ミュージック インタビュー&コメント

ミュージックインタビュー&コメント
2005年07月27日


──新曲「Wings of Words」はメロも言葉も、もちろん2人の歌声も、とにかく徹底的に気持ちいいですね。
【堂珍嘉邦】(以下 堂珍) ありがとうございます。こういう言い方をするとちょっと変かもしれませんけど、すごく邦楽っぽい邦楽だと思います。これまでだと例えばR&Bっぽかったりロックっぽかったりっていう要素が入ってる中で2人で歌ってましたけど、でも今回の「Wings of Words」はガッツリ邦楽っていう印象に仕上がってて。そういう意味では新鮮に感じてもらえると思います。より幅広い層の人に届く楽曲だという気もしますし。

──R&Bテイストが濃厚な楽曲のときとは歌う上での意識も違うものですか?
【堂珍】 それは、やっぱり違いますね。
【川畑要】(以下 川畑) その違いっていうのはカップリングのカバー曲「Change The World」と聴き比べてもらうと、わかりやすいんじゃないかと思います。英語っていうせいもあって、すごく柔らかい歌いまわしになってますから。で、こっちの「Wings of Words」のほうはカチッとした日本語のハマり具合だったり、あと勢いだったりを感じてもらえると思うんで。

川畑要
堂珍嘉邦 ──邦楽という部分で言えば、この新曲は作詞が森雪之丞さん。長年にわたって邦楽のロックやポップスを支えている作詞家さんですね。
【堂珍】 メロディに対しての言葉の乗せ方が素晴らしくて。だから歌いやすかったです。それに、さらっと浅く聴いても引っかかりのある歌詞だし、その反対に深く聴けばまた別の意味が見えてくる歌詞でもあって。そのへんも、すごいなあと思いました。



──サビの<選んだ道がもし行き止まりなら/そこで迷えばいい>っていうフレーズが印象に残りました。普通は“やり直そう”とか“突破しよう”とかなのに、そうじゃなく“迷えばいい”って言い切るのってカッコよすぎません?
【川畑】 ですよね。僕も、そこが大好きなんですよ。そういう、すごいことをサラッと言っちゃえるような……どこか大人で、ちょっとカッコつけてる男が主人公ですよね。でも、そのカッコよさが、ちっとも嫌味じゃないっていうか。
【堂珍】 あと<空は飛べないけど/翼ならあげよう>っていうフレーズも気に入ってるんですよ。自分以外のものに対する優しさが感じられたり。でも本当は本人も飛びたいんだろうなあっていう部分も感じられたり。そういうところで共感できるから、それが歌うときのモチベーションにも繋がりました。
──本当にカッコいい主人公ですよね。
【堂珍】 詩人ですよね(笑)。

──こういったカッコいい詞になったのは、つまり2人がこういう男性だっていうことを森雪之丞さんが見抜いた、ということ?
【川畑】 はい。そうですね……。
【堂珍】 いやいやいや(笑)。
【川畑】 ……嘘です。ごめんなさい(笑)。僕らは、こんなカッコよくないですよ。

──ちなみに比べるとすれば、どっちがキザなの?
【川畑】 どうでしょうね……。でも、わかんないですよ。キザな部分って男同士では、あんまり見せないじゃないですか。

──そっか。堂珍さんと川畑さんが、お互いに「僕が君の翼になるよ」みたいなことを言い合ってたら……。
【川畑】 ちょっと気持ち悪いですよね(笑)。

──ですね(笑)。ところで初回限定盤のみに収録される、それぞれのソロ曲も大きな話題です。どちらもCHEMISTRYとは、かなり異なる表情を見せてますね。(堂珍嘉邦の「わしを市民球場に連れてって。」はレイドバックしたブルージーなロック。川畑要がBUGSY名義でラッパーのDABOと共演した「BUGSY NIGHT」はナスティなヒップホップR&B)。
【堂珍】 このソロでは、2人とも、やりたいことをやりたいようにやりました。
【川畑】 それぞれの好みや普段よく聴いてる音楽が、よりストレートに反映されてます。そのへんが、うまく伝わったらいいなあって思いますね。
(文:大野貴史)
(写真:片山よしお)

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