ORICON STYLE

2005年10月05日

何かに立ち向かう前向きさ

──移籍第1弾ということで特別なコンセプトは考えてたんですか?
【椎名】 移籍するかもというくらいの時に作った曲で、アニメのテーマになるような曲を作る、という大枠があったんですよ。具体的にこのタイアップがあるから作れというのではなく、その方向性で作ろうという。そこで、アニメをトータルで見たときに共通するものは何だろうと考えた結果、主人公が苦悩するシーンであったり、何かに立ち向かう前向きさじゃないだろうかって気づいて。僕が書いてきた歌詞にも前向きなものが多いから、そこを足がかりに作ってみようってところから始まったんです。

──アニメの主題歌ありきではなかったんですか?
【椎名】 全てが確定ではなかったんです。アニメのタイアップが決まっていたわけでもないし、もしかしたら移籍をするかもしれないという段階だったんですが、そこで、今までらしさを残しつつも、何か新しいことができたらいいねっていうところから模索していって、何曲もデモがあった中で1番最初に作り上げた曲がこの「Re:START」だったんですよ。

──リスタートということで初心に帰ったというか、デビュー当時を思い出したりしませんでした?
【椎名】 ありましたね。俺たちデビューしたときどうだったかなとか、自分の過去の作品を引っ張り出して、歌詞を読み直したりもしました。今回、自分の中でひとつだけ言いたかった言葉として“決して楽じゃないけれども”というのが初めから決まっていたから、すごく思いを伝えやすかったというか。Aメロから書いていって、サビの最後に“決して楽じゃないが最高の世界”というフレーズが出てきたときに全体がパーッと開けていきました。

できるだけ素の部分を出せるように心がけたい

──メロディについてはどんな感じで?
【永谷】 僕の中でライヴに関する活動のウエイトが大きくなっていて。ライヴで映える感じのもの、ライヴで演って楽しいと思える方向性のものがいいと考えているんです。実際、「Re:START」はライヴに合うテンポだし、テレビで演奏した時も楽しい曲だし、こういう方向性にしてよかったなというのを改めて感じました。

──疾走感がすごいですよね。
【椎名】 実は2人で作ったデモが良かったんです。そのイメージがあるから、そこを目指したいのになかなかうまくいかなくて。移籍にあたって僕たちを支えてくれる制作スタッフが代わったわけですが、向こうが描いているものと僕らが描いているものに一歩ズレがあったんですね。そこでゼロの部分から気持ちをぶつけ合って話し合いました。その結果、いいものができて、完成したときには正直ほっとしましたが、レコーディングしてるときは不安で、できあがるまでピリピリしていましたね。

──イントロ、アウトロもバッサリとなくしていて、こういう曲も珍しいですね。
【永谷】 デビュー時にプロデュースしていただいてた武部聡志さんに、“イントロは8小節で十分”というのをすごく叩き込まれたんです。そういう規律を守っているわけではないけれど、初心に戻ってというか、その時の教えをより吸収して出せているのかもしれないですね。
【椎名】 その時のノウハウがものすごく生かされてる、というか、今になってやっとわかるというか。8年かかったわけですが(笑)。

──先ほども話されてましたが、ライヴに対する考え方が随分変わってきたんですね。
【永谷】 去年もたくさんライヴをやりましたが、surfaceとしてはそれまでライヴ・パフォーマンスをそれほど重視しているわけではなかったですね。
【椎名】 好きになっちゃったよね。ライヴが好きか嫌いかなんてあまり考えてもいなかったのに、メンバー、お客さん、スタッフ含めていい感じになってきた途端、“ライヴ好き!”だって(笑)。そういうライヴ感を大事にしたのが2曲目の「CALLED GAME」なんです。ツアーのメンバーとせーので録ったので、勢いが出てるというか、違うカラーが出せたと思います。

──最後に新生surfaceとしてのセールスポイントを。
【椎名】 今まで以上にとんがっていたい。僕達の音楽を聴いて動き出そうかな、と思ってもらえればうれしいし、聴く前よりも少しだけ元気になれる──それはデビュー当時から変わってはいない方向性だけど、みんなの中でそういう存在になれればいいかなと思ってます。
【永谷】 僕の中では、いい意味で少年ぽい、エッジの効いたものとか、フラットでいられる自分をこれから先は見せていきたい。飾ったりせずに、できるだけ素の部分を出せるように心がけたい。自然体というか。それを楽曲やライヴで放出したいですね。

(文:田井裕規)

COMMENT&PV
  RELEASE

Re:START
surface
2005/10/05[シングル]
\1,223(税込)
ソニーレコード
SRCL-5969
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TX系アニメ「焼きたて!!ジャぱん」エンディング・テーマ
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PROFILE

1996年3月、『AXIAアーティストオーディション'96』をきっかけに本格的な活動を開始。
1998年5月27日、シングル「それじゃあバイバイ」でデビュー。
以降、「なにしてんの」「ゴーイングmy上へ」「その先にあるもの」等、名曲を次々とリリース。
また、アルバム『Phase』(1999年3月17日)、アルバム『Fate』(2000年6月21日)で2位獲得。
2005年10月5日、ソニーレコード移籍第1弾シングル「Re:START」をリリース。 オフィシャルサイト