ORICON STYLE

2007年11月14日
L'Arc〜en〜Ciel
Special Interview
 「AWAKE」から2年5ヶ月、L'Arc〜en〜Cielから、ニューアルバム「KISS」が届けられた。豊潤なポップネスを持った楽曲、さらにクオリティを上げたサウンド。やはりこのバンドは、特別である。

キスをするようにみんなが繋がっていけばいい

――今回のアルバムの曲の多くは、先般のホールツアーで演奏されてますよね。

【tetsu】 今回のツアーは、3ヶ月かけて全国にアルバムのキャンペーンに行ってきたという感じなので。大プロモーションですよ、自らの体を使った(笑)。それで、ツアーが終わると同時に「MY HEART DRAWS A DREAM」が出て、「DAYBREAK'S BELL」が出て、そしてアルバムに繋げられるという・・・1年近くかけてアルバムのプロモーションをしてきたみたいなもんですからね。

――それだけ“伝えたい”という気持ちが強かったんでしょうね、きっと。とんでもなくクオリティの高い作品なので。
【ken】 凄くいい音ばっかりです。tetsuもベースの録り方を変えて、凄くいい音が鳴って。とてもハッピーです。自分もね、録っているときから気に入って好きで、ドキドキできる音だけを入れようと思って取り組んでたんですけど、並べて聴いても気持ちがよくて。“いいな”って、単純に思いました。だから「True」を録っていた頃を思い出すと、あの頃は曲のトリートメントに凄く重さを置いていたと思うんですよ。それで、今回はそれプラス、メンバーそれぞれの演奏っていうものを上手くそこにハメ込むことができた・・・トリートメントしたものに、さらにメンバーの演奏力、演奏の個性によって可能になる表現を落とし込むことができた。そして、それを感じることのできるサウンド、音質で作ることができた・・・という気がします。
【yukihiro】 プリプロ段階でみんなが持ってきた曲の完成度が高かったので、どうアプローチをしていこうかなというのを考えやすかった、というのはあるかもしれませんね・・・何だろうなぁ。とりあえず、レコーディングが楽しかったんですよ。

――「KISS」というタイトルも鮮烈でした。
【hyde】 人と人との繋がりを言葉にしたかったんです。そのなかで・・・キスをするように、みんなが繋がっていけばいいなぁという意味を込めてつけました。

今年で16年目だけど、まだまだ元気だなって(笑)

――「雪の足跡」の<そっと寄り添うみたいに/もう少しゆっくり 一緒に帰ろう>というフレーズもそうですが、歌詞からも温かいつながりを感じられて。
【hyde】 温かい愛の表現というかな。そっちのほうが自分のなかでグッとくるんですよね。前回(「AWAKE」)はもうちょっと刺々しい愛の表現だったと思うんだけど、今自分が一番グッとくるのは優しい愛であったり、日常的な雰囲気のほうが素敵だなって思う。だからそういう形になればいいなと思ったんです。

――なるほど。
【hyde】 歌詞もなるべく視線を落とした状態にして、親しみやすい、日常に近いニュアンスを出しながら、ポップな印象のアルバムにしたいなと思って。

――L'Arc〜en〜Cielにとっての新しいピークを示す作品だと思うし、先にもつながっていきそうだな、と。
【ken】 今は具体的にこっちだ!とは思っていないですけど、でも、「AWAKE」に限らず今までいろんな曲をいろんなアレンジで、いろんな方向性で録ったりしているので。だから全部が糧になっていると思うんですよ。まだ次どうしよう?じゃなくて、今のこの感覚に浸っているという時期かもしれないですね。
【hyde】 全然“底”が見えない感じがしますね。“もうやる曲ねえな”って感じが全然ない。今年で16年目なんですが、ギアを入れたかどうかはわからないけど、そういう雰囲気はあるし。このバンドってまだまだ失速してないというか。まだまだ元気だなって(笑)。
(文:森朋之)
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