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よしもと男前&ブサイクランキング2013 特集『受賞者インタビューを随時更新! 殿堂入りなど過去結果もご紹介☆』

 お笑い総合エンタテインメント誌『マンスリーよしもとPLUS』(4月号/3月1日発売)は、恒例の『よしもと男前ブサイク芸人ランキング』を今年も発表!2000年スタートしたこの企画も、今年で14年目。栄えある(!?)称号を得たのは果たして……。歴代の殿堂入りや過去のランキング結果のほか、今年の受賞者インタビューも随時更新!

男前芸人1位、ピース綾部祐二インタビュー

 先ごろ発表された『よしもと男前芸人ランキング2013』で見事1位に選ばれたピース・綾部祐二。周囲からは「天狗!」「生意気!!」などと批判を受けることもある綾部が、自身の苦悩の内を明かしてくれた!

 

綾部に聞く! 芸人にとって“男前”は得か損か!?

  • “男前芸人”殿堂入りに大手!

    “男前芸人”殿堂入りに大手!

  • いかにその称号を笑いに変えられるかが大事ですね

    いかにその称号を笑いに変えられるかが大事ですね

――綾部さん! 『男前ランキング』での見事2連覇、改めておめでとうございます!!
綾部祐二いや〜ホント、うれしいことですね! 特に熟年層からの支持が高かったということで二重の喜びです(笑)。

――アハハハハ! 面目躍如だと(笑)。ただ、男前1位って、確かに男としては嬉しいと思うんですけど、芸人にとって“男前”って得なんですかね?
綾部うーん……難しいですけどね。メリットもあればデメリットもあるというか……。

――「ブサイク」1位って、芸人としては武器になると思うんですよ。イジられやすさでいえば、圧倒的に男前よりブレイクかなと。
綾部そうですね……ただ結局最後は、芸人として機能しているか、してないのかということだと思うんですよ。そこからブサイクとかイケメンとかが付いてくるだけの話で、あくまで付加要素というか。まずは面白いってことですよね。芸人としての本来の力が発揮されてなかったら、ブサイクだろうがイケメンだろうが関係ないと思うんです。

――確かに。その付加要素でいかにボケられるのかということなんでしょうね。
綾部そうです、そうです! だってね、この男前ランキングにしても、所詮は弊社のなかだけでのランキングですから!! 自分では(男前なんて)まったく思ってないんですけどね……ま、思われがちですけど(笑)。

――よしもと内でのランキングでは浮かれないと。
綾部これが『anan』の男前ランキングだったら「どうだ!」ってなりますけど、あくまで弊社のなかだけですから。“井の中の蛙”という言葉が一番しっくりくるというかね。結局、男前1位に選ばれました!っていうのも“ボケ”のひとつなんですよ。本気で受け止めるのはよくない(笑)。

――冷静だなぁ。ハクにはならないですかね?
綾部ならないでしょ(笑)。いかにその称号でボケられるか、それしかないですって。

――例えば、芸人なのに“男前1位”って言われても困惑する?
綾部あ、いえ、そういったこともないですよ。芸人たるもの笑い以外で評価されてもしょうがないんだ! なんて頑固な面もないですし。逆にそんな大層なことじゃないんですよってことですね。世間の方が「何言ってんだよ」って思っていることもわかっていますし。そこを逆手に取って、いかに笑いに変えられるかが芸人の務めなんでしょうね。

―― 一喜一憂することはないと。
綾部そうです。「もう勘弁してください、恥ずかしいですよ!!」って全否定することもないですし、常にフラットですね。

――ただ、人によっては「芸人たるもの……」と考える方もいますよね?
綾部なかにはそういう考えの方もいると思います。ただ、僕の場合は根本としてキャーキャー言われたいというのがあるので。芝居ができるわけでもないし、スポーツもできないし、音楽もできない。ただ、お笑いだったらイケるかも知れないと思ってこの世界に入ったわけで……。

――うんうん。
綾部過程は問わないんです。とりあえずキャーキャー言ってくれたら嬉しいんですよね、結局(笑)。全然面白くなくてキャーキャー言われていても良いんです。それが永遠に続くならね。でも、やっぱり面白くないと生き残れない世界じゃないですか。

――だからこそ、芸を磨くワケですね。
綾部頑張らなきゃ生き残れないですよ、ホント(笑)。

自分のポジションを把握することが大事……まぁ、失敗して叩かれますけど(笑)

