ORICON STYLE

Vol.17 Ray(BORN)×SIN対談

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初恋の人に会ったような変な気分に……

Ray(BORN)×SIN
Ray(BORN)×SIN

――さて。今回は、BORN Rayから、大先輩のSINへバトンが渡された訳ですが。
【Ray】 はい!よろしくお願いします!僕、まだ地元の福岡にいた頃から、SINさんの前のバンド(Kagrra,)好きだったんですよ。
【SIN】 出たっ。なんかこういうの複雑だよね(笑)。好きだったって言ってもらえるのは嬉しいんだけど、こういう話を聞くと、一気に自分が老け込む気がする(笑)。

――あははは。わかる(笑)。
【Ray】 いやいやいや。それだけ影響を与えたバンドだったって、すごくないです?
【SIN】 いやいやいや、やっぱ嬉しいけど複雑(笑)。
【Ray】 あははは。でも、当時、個人的にすごく和風のヴィジュアルに惹かれていて、雑誌を読んでいてKagrra,に興味を持ったんです。それで音を聴いて、福岡にライブに来たときに観に行ったんです。すごくカッコ良くて。で、そこから何年も歳月が経ち、同じ事務所の先輩になっていたっていう。信じられないことなんですよ。そこから、すごく良くして頂いて、高田馬場AREAでライブやったとき観に来て下さったことがあって、そのとき、めちゃめちゃ恥ずかしくて、耳が真っ赤になっちゃったっていう(笑)。初恋の人に会ったときもそんなことなかったのに、なんか変な気分でしたね(笑)。
【SIN】 あははは。その話を聞かされるこっちのが変な気分だよ(笑)。
【Ray】 ですよね(笑)。でも、今ではときどきご飯とか連れてってもらったりもするんですよ。ホントお世話になってます!でも、憧れてた人とこんなに距離が近くなるって、本当に嬉しいんですけど、すっごい不思議なんですよね。あの、いきなり話飛びますけどいいです?SINさんってグルメですよね。
【SIN】 めっちゃ飛んだねぇ(笑)。うん、まぁ美味しいもの好きだからね。それに、朝起きて、食パン食べて美味しい方がいいじゃん。なんかね、そういう幸せを感じたいなって思ったら、いつの間にか美味しいものを食べるのが好きになったんだよね。それと、レコード会社の人とかとご飯に行くと、美味しいお店を知ってたりするからさ。そういう影響もあったかな。それで、詳しくなった結果、こうして今オマエたちにたかられてるっていうね(笑)。「SINさん飯行きましょうよ!」ってね。
【Ray】 あははは。連れてって頂いてます!だって、美味しいんですもぉ〜ん。SINさんと一緒に行くと。いやいやいや。僕だって、払う気はあるんですよっ!ちゃんとお会計のとき、お財布出してお金出すんですけど、いっつも間違えて5ドル札を出しちゃうんですよ。
【SIN】 ホントいっつもね(笑)。
【Ray】 あははは。いっつもそこで、SINさんに「そのネタ、もう3回目だから!」とか言って突っ込まれるっていう(笑)。でも、ホント優しいんですよ。それに、SINさんが言ったみたいに、美味しいもの食べると幸せになるんですよね。それをSINさんに教わるまでは、まったく食にこだわりがなかったんですよ。
【SIN】 いや、俺も昔は、食にこだわるとかなかったよ。なかったというか、そんなこと言ってらんなかった。今はしっかりした事務所がたくさんあっていろいろ整ってるし、ちゃんとバンドを仕事としても成立させられていたりするけど、うちらがバンドを始めた当時はまだそこまでシステム的に整っていない時代だったから、何やったってギャラなんてなかったし。何日もチョコボール食って耐え忍んでたからね。ホントお金ないし、バイトする時間もないし。あ、なんか夢の無いこと言ってる?

Ray(BORN)
Ray(BORN)

――いや、そういう話もいいと思う。
【Ray】 ですよね。でも、それはすごく思います。僕も前のバンドのとき、2週間ツアーに出ると、だいたいバイトクビになってましたからね。ツアーから帰ってきて、次に出る日を聞こうとバイト先に電話したら、「あぁ〜もう入ってないねぇ…」みたいに言われてシフトから自然消滅されて……。「あっそうですかぁ……」って悟ってっていう。そんなことの繰り返しでしたからね。ツアーだけじゃなく、レコーディングのときもそうだったし。ツアーはまとめて出られなくなるけど、レコーディングも、そっちを優先にするから、ちょこちょこと短い時間しか出られなくなっちゃうんですよね。
【SIN】 うん、わかる。
【Ray】 ツアー中も本当にお金なかったから、コンビニで7、8本入りのスティックパンを買うんですよ。
【SIN】 あぁ〜。俺もよく食べてた。あれは名作だよね!俺もアッキー(Kagrra,ギター楓弥)もよく食べてたよ。甘いしこれ食べて水を飲めば、とにかくお腹が膨れるっていうね。当時は何より「安くてお腹が膨れる」が最優先だったから。だから、今朝起きて、食パン食べて「あぁ、美味しい」なんて思う事を幸せに感じられるんだよね。バンドを始めたときの経験がなかったら、この時代にそんなこと思わない気がする。

