラ−ド』(2008/09/17)

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