  • 男前の基準は“相手を惹きつける何か”があること

    男前の基準は“相手を惹きつける何か”があること

  • キャラでやってるなら息詰まるかもしれないけど、別にそうでもないし

    キャラでやってるなら息詰まるかもしれないけど、別にそうでもないし

――すごくご自分のことを客観視してますよね……。そんな綾部さんが思う“男前”の基準ってなんですか?
綾部うーん。男性、女性を問わず、相手を惹きつける何かがあれば……。それは嫌悪感でもいいと思うんですよ。よくあるじゃないですか? 最初は嫌いだったけど、いつの間にかハマっちゃいましたって言われると嬉しいし、その逆も当然ありますよね。その“インとアウト”が交互にあるから奮起すると思うんです。

――なるほど。
綾部“イン”ばっかりのときはモテてるときだし、“アウト”ばっかりだと、何か自分のなかでズレているんだろうなって感じるだろうし。そこは冷静に見ようとは思いますね。「あぁ、いまはアウトが続くな……」って思えば修正しなければと思うし。

――それは、芸人・綾部祐二にとっても同じことが言える?
綾部芸人としてもそうだし、ひとりの男としてもそうですね。なるべく冷静に状況を判断しようと常に思っているんですけど、たまに見えなくなるときもあります(笑)。

――アハハハハ!
綾部だから、ポジション取りなんですよね。自分自身がどのポジションに適しているのかをしっかり把握することが大事なんでしょうね。それは番組収録でも、先輩との飲み会でも、コンパでも常に考えています。

――そのポジションをしっかりと嗅ぎ分ける嗅覚が大事なんですね。
綾部そこを間違えると、「天狗だ、天狗だ!」って言われることになる(笑)。昔からおふくろに「おごり高ぶりは自覚症状がないから怖い」ということをよく言われたんですよ。自覚症状がないからこそ、さらに輪をかけて気をつけなければとは思いますねぇホント(しみじみ)。

――だから常に自分を客観視しようとしているんですね。
綾部それでもまだダメだと思うんですよ。自分の気がつかない部分でポジション取りを間違えている。こう思われてるよ? とか周りから言われると、「あぁ、そんな気は一切なかったのになぁ」って思いますし。

――実生活だったら修正が効くかもしれないけど、芸能界で修正をするのは大変ですよね?
綾部そうですね〜。一度そういった印象がついたら、修正するのは至難のワザですね……。ただ、仕事中に「それおかしくないかな?」って思う瞬間がどうしてもあるんですよ。悪意を感じる瞬間というか……。そこはやっぱり覚悟して主張するしかないですけどね。

――で、待ってましたとばかりに「やっぱりアイツは嫌なヤツだ」(笑)。
綾部はい(笑)。でも、そこは覚悟するしかないというか。

――冷静さを欠く瞬間があるわけだ(笑)。
綾部「どうしよう?」っていう葛藤はあるんですけど、行っちゃえ!って(笑)。で、後日「あぁ、やっちゃったな……」って、ちょっと後悔して……。

――でも、そこは精神衛生上行くしかない時も絶対あると思いますよ!
綾部そうなんですけどね……でも主張した時って、そこだけ切り取られて独り歩きしていくもんですからね。

――ある種のキャラクター付けですよね。男前1位というのもそうですし、恋多き男だったり、熟女好きだったり(笑)。
綾部若い子も好きだし熟女の方も好きだし、どっちでもいいんですよ。だって、ただの性癖ですからね(笑)。まぁキャラでやってるんなら息詰まることもあるかもしれないですけど、別にキャラでもないし……。

――女性全般が大好きだと(笑)。
綾部そう! だから、例えばテレビとかで1ヶ月間僕を尾行した結果ですね、「綾部さん、全然熟女との交流ないじゃないですか!」ってことには……ならないですから。

――アハハハハ! やっぱり交流はあると(笑)。
綾部期待を裏切るようなことはないです(キッパリ)。

インフォメーション

『マンスリーよしもとPLUS』

総力特集よしもと男前&ブサイクランキング2013

            『マンスリーよしもとPLUS』4月号 3月1日発売!

 毎年恒例の『よしもと男前&ブサイクランキング2013』を今年も発表。各ジャンル上位の芸人へのインタビューはもちろん、BEST30までのランキングも発表!! さらに、『第5回沖縄国際映画祭』の見どころも、一足早くお届け。

関連リンク

<最新版>男前&ブサイクランキング TOP10
マンスリーよしもとPLUS公式サイト
ブサイク芸人1位!ノンスタ井上インタビュー
男前芸人1位!ピース綾部インタビュー
歴代の殿堂入り 一覧
<2012年>男前&ブサイク一覧

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