ORICON STYLE

THE冠の「ヘビーメタル現代社会」

現代社会の教職免許を持つバカヘビーメタルゴッド冠様が世相を斬ったり斬らなかったり………。

Vol.25 「賛否」

ゴールデンウィークも終わり、5月11日、12日の2日に渡ってメタルの祭典『OZZFEST JAPAN 2013』(以下オズフェス)が開催された。そう、俺にメタルをやるきっかけをくれたヘビーメタルの帝王オジー・オズボーン主催のフェスだ。

なにを隠そう俺が高校生のとき、ずっとギターでコピーしていたのがオジーの曲で、高1から高3まで学園祭や軽音部の演奏会みたいなものまでずっとオジーの曲を演奏し続けたほどハマりにハマったアーティストである。

一時引退を発表したとき、引退ツアーのライブで本気の涙を流したほどだ。ただ、すぐ復活して「どないやねん!!」と世界中につっこまれたのもお茶目でしたな。

わたくしも“オジーイズム”を受け継ぎメタルを世の中に広めているひとりなので、今回はオズフェスについて書こう。

まずオズフェスとは、ホームページによるとオジー・オズボーンとその嫁のシャロン・オズボーンが企画し、世界各国において開催されているロックフェスティバル。1996年にスタートし、システム・オブ・ア・ダウン、ディスターブド、リンキン・パーク、インキュバス、スリップノット、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ、ゴッドスマック、アヴェンジド・セヴンフォールド、マッドヴェイン、ラム・オブ・ゴッドなど、数々のビックネームアーティストの登竜門的な場として幅広く認知され、注目されるイベントである。

実に計16回の開催を実施しており、各国においてその時代を代表するさまざまなロックバンドの出演によって、毎回大成功を収め続けているのだ。
これはまさにメタルをやっているものたちの夢のフェスなのである。

2002年のロンドン公演では以前ご紹介したザ・マッドカプセル・マーケッツが日本のアーティストとして初めて出演した。日本人として誇らしい気持ちになったのを覚えている。そして、マッド先輩からお土産に2002年のオズフェスTシャツを頂き、いまだに大事に持っているよ。

前置きが長くなったが、とにかくそんな思い入れの強いフェスが日本で開催されるのだ。
もう日本のメタルファンはさぞかし心が踊ったことだろう。

そして出演者だが、ブラック・サバス、スリップノット、トゥールなど、ものすごいメンツだ。と思ったのも束の間、よく見るとメタルバンドがそんなにいない。

「オズフェスはメタルフェスちゃうんかい!」

とここで、日本のメタルファン、そしてオズフェスファンは物議を醸し出すのである。
そして極めつけは、いまの時代の寵児、スーパーアイドル・ももいろクローバーZの出演が決定したことによりそれはもう大騒動なのだ。

「こんなのオズフェスじゃねえ!!」
という声が俺の周りでもささやかれる。
もちろん楽しみにしてる人が大多数だと思うのだが。

さて、そこで俺様の意見だがそれは
「おもろそうやん!!」である。

本来海外でやっているオズフェスを想定していた人は賛否両論あるのはすごく良くわかる。

ただ、ここは日本。日本のアーティストが多いのは当たり前だ。
友だちのバンドも出てるし俺は応援するよ。
そして、ももいろクローバーZの出演によりオズフェスもニュースやワイドショーで取り上げられるほど話題になり、逆にありがとうだよ!

俺から言わせれば海外アーティストが薄いなと思ったが、よく考えたらブラック・サバス、スリップノット、トゥール、デフトーンズ、ストーン・サワーなどよく呼べたよ。
欲を言えばきりがない。