SIN
SIN

――あ、食パンの話、そこに繋がるんだね!すっごいいい話。
【Ray】 ですね。最初、突然なんで食パンなんだろう?って思ったんですよ、僕も。なるほど!そこに繋がるんですね!さすがSINさん!
【SIN】 そりゃどうも(笑)。
【Ray】 あははは。戻りましたね!SINさんって優しくて、いつも「お腹空いてない?好きなもの食べな」って言ってくれるんですよ。いつか恩返しを。
【SIN】 いやいや。俺には恩返しいいから、Rayが後輩にしてあげたらいい。まぁ今の時代、食えてないバンドマンなんていないのかもしれないけど、先輩にしてもらったことは、後輩にしてあげたらいいと思うから。
【Ray】 ありがとうございます!後輩ができて、「よし。飯でも行くか!」って誘ったときは、こっそりSINさんに「SINさんご飯行かないっすか?」って電話します!
【SIN】 あははは。なんてヤツだよ、オマエは(笑)。

――最低〜(笑)。
【SIN】 いや、大丈夫です(キッパリ)。そうしたらさらに先輩に電話するから(笑)。

――いい話だと思って聞いてたら、なんか最低〜(笑)。
【SIN & Ray】 (爆笑)

Ray(BORN)×SIN
Ray(BORN)×SIN

――で、ご飯食べに行って、どんな話してるの?
【Ray】 最初はだいたい音楽の話してますね。
【SIN】 最初はね(笑)。
【Ray】 でも、そこからだいたい脱線していきますけどね(笑)。
【SIN】 そこにレールはないからね(笑)。でも、BORNって基本バンドってものに対してすごく真面目だよな。ライブだと「SEXしようぜ〜!」とか言ってるくせに。ステージから降りるとホント姿勢として真面目だと思う。
【Ray】 あははは。ですね(笑)。
【SIN】 それと、BORNはちょっと前の時代のバンド体勢知ってるバンドマンだなって思うよ。
【Ray】 やっぱり自分が地元でバンドでやってたときって、本当に先輩が厳しかったんで。
【SIN】 だよな。俺も辛かったぁ〜(しみじみ)。
【Ray】 強制的に打ち上げ連れて行かれるって感じでしたからね。学生時代の部活から縦社会みたいなものは味わっていたので慣れてはいたけれど、絶対に先輩の誘いには行くっていうルールがあったというか。
【SIN】 あったなぁ〜そんな時代(遠い目)。最後まで居て、先輩見送って、さぁ帰ろうと思って自分の鞄を見たら、先輩が鞄の上に吐いててってこともあったけど、文句なんてもちろん言えないし……みたいな。
【Ray】 すっごいわかります。(笑)


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次回は、SIN×景夕(Kra)が登場します!

【BORN info】

Devilish of the PUNK
【初回盤】

BORN
2013/01/23[シングル]
¥2,625(税込)
Indie PSC.
PSIM-30036

 

Devilish of the PUNK
BORN
2013/01/23[シングル]
¥1,575(税込)
Indie PSC.
PSIM-20029

     

■SIN(シン)

1999年よりKagrra,(カグラ)でギタリスト、コンポーザー、アレンジャーとして活躍。
2011年3月3日、11年間にわたるキャリアのピークに、惜しまれながらもその活動の歴史に幕を閉じた。
その後、作曲・プレイヤー・アレンジ・プロデュース・エンジニアと幅広く担当。
Pro Tools(プロ・ツールス/プロフェッショナル向けのハードディスク・レコーディング・システム)での作業にも精通し、様々な角度から制作に参加できるマルチなアーティストとして活動している。

> SIN OFFICIAL SITE

■BORN(ボーン)

猟牙(Vo)、K(G)、Ray(G)、KIFUMI(B)、TOMO(Dr)の5人組。
PS COMPANYにおける唯一無二の黒<THE BLACK POPULAR>をコンセプトに、ヴィジュアル面において鮮やかに黒を彩り、サウンド面において荒々しく黒を奏でる。何色にも染まらない黒を持ち、全ての色を飲み込む気炎万丈なBLACK MUSICを世に放つ。
2013年1月23日、シングル「Devilish of the PUNK」をリリース。
2013年5月29日、ライブDVD『BORN THIS WAY〜LIVE & DOCUMENT from TOUR 2013「Devilish of the PUNK」〜』をリリース。
2013年6月12日、シングル「HONESTY」をリリース。
2013年7月3日、シングル「MOTHER」をリリース。
2013年6月12日より東京・目黒鹿鳴館を皮切りにワンマンツアー『BORN LIVE TOUR 2013 BREAK BASTARD CITY』を行い、7月7日の東京・恵比寿LIQUIDROOMでファイナルを迎える。

> BORN OFFICIAL SITE


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