ORICON STYLE

2008年10月01日

AquaTimezが大ヒットした「虹」に続く待望の新曲「夏のかけら」をリリース!新垣結衣主演の話題の映画『フレフレ少女』の主題歌にもなっている、この季節にぴったりの切なくも心温まるミディアムナンバーだ。

日々の暮らしで感じてることを最もリアルに書けた詞

Aqua Timez

──ニューシングル「夏のかけら」はノスタルジックでセンチメンタル、でもハートウォーミングな仕上がりですね。
【太志】 そう。あの頃はよかったな、という想いがあって。でも今は違っている、という現実もしっかり認めて。そして大人になった現在をどう生きるかっていうことを考える。その一連の流れの最初にあるのが、やっぱり“懐かしむ”っていう行為だと思うんです。よく“思い出にひたってばっかりじゃダメだ”とかいう意見があるじゃないですか。でも僕は逆に“思い出にひたって何が悪いんだ”って言いたいっていうか。あの頃は素敵だったなっていう気持ちがあるからこそ、もっと素敵なことがあるんじゃないかって、探し続けられるような気がするんですよね。だから思い出にひたるっていう行為は、恥ずかしいことでもないし悲観的なことでもない。むしろ素晴らしい行為だと思っています。

――ただ単に、子供の頃はよかったな、と振り返っているだけじゃないわけですね。
【太志】 自分は今、感傷にひたりたい年頃なんでしょうね。年齢を重ねたことで“懐かしむ”っていう感覚も増えてきたし。青春を振り返ることができるようにもなったし。で、そういうことを踏まえた上て、じゃあ現在をどんなふうに生きていったら楽しいかな、みたいなことを考えるわけです。

――サビの直前の<不幸せなわけでもないのに 何故か ためいきが零れ落ちてく>という一節が強く印象に残りました。
【太志】 僕が日々の暮らしで感じてることを最もリアルに書けたなって思っているのが、まさに、その部分なんですよ。で、そういう人って他にもたくさんいるような気がして。決して不幸じゃないんだけど、でもすごく幸せだとも言い切れない、みたいな。



物悲しい雰囲気を温かみのあるバンドサウンドで表現した

──子供時代の自分はどうだったかな、とか。現在の自分は幸せだろうか、とか。いろいろ考えさせられる曲ですね。そういう意味でも秋という季節にぴったりかも。
【太志】 秋って、すごく考えたくなる季節ですよね。夏の賑やかさが消えて、だんだん静かになっていくじゃないですか。風景の色も緑から赤に変化していくし。そういう中で、ちょっと物悲しい感じになるのって僕は嫌いじゃないですね。

──その感じはアレンジ面でも、しっかりと表現されていますね。
【大介】 懐かしさだったり。秋らしさだったり。あと哀愁とか。そういった雰囲気を出すには、やっぱりアコースティック・ギターしかないだろうと思ったんです。しかも、できるだけシンプルに弾くように心がけました。シンプルがゆえに、その表現が難しかったんですけど。
【mayuko】 物悲しい雰囲気を温かみのあるバンドサウンドで表現したいと思ったんです。だから生のピアノと生のハモンドオルガンをメインで弾いてます。これまではキラキラした音を重ねたりもしてたんですけど、この曲は音数も少なく、とにかくシンプルにアレンジしました。
【TASSHI】 ドラムに関しても、やっぱりシンプルな感じっていうのを意識しつつ、でも最初から最後までシンプルなままだと平坦な印象になってしまうので、そのへんは工夫をして。最初はマーチングドラムで始めてみたり、2番でブレイクを入れてみたり・・・ということをやってはいますけど全体的には一歩引いた感じにできたんで、よかったと思います。
【OKP‐STAR】 この曲はピアノとアコギが完全に雰囲気を作り出してくれてるんですよ。だからベースで土台を支えるっていう感じではなかったですね。どっちかといえば、そのピアノとアコギが作りだしてくれた世界の中で、ゆったりとした時間の流れを演じるっていうか。そういう気持ちでベースを弾きました。
【太志】 今までは、とにかく音をたくさん詰め込んで“全部乗せ”っていう感じにしてたけど。今回は、いい意味で力を抜いたアレンジになってるよね。
【mayuko】 わびさびを取り入れたっていうかね。
【太志】 うん。これからは僕らのことを“わびさびミクスチャー”と呼んで下さい(笑)。

(写真:大野貴史)


夏のかけら
Aqua Timez
発売日:2008/10/01[シングル] 価格:\1,050(税込)
エピックレコードジャパン 品番: ESCL-3105



■PROFILE

太志(Vo)、大介(G)、OKP-STAR(B)、mayuko(Key)、TASSHI(Dr)の5人組。
2003年に結成し、東京を中心にライブ活動を行う。
2005年8月24日、1stミニアルバム『空いっぱいに奏でる祈り』をリリース。同アルバム収録曲「等身大のラブソング」に注目が集まり、発売から約半年後、1位を獲得する。
2006年4月5日、ミニアルバム『七色の落書き』をリリース。
2006年7月5日、シングル「決意の朝に」(映画『ブレイブストーリー』主題歌)をリリース。
2006年11月22日、シングル「千の夜をこえて」(映画『劇場版 BLEACH MEMORIES OF NOBODY』)をリリース。
2006年12月6日、アルバム『風をあつめて』をリリース
2007年5月9日、シングル「しおり」をリリース。
2007年8月1日、シングル「ALONES」をリリース。
2007年10月31日、シングル「小さな掌」をリリース。
2007年11月21日、アルバム『ダレカの地上絵』をリリース。
2008年5月8日、シングル「虹」をリリース。
2008年10月1日、シングル「夏のかけら」をリリース。

■過去のインタビュー

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