ORICON STYLE

2008年09月24日
つじあやの Special Interview
東京と京都 2つの色を持つカバーアルバムが完成!

今回は、自分がカバーしないような曲にチャレンジ

──4年ぶりのカバーアルバム『COVER GIRL 2』。カバーする楽曲を選ぶにあたっての基準は?
【つじ】 私は60年代のフォークとかが好きなので、どうしても古い曲を選びすぎてしまう傾向があって。でも前作『COVER GIRL』でルーツ的なことはたくさんやったから、ちょっと今回はそれだけじゃなく新しい風を入れたいなあと思ったんです。だから“いい曲ですごく好きなんだけど、でも自分がカバーするとは思えない曲”っていうのを、あえて取り上げてみようっていう気持ちがありました。例えばm-floさんの「come again」のような曲であったり。

──最も意外でした。衝撃的だった、と言ってもいいかも(笑)。
【つじ】 ですよね(笑)。もちろん「頼りない天使」(FISHMANS)や「ルージュの伝言」(荒井由実)のような、これまでライブでカバーしたことがある曲も取り上げていますけど。でも、そうではない曲も積極的に歌いました。あと私は30才なんですけど、だいたい自分と同じ世代・・・・25才ぐらいから35才とか40才ぐらいまでの人が聴いてジャンルには関係なく“いい曲だな”とか“懐かしいな”って感じてもらえる曲、っていう意識もあって。広い意味での“癒し”みたいなものを、この作品では届けたいと思っているので、そういったことも念頭に置いて選曲していきましたね。

──それではDISCごとにお話を聞かせて下さい。まずはDISC-1について。こちらは【tokyo side】と名付けられていますね。
【つじ】 東京のスタジオで録音したカバーを収めています。いろいろなミュージシャンのかたとアレンジを加えてレコーディングしました。アレンジ的には挑戦している部分もたくさんあるんですけど、どれも“歌を楽しめるように”ということに重きを置いています。

──その冒頭を飾るのがm-floの「come again」。
【つじ】 名曲ですよね。大好きで、よく聴いてきたんですけど、まさか自分が歌うことになるとは思いませんでした(笑)。そもそも私は絶対に書かないタイプの歌詞ですし。

──つじさんが<踊り続けさせて>とか<朝までまわし続けて>とか歌っている、そのミスマッチな感じがおもしろい(笑)。
【つじ】 <フロアーをもっと熱く>とかね(笑)。

──ふわっとしたボーカルが、めちゃくちゃ気持ちよかったです。ビート感やストリングスのアレンジも印象的だし。
【つじ】 この曲って、すごく速いんですよ。言葉の数も多いし。そのスピードに慣れて、ちゃんと歌えるようになるっていうところから始めました(笑)。

──それから坂本龍一さんの「戦場のメリークリスマス」のカバーも話題になりそうですね。
【つじ】 元々はインストなのに、そこにオリジナルの詞を付けさせてもらいましたからね。映画を観返して、その世界観に引っ張ってもらって、この詞が出てきたっていう感じです。それがハッピーエンドであれアン・ハッピーエンドであれ、人間が死ぬ最後の一瞬って、むちゃくちゃ好きだった人のことを思い出すんじゃないのかな、というようなことを思って。その人のことが好きで忘れられない、という純粋な気持ちを表現してみました。

(文:大野貴史)
Release

COVER GIRL 2 【初回盤】
つじあやの
発売日:2008/09/24 [アルバム] 価格:\3,900(税込)
ビクターエンタテインメント 品番:VIZL-305

COVER GIRL 2 【通常盤】
つじあやの
発売日:2008/09/24 [アルバム] 価格:\3,150(税込)
ビクターエンタテインメント 品番:VICL-63078/9

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Profile

1978年、京都生まれ。
ウクレレ弾き語りスタイルで注目を集め、1999年9月、アルバム『君への気持ち』でメジャーデビュー。
以降、スタジオジブリ映画『猫の恩返し』の主題歌「風になる」などヒット曲をリリース。
2007年12月19日、アルバム『Sweet,Sweet Happy Birthday』をリリース。
2008年2月20日、つじあやのとBEAT CRUSADERSとしてシングル「ありえないくらい奇跡」をリリース。
2008年9月24日、アルバム『COVER GIRL 2』をリリース。

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