ミュージック インタビュー&コメント

ミュージックインタビュー&コメント
2006年07月26日
秋山奈々 SPECIAL INTERVIEW
心の底から笑えるってすごいことだなって

――デビューシングルの最初の印象は、声質が意外とオトナっぽいなっていう・・・。
【秋山】 (笑)。見た目の印象とはだいぶ違うみたいで、けっこう驚かれてます。グラビアを見てくれているファンの方はもっと高くて、かわいらしい声を想像してたかもしれないけど、わりと落ち着いてる声なので。


――話し声も低めですよね。
【秋山】 自分ではこれが普通だと思ってたから、それほど意識してなかったんですけど。でも、同世代の方とオーディションを受けたりしてると、“あ、ちょっと違うのかも”って思ったり。


──明らかに落ち着いてますよね。音楽はもともと好きだったんですか?
【秋山】 好きですね。椎名林檎さんは小学生の時から聴いてたし――「幸福論」がいちばん好きなんです――あとはYUKIさんとか。独特の個性を持った人に惹かれるみたいです。ただ、それは趣味として好きだっただけで、歌手になりたいって思ったことはなくて。今回のお話をいただいたときも、最初は“私でいいんですか?”って感じだったんですよ(笑)。


──どんな歌が似合うのかもイメージできなかった?
【秋山】 そうですね・・・。でも、今回のシングルに関しては、まず作詞家の上田知華さんとお会いして、“どんなことを歌いたい?”っていう話から始まってて。その時に“友情をテーマにした曲にしたいです”って答えたんですけど、書いていただいた歌詞を読むと、自分の実体験に近いものだったので、すごく歌いやすかったですね。


──友情をテーマにしたいと思ったのは、どうして?
【秋山】 中学の時、いじめられたことがあるんです。いま思えば些細なことなんですけど、そのときの友達にすごく支えられたんですよね。そのときに感じた“ありがとう”っていう気持ちを伝えられたらいいな、って思って。


──なるほど。
【秋山】 特に<心から笑えるって ずっと忘れてたこと>っていう歌詞は好きですね。その時期は、心から笑えることがホントに少なかったので。作り笑いとか愛想笑いではなく、心の底から笑えるってすごいことだなって。


代弁者”っていう感じで歌っていけたらいいな

──2曲目の「夜明け前」は作曲者の樋口康雄さんの楽曲のカバー。ポップで前向きな「わかってくれる〜」とは違って、シックなイメージのミディアムチューンですね。
【秋山】 “ポップで明るい”っていうのも私だし、しっとり落ち着いた部分も自分の中にはあって。音楽を通して、いろんな秋山奈々を表現していけたらいいなって思ってますね。私、苦手な音楽ってぜんぜんないんですよ。


──歌詞もかなりオトナっぽい。
【秋山】 “夜が明けたら、ふたりは離れ離れになる”っていう、幼い恋の終わりを描いた歌だなって。いままでの秋山奈々のイメージにはなかった感じだから、もしかしたらビックリする人もいるかも(笑)。レコーディングのときは、何も考えずに歌いました。そのほうが普段の“素”が出るんじゃないかなって。


──まったく違う表情が見えてくるシングルですね。
【秋山】 そうですね。ただ、自分の気持ちだけを歌うってことはしたくないんです。私の場合は“誰かの代わりに何かを伝える”っていうスタンスがいちばん合ってると思うんですよ。友達から聞いた話だったり、架空の物語だったり・・・。自分の感情を表現するっていうよりは、“代弁者”っていう感じで歌っていけたらいいなって思います。


──しっかりしてますねえ。
【秋山】 (笑)。なんていうか、とにかく歌えることが嬉しいんです。“次はどんな歌なのかな?”って自分でも楽しみですね。

(文:森朋之)
戻る

音楽・エンタメ総合 アクセスランキング
5/23更新

イープラス
12星座占い 占いトップ