ORICON STYLE

2008年09月03日
ファンの熱い要望からシングル化した「絆」

――今回の新曲「絆」は、これまでにはないメッセージ性がある内容ですね。
【中】 ある時、レコーディングスタジオでTVをつけていたら、殺人事件のニュースが流れてきたんです。最近、そういう暗い事件が多く伝えられているじゃないですか。“なんでそういう時代になってしまったんだろう?”と考えはじめたことから、この曲のアイディアが浮かんできたんです。

――確かに、最近は信じられないような事件ばかりが起こってますよね。
【中】 時代が豊かになって、現在では直接人と会わなくてもコミュニケーションができるようになってきたじゃないですか。その結果、人間関係が希薄なものとなって、命の尊さとか、人を愛し慈しむ気持ちを忘れてきているんじゃないかって思うんです。この曲では、もう一度そういう感覚を取り戻してほしいという願いを込めて完成させました。

――ちなみにこの曲は、ファンの方からの熱い要望でシングルになったものだとか。
【中】 今年の5月に世界遺産である白川郷でのライブにてこの曲を初披露したんですが、そこでの反響がよくて、今回シングルになりました。リスナーの方々は、僕にこういう曲を求めているんだと知れた、いいきっかけになりましたね。

――そんな1曲、アレンジの壮大なオーケストラサウンドも印象的ですね。
【中】 今回はメッセージ性の強い歌詞なので、心に響くようなサウンドにしたいと、ストリングスやピアノ、オーボエなどを駆使して、壮大なアレンジになりました。実際、歌っていても、すごく心に響くサウンドになったと思います。

――ではリスナーには、「絆」はどう心に響いてほしいですか?
【中】 故郷を離れて頑張っている人に聴いてもらいたいですね。忙しさにかまけて時には故郷のことを忘れることもあるかもしれないですが、この曲を聴いて大切な風景を思い出してもらえたら。そして、現在ひとりぼっちだと思っている人にも聴いてもらいたいですね。まわりには大切に思っている人が必ずいるから、決して孤独だと思わないでほしいって思います。

――中さんの温かい歌声に触れているだけでも、“ひとりじゃない!”と思う人が多いはず。
【中】 だとうれしいですね(笑)。

このシングルを通じて、大切な場所を思い出して

――カップリングの「夏夕空」も、懐かしさやせつなさで胸を熱くさせる仕上がりですね。
【中】 この曲は、奄美の夏祭りのことなど、幼い頃に感じた夏の感動を噛み締めながら歌ったものです。

――今回のシングルは他に2曲も収録。
【中】 それぞれの曲から感じる季節は異なると思いますが、このシングルを通じて“自分にとって大切な場所”を思い出すきっかけになってくれたらいいですね。

――さて。秋からはツアーが始まりますね。
【中】 今回はバンド編成で、力強いパフォーマンスができたら。楽しみにしてほしいです。

(文:松永尚久)
RELEASE
絆/夏夕空【初回生産限定盤DVD付】

絆/夏夕空【初回生産限定盤DVD付】
中 孝介
発売日:2008/09/03[シングル]\1,575(税込)
エピックレコードジャパン ESCL-3055

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絆/夏夕空

絆/夏夕空【通常版】
中 孝介
発売日:2008/09/03[シングル]\1,223(税込)
エピックレコードジャパン ESCL-3102

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PROFILE

鹿児島県奄美大島出身、在住。26才。
高校生の頃、同年代の女性がシマ唄を歌う姿に衝撃を受け、独学でシマ唄を始める。
2000年、奄美民謡大賞新人賞を受賞。
同年、日本民謡協会の奄美連合大会で総合優勝。
その後、琉球フェスティバルなどライブ活動を重ねる。
2005年12月7日、ミニアルバム『マテリヤ』をインディーズよりリリース。
2006年3月1日、シングル「それぞれに」でメジャーデビュー。
2006年6月28日、シングル「思い出のすぐそばで/真昼の花火」をリリース。
2006年10月11日、ミニアルバム『なつかしゃのシマ』をリリース。
2007年4月11日、シングル「花」をリリース。
2007年7月11日、アルバム『ユライ花』をリリース。
2007年11月14日、シングル「種をまく日々」をリリース。
2008年4月9日、シングル「春」をリリース。
2008年9月3日、シングル「絆/夏夕空」をリリース。

石野卓球プロデュースでテクノに初挑戦