ORICON STYLE

2008年09月17日
好きな音楽と融合させていろいろなファンクを作りたかった

――アルバムタイトルが“ファンク中毒”を意味するように、いろいろなタイプのファンクが収録されていますよね。ブラスをフィーチャーした「バナナの国の黄色い戦争」など、今までにないほどのど・ファンクですが?


【スガ】 そうですね。「バナナ〜」はタワー・オブ・パワー(米国のファンク・R&Bバンド)より上手い演奏を目指した曲です。でも、スタンダードなアプローチばかりだと同じような曲調になってしまうので、HIP HOPを意識した「POP MUSIC」やエレクトロ風の「13階のエレベーター」「Call My Name」「潔癖」、UKロックテイストの「sofa」など、自分の好きな音楽と融合させていろいろなファンクを作りたかったんです。


――「Call My Name」から「FUNKAHOLiC」がメドレーのようになっているのがおもしろいですね。


【スガ】 最初からその2曲で1セットという感覚で作っていました。実は「FUNKAHOLiC」はフルサイズの曲だったんですけど、2番の歌詞が内容的に載せられないということで、そこが全面カットになってしまったんです(笑)。でもライブでは披露できるので、どうしても聴きたい方はぜひ来てください。

――「バナナの国の黄色い戦争」の歌詞も非常に気になるのですが?
【スガ】 テレビで戦争のドキュメンタリーものをよく観ていて、人間と人間の摩擦ってすごく簡単なところから起きてしまうんだと感じる傍らで平和ボケした日常がリンクしたんです。たとえば、歯を磨いている間にも中東で誰が殺されて、その怒りがどんどん世界に広がっているように。2008年を象徴している曲ではありますね。

聴きやすいアルバムだからハマるはず!

――そして、先行シングル「コノユビトマレ」ですが、「午後のパレード」の流れに近い印象を受けました。
【スガ】 実際に「午後のパレード」第2弾の意識で、再びロンドンストリングスにお願いして同じミュージシャンとスタッフで、まったく同じ作り方をしたんですよ。だけど、歌詞がすごいメッセージ色を帯びてしまったがゆえにディスコ調がまったく合わず、もっとロックでマジメにやっている感じじゃないと、マッチしなくなってしまったんです(笑)。だから「午後のパレード」とはまったく別モノになりましたね。

――では、アルバム全体の聴きどころを教えてください。
【スガ】 ファンクってすごくマニアックに思われがちなジャンルなんですけど、聴きやすくてハマる人は必ずたくさんいると思うので、このアルバムでファンク好きになってください。そして、ライブはアルバム中心のエンタテインメントなライブ『FUNKAHOLiC』、バラードなしのファンク三昧な『FUNK FIRE』、アコースティックでバラード中心の『Hitori Sugar』の3タイプを並行して行うので、ぜひ参加してください!

(文:井桁学)
RELEASE
FUNKAHOLiC

FUNKAHOLiC【初回生産限定盤】
スガ シカオ
発売日:2008/09/10[アルバム]\3,675(税込)
BMG JAPAN AUCK-18034/5

FUNKAHOLiC【通常盤】
スガ シカオ
発売日:2008/09/10[アルバム]\3,059(税込)
BMG JAPAN AUCK-11013

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PROFILE

1966年7月28日、東京出身。
1997年2月26日、シングル「ヒットチャートをかけぬけろ」でメジャーデビュー。
以降、アルバム『FAMILY』『Sweet』『4FLUSHER』と、ヒットアルバムをリリース。
また、同じ事務所の杏子、山崎まさよしとともにスペシャルユニット・福耳に参加し、その活動の場を広げる。
2001年10月3日、アルバム『Sugarless』をリリース。自己最高の首位を獲得。
2003年5月7日、アルバム『SMILE』をリリース。2位を獲得。
2004年11月17日、アルバム『TIME』をリリース。6位を獲得。
2006年9月6日、アルバム『PARADE』とシングル「午後のパレード」を同時リリース。
2007年1月24日、ベストアルバム『ALL SINGLES BEST』をリリース。
2008年9月10日、アルバム『FUNKAHOLiC』をリリース。

石野卓球プロデュースでテクノに初挑戦