そして結局の話、オジーが歌って締めてくれたらもうオズフェスは成立するのだ。

みんなでブラック・サバスの「ウォー・ピッグス」や「パラノイド」を大合唱し、オジーがバケツの水を客席にぶちまけ、カエル飛びしさえすればもう大成功。

そして、ももクロちゃんがいわゆるラウドロック好きにどんなパフォーマンスをするのか楽しみである。

ただ、一点苦言を呈するなら「おい!! なんでTHE冠呼ばへんねん!!メタルといえば俺だろ!!」だけかな。

あっと! これは負け惜しみだよ。

まあ俺が出たらそれはそれはそれは盛り上がったのにこの野郎! とオジーに言いに行くためオズフェスに行くので、兜と鎧でうろちょろしてたら優しくしてね。

というわけで、今回は当たり前だがオジーのアルバムだろ。

オジー・オズボーンバンドというのもございますが、今回オズフェスはブラック・サバスで来るので、ブラック・サバスのアルバムをご紹介。

やはり名曲「ウォー・ピッグス」や「パラノイド」、「アイアン・マン」などが収録されているアルバム『パラノイド』(1970年)だろう。

余談だが子どもの頃プロレスが好きで、ロード・ウォリアーズというめちゃくちゃ強いタッグチームの大ファンなのだが、彼らの入場曲がブラック・サバスの「アイアン・マン」という曲だった。子どもだったのでメタルとかまったく興味がなかったが、この曲のギターリフを歌いプロレスごっこをやっていたよ。

もうそのとき、メタルの血が俺に流れていたんだね。

トニー・アイオミのヘビー過ぎるギターリフに悪魔の音階。オジーの狂気の歌声。まさにヘビーメタル、ラウドロックと呼ばれるすべての要素がこのアルバムにあると言って過言ではない。そう、メタルの原点なのだ。

オジー・オズボーンについては数限りなく面白いエピソードがあるのだが、それはまたいずれ書くとして長くなったので今回はこの辺で。

ほなほな

THE冠の今週のこの1枚

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THE冠「ヘビーメタル現在社会」バックナンバー

THE冠 RELEASE INOFORMATION

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THE冠 LIVE INFORMATION

◆THE冠『帰ってきたヘビーメタル』新曲発表会&公開絶叫録音会
日時:7月11日(木)開場18:30/開演19:00
会場:渋谷 CHELSEA HOTEL
料金:前売 3,500/当日4,000円
※ 当日、参加者全員にニューアルバム限定スリックジャケット付

【チケット発売中】
[イープラス] http://eplus.jp
[ローソンチケット] 0570-084-003
[チケットぴあ] 0570-02-9999

◆H.I.P. Presents people to people Special
日時:7月4日(木)開場18:30/開演19:00
会場:Shibuya O-WEST
CAST:defspiral/THE冠/中島卓偉
料金:前売 4,000円/当日 4,500円 (税込/1ドリンク別)

◆palooza 感謝祭! 〜THE 42nd.〜
日時:7月21日(日)開場14:00/開演14:30
会場:柏palooza
料金:前売2,800円/当日3,300円
出演:THE冠/ザ☆メンテナンス/KING/快進のICHIGEKI/THE Hitch Lowke/【MU:】

◆Aldious District Zero Tour 2013
日時:7月30日(火)開場18:30/開演19:00
会場:長野CLUB JUNK BOX
料金:3,800円(ドリンク代別)
出演:Aldious/スペシャルゲスト THE冠

◆ROTTENGRAFFTY 「Walk」TOUR 2013-2014
日時:10月6日(日)会場17:30/開演18:00
会場:神戸 太陽と虎
料金:2,800円
出演:THE冠/MY FIRST STORY

> THE冠公式サイト

プロフィール

冠 徹弥 1991年、伝説のエンタテイメントバンド・So What?を結成し、大阪・京都を中心に活動を始める。
1995年、ビクターエンタテインメントより1stアルバム『So What?』でメジャーデビュー。
2003年4月26日、So What?が解散。
その後、The冠としてソロ活動をスタート。THE MAD CAPUSULE MARKETや聖飢魔Uなどの楽曲にも参加。
2005年、1stミニアルバム『冠祭』をリリース。
2006年、劇団☆新感線の舞台『メタルマクベス』に出演。
2007年、ユニット・SKOMBとしての活動をスタート。
2008年、映画『デトロイト・メタル・シティ』のサウンドトラックに参加。
2009年、1stアルバム『傷だらけのヘビーメタル』をリリース。
2010年、劇団新感線2010興行 新感線☆RX『薔薇とサムライ〜GoemonRock OverDrive〜』に出演。
2010年10月、2ndアルバム『最後のヘビーメタル』をリリース。
2011年4月、DVD『無冠の帝王 〜永遠に咬ませ犬ツアーアンコール2010イブイブ〜』をリリース。
2011年5月、DVD『永遠の咬ませ犬 THEのクリップ衆 〜ラリアットの向こう側〜』をリリース。
2012年3月、3rdアルバム『死にぞこないのヘビーメタル』をリリース。

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