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YouTube5億再生!驚異のアカペラグループ・ペンタトニックスの秘密に迫る
驚異のアカペラグループ・ペンタトニックスの秘密に迫る!
YouTubeで5億再生!デジタルエフェクトを駆使したクラブ音楽も“声”で再現
平成のアカペラブームの草分け的存在であるアカペラ・コーラスグループのチキンガーリックステーキ・渡辺敦氏は、「サウンドプロデュース力が卓越してますね。音響効果(エフェクト処理)の使い方が素晴らしい」と絶賛。「アカペラとしての最大の魅力であるはずの“生の声”というものを取っ払い、打ち込み音楽を“声”という楽器で再現。アコースティックギターではなくエレキギター、ピアノではなくシンセサイザー、ドラムではなくリズムマシーンといった感じでしょうか」(渡辺氏)と言うように、ポップスだけでなく、クラブミュージックまでも“声”で再現。「何も知らずに彼らの音楽を聴けばアカペラだとは、誰も思わないでしょうね」(渡辺氏)とデジタルエフェクトを盛り込んだアレンジとその再現性の高さは、まさに、これまでの常識を覆し、アカペラの新たな可能性を感じさせた。
斬新なアレンジと個性の融合!アカペラの常識を覆す“音”への追求
また、ゴスペラーズやRAG FAIRなど、日本で活躍するアカペラグループのほとんどが同性で組まれていることが多い。というのも混声バンドには、「男女の声をいかに溶け込ますことができるか」という大きな課題があるからだ。しかし、「彼らのハーモニーにその点の違和感は全くなく、逆にアレンジでうまく際立たせるように作られていると感じました」(渡辺氏)と“男女の声質の違い”までも武器にしている。そんな彼らを渡辺氏は、「もしかすると“声”ではなく“音”としての可能性を追求しているのでは?」と言う。
デジタル機器の発展と共に、EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)などのデジタル音楽が、世界中で爆発的な人気となっている昨今、“声”という一番アナログな楽器でデジタルサウンドを奏でる彼らは、逆に最先端なのかも……。アカペラグループというカテゴリーに収まらないペンタトニックスの歌声で、未知の音楽体験をしてみてはどうだろうか。
驚異の歌声!ダフト・パンクのヒット曲メドレーのミュージックビデオ
チキンガーリックステーキ PROFILE
1990年に神戸で結成。
日本のアカペラコーラスグループの草分け的な存在、数々のアカペラコーラスグループに多大な影響を与え、神戸を拠点に全国的にコンサート活動を行っている。
【チキンガーリックステーキ公式サイト】
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