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――『EXODUS』に収録した14曲はいつ頃から作り始めたの?
【Utada】 「最初の曲は術後回復で寝込んでる時に作ったから、一昨年の7、8月頃ですね。で、そのあたり、同時期に2、3曲作って、その曲を持ってスタジオで仮歌を歌ってみよっかってスタジオに入って…」
――それはどの曲?
【Utada】 「いちばん最初は「Animato」。いちばん濃くて、いちばん私らしいよなぁっていうのが出てきた(笑)。で、その次が「Tippy Toe」。これは割と普通っぽいかな、自分の中では。きっと「Animato」が濃いからその反動が出ちゃったのかもね。で、その次が…(アルバムリード曲になった)「Easy Breezy」だ!」
――曲はそれ以降もコンスタントに作れたの?
【Utada】 「うん。割と。他の曲の作業をやっている時も別の小さな部屋をキープして、そこで新しい曲を作ったりしてたし…。」
――バリエーションは考えた?
【Utada】 「うーん。そうでもないかな。ただ、同じような曲っていうのは避けてた。ま、それは当り前の事だけどね。だってさ、何かを作るって段階で前のとかぶるものや似ているものがあったら、それって作っているうちに入らないじゃない?だから自然と常に進んでいく感じだった。まあ最初に「Animato」みたいな相当濃くて変ってる曲ができてたから、ここまで変ってるのはいらないだろうなとか、ちょっとずつフチ取りは見えてきつつ、埋めたりハミ出してみたり…。」
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――歌詞は相変らずあとで書いてたの?
【Utada】 「それがね、英語だと作曲しながらメロを作った段階で歌詞も書けちゃうのよ。適当に歌ってた所を直したり、セカンドコーラスで悩んだりっていうのはあったけど、ほとんど重要な部分は割とメロを作った時点で意外とできちゃった。」
――それは何でだろう。
【Utada】「英語は自分が作った音やメロディがインスピレーションになって、音や音感をさぐってると言葉が出てきて、そこから意味を広げられる。でも、日本語詞だと音と言葉のつながりが意外とないのね。それはある意味制限がないと言えるのかもしれないけど、私にしてみたら助けがない状態って言うのかな。音も歌もメロも決まってるのに。そいつらが助けてくんないんだよね。“音作りさん”と“歌詞書きさん”がぜんぜん協力し合ってくれないわけ。こっちはやる事やったから。じゃああとはおまえがガンバレよ!みたいな(笑)。邦楽ポップスだと言語としての日本語の音があまり重要じゃないと思う。あと、日本って歌詞を大事にするじゃない?日本語詞ってすごく感慨深くしないといけないというか。」
――共感を呼ぶいい歌詞じゃないといけない?
【Utada】「うん。今回ね、日本発売のCD(日本盤)に対訳を付けるんだけど、英語詞を日本語に変える段階で相当意味を削ってる所がたくさんあって。英語ではものすごくおもしろいジョークだよねとか、この言葉はダブルミーニングだよねっていう部分も日本語に訳すと意味が変っちゃったり、言いまわしが見つからなかったり…。ま、何ヶ所かはちょっとズルして超訳や異訳してたりもするんだけど、私がOKしたからいいよねってことで(笑)」
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EXODUS
Utada
2004/09/08発売
ユニバーサル インターナショナル
UICL-1046 |
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収録曲
1.オープニング
2.デヴィル・インサイド
3.エキソドス’04
4.ワークアウト
5.イージー・ブリージー
6.ティッピー・トウ
7.ホテル・ロビー
8.アニマート
9.クロスオーヴァー・インタールード
10.クレムリン・ダスク
11.ユー・メイク・ミー・ウォント・トゥー・ビー・ア・マン
12.ワンダー・バウト
13.レット・ミー・ギヴ・ユー・マイ・ラヴ
14.アバウト・ミー |
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