ORICON STYLE

2007年09月12日

馬場俊英 SPECIAL INTERVIEW

青春映画のように移ろいゆく日々を描いたニューアルバム

 

■PLAY MOVIE

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■INTERVIEW
 春に大阪城野外音楽堂でのライブを大成功させて以来、人気急上昇の馬場俊英。そんな彼が、待望のニューアルバム『青春映画が好きだった』をリリースする。普通の人々の普通の日々にスポットを当てた感動的な全13曲入り!

あらゆる世代の青春映画が成立する

──『青春映画が好きだった』って、いいタイトルですね。
【馬場俊英】 ありがとうございます。僕も、すごく気に入っているんですよ。このタイトルにした理由は2つありまして。まず映画館というのは生活のすぐそばにある特別な空間だと思ったんです。映画館のイスに座って上映を待っているときって妙に神聖な気持ちになるじゃないですか。その感じが素敵だなあと思って。それから青春映画の甘酸っぱさ、ほろ苦さにも興味があって。友情、恋愛、夢、挫折、冒険、旅立ち・・・青春映画っていうと、そういったキーワードが浮かぶわけですけど。でも、それって10代とか20代とか一般的に青春って呼ばれる世代だけに限らず、よく考えてみたら30代にも40代にも50代にも当てはまる気がするんです。言いかたを変えれば、あらゆる世代の青春映画が成立する、というかね。それなら自分も音楽で、いろいろな世代の青春のシーンを描いてみたいな、と思ったんです。そんな気持ちから『青春映画が好きだった』というタイトルにしました。

──いくつかの曲の歌詞に“映画”“ドラマ”“主役”といった言葉が登場しますが。最初からコンセプチュアルに作っていったんですか?
【馬場】 半分くらい作ってから、なんとなくアルバムタイトルを考え始めたんです。だから、あらかじめそういう世界観になっていた曲もあれば、その反対に、このタイトルを意識して歌詞を書いた曲もありますね。例えばラストの「主人公」。他の曲のレコーディングが終わって、ジャケットのデザインなんかも進行していくなかで、それらを受ける形でもう1曲作りたいなあっていう気持ちがわいてきまして。それで最後に、この「主人公」を作ったんです。アルバムを集約するような内容の歌になったと思います。

──僕たちは誰もが人生というドラマの主人公なんだよ、というようなメッセージが放たれていますね。
【馬場】 そう。そのときは気付かなくても僕たちの身のまわりには素敵なことや感動がたくさんあるんだよ、というかね。で、そう感じたきっかけのひとつがパソコンのスライドショーっていう機能なんです。

──デジカメで撮影した画像を順番に表示する?
【馬場】 そうです。僕は猫を飼っているんですけど、その猫の写真を何気なくフォルダーに入れてスライドショーで見てみたんです。そしたらBGMが勝手について猫の写真が次々に表示されて。どうってことのない普通の写真ばっかりなんですけど、それを見ていたら、ものすごく感動して泣きそうになっちゃったんですよね(笑)。なんでもない瞬間でも振り返ってページをめくると、いろいろな想いが込み上げてくるっていうか・・・それは自分たちに置き換えても同じだと思ったんです。もしも自分たちが主人公になっている映画があったとして、それを眺めたら、そのときは普通の毎日だと思っていたのに意外とドラマが起こっていたことに気付くっていうかね。

普通の毎日を生きる普通の人々のドラマ

──なるほど。普通の毎日を生きる普通の人々のドラマという意味では「草野球」も象徴的。<居酒屋のマスター>が<この町のエース>ですもんね。
【馬場】 実際、僕は居酒屋のマスターを中心とした草野球チームに入っているんです。マスターと店のお客さんによるチームで主力は40代から50代(笑)。でも試合のある日は、みんな本当にいい表情をしているんですよね。居酒屋で会うときとは全然違うおっさんたちが、そこにいる(笑)。そういうワンシーンを描きたいなって思ったんです。

──ちょっとコミカルな世界観が新鮮でした。それから新鮮だったと言えばAORっぽいサウンドの「八月のレイン」も。
【馬場】 そうでしょうね。久しぶりにハネた16ビートの曲にトライしてみました。このへんの2曲は、まさにアルバムならではの楽曲だと思います。

──そういえば「八月のレイン」にも<僕たちは走る テレビドラマの主役さ まるで>という印象的なフレーズがあって。普通のカップルがドラマチックかつロマンチックに描かれています。
【馬場】 とにかく、いろいろなところにスポットを当てたかったんですよね。マラソン中継に例えるなら画面には映らないような、ずっと後ろのほうを走っている選手にもカメラを向けたかったんです。画面にはトップを走っている選手しか映らないけど、でも実は、その後ろでたくさんのランナーが自分のレースを走っているわけじゃないですか。そこにも汗はあるし、ひたむきな想いもある。このアルバムでは、そういうところにもスポットを当てられたと思います。

(文:大野貴文)

 

■RELEASE

青春映画が好きだった【初回盤】
馬場俊英
2007/09/19[アルバム]
\3,500(税込)
フォーライフ ミュージックエンタテイメント
FLCF-4194

 

青春映画が好きだった【通常盤】
馬場俊英
2007/09/19[アルバム]
\3,000(税込)
フォーライフ ミュージックエンタテイメント
FLCF-4195

 

■PRESENT

馬場俊英のサイン入りポラを抽選で2名様にプレゼント!!
多数のご応募、ありがとうございました。プレゼントの当選は、発送をもって換えさせて頂きます。
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■PROFILE

1967年3月20日生まれ。埼玉県出身。
1996年2月21日、シングル「星を待ってる」でデビュー。以降、3枚のアルバムと7枚のシングルをリリース。
2001年、自ら主宰するインディペンデント・レーベル「Up On The Roof Records」を設立。オリジナル曲をリリースするほか、作詞作曲家としても精力的に活動。
2005年8月3日、シングル「BOYS ON THE RUN 4 SONGS」でメジャー活動を再開。
2006年2月22日、シングル「一瞬のトワイライト/旅人たちのうた」をリリース。
2006年4月12日、アルバム『人生という名の列車』をリリース。
2006年11月29日、シングル「ただ君を待つ/ブルーバード〜僕は夢の影のように」をリリース。
2007年4月25日、シングル「君はレースの途中のランナー」をリリース。
2007年7月25日、シングル「スタートライン 4 SONGS」をリリース。
2007年9月19日、アルバム『青春映画が好きだった』をリリース。


 

【過去の特集】
■シングル「スタートライン 4 SONGS」インタビュー
 『「スタートライン」は、僕を原点に引き戻してくれる曲』(2007/07/18)