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(更新: ORICON NEWS

今年は混迷必至!? 2014“年新語・流行語大賞”を予想!!

早いもので、今年も残すところあと2ヶ月。1年を総括するイベントが今後目白押しだが、その代表的なものといえば『ユーキャン 新語・流行語大賞』だ。そこでORICON STYLEでは一足早く『流行語大賞に選ばれると思う言葉』について調査を実施。今年は例年以上の“豊作”だけに、混戦必至となりそうだ。

全世界で大ヒット!! 紅白まで継続する人気の余波

  • 『アナと雪の女王』日本語版エルサとアナの声を演じた松たか子と神田沙也加 (C)ORICON NewS inc.

    『アナと雪の女王』日本語版エルサとアナの声を演じた松たか子と神田沙也加 (C)ORICON NewS inc.

 その年1年間に発生した「ことば」の中から、世相を軽妙に映し、多くの人々の話題に上った新語・流行語を選ぶ年末恒例の『新語・流行語大賞』。その年にブレイクしたタレントの決め台詞やギャグ、名言などが話題になることが通例だが、今年は芸能人以外の人物が発した名言・珍言があまりにも多く、果たしてそれらがノミネートされるのかどうかにも注目が集まっている。まずは、『流行語大賞に選ばれると思う言葉』のランキング結果から見ていこう。

 首位に選ばれたのは、アニメーション映画としての興行収入が全世界歴代1位となった『アナと雪の女王』の略称【アナ雪】。作品としての質の高さはもちろん、劇中歌、エンドロールで流れる「レット・イット・ゴー」も大ヒットを記録するなど、まさに社会現象と呼ぶに相応しい一大ムーブメントを巻き起こした。

 同ワードを推す要因としては、「自分も観に行ったし、曲もかなり流行ったし、誰もが認める近年稀にみる大ヒット作だから」(兵庫県/10代/女性)、「今年はネガティブな話題が多い印象を受ける中、凄く平和的な印象を残す言葉だから」(埼玉県/40代/男性)などの声が大半であり、老若男女問わず幅広い層から支持されていることがうかがえる。

 また、今回のランキングでは【レリゴ〜♪(ありのままの〜♪)】も4位にランクインしており、まさに“アナ雪旋風”が日本中を席巻したことを裏付ける結果に。『NHK紅白歌合戦』でも、『アナ雪』コーナーが設けられ、劇中歌を歌った松たか子が遂に生歌を披露するのでは? と噂されるなど、そのムーブメントは1年の締めとなる大みそかまで引っ張られることになりそうだ。

エレキテル、“一発屋”の通例を覆せるか!?

  • 「ダメよ〜ダメダメ」で大ブレイクした日本エレキテル連合 (C)ORICON NewS inc.

    「ダメよ〜ダメダメ」で大ブレイクした日本エレキテル連合 (C)ORICON NewS inc.

 続く2位にランクインしたのは、現在大ブレイク中の女性お笑いコンビ・日本エレキテル連合のギャグ【ダメよ〜ダメダメ】。今年の初旬から各バラエティ番組に出演、圧倒的な爪痕を残し瞬く間に大ブレイクを果たした日本エレキテル連合。7月に発表した『2014 上半期ブレイクランキング』(オリコン調べ)でも3位にランクインしているが、下半期も活躍ぶりを見ると、“年間”では逆転首位の可能性も十分あり得る。

 主なコメントとしては「学校でもみんな使ってて流行ってると実感するから」(秋田県/10代/女性)、「こういう単純なギャグは出尽くしたと思ってたけれど、まだ残ってたのか??という驚きと、あのビジュアルのインパクトは凄かった!」(兵庫県/30代/女性)など、その強烈過ぎるインパクトに魅了されるユーザーが多かった。

 これまでの『流行語大賞』にも、数多くの芸人たちのギャグがノミネートされてきたが、その多くは“一発屋”の烙印を押され下降線をたどることが通例。同賞にノミネートされるのは芸人にとっては、痛し痒しといったところだろう。

“アナ雪”に勝るとも劣らない『妖怪ウォッチ』の経済効果

  • キング・クリームソーダによるOPテーマ「ゲラゲラポーのうた」は最高4位、「ようかい体操第一」を収録したDream5のシングルは最高8位を記録するなど音楽も軒並みヒット

    キング・クリームソーダによるOPテーマ「ゲラゲラポーのうた」は最高4位、「ようかい体操第一」を収録したDream5のシングルは最高8位を記録するなど音楽も軒並みヒット

 3位にランクインしたのは、現在子どもたちを中心に爆発的なブームを巻き起こしている【妖怪ウォッチ】。元々はゲームソフトとして昨年発売されたが、今年の1月からテレビアニメ版が放送開始するや大人気に。関連商品として発売された玩具の妖怪メダルは、品薄になる程の人気商品、主題歌「ゲラゲラポーのうた」も大ヒットを記録するなど、“アナ雪”に負けず劣らずの社会現象となり、その経済効果は計り知れない。

 主なコメントを見ても「運動会でも妖怪たいそう、店頭では徹夜して並んで、いたるところでウォッチが売り切れで手に入らない、決定でしょ」(福岡県/30代/女性)、「子供がはまっていて、大人も振り回されています」(40代/福岡県/女性)など、子を持つ親も、その大ヒットぶりを実感している様子。ただ、あまりのヒットぶりと関連商品の多さから、クリスマスプレゼントに今から頭を悩ませている人も多いことだろう。

ネガティブ系のワードは果たしてノミネートされるか!?

 そのほか注目のワードと言えば、【STAP細胞】(5位)、【STAP細胞はありま〜す】(6位)、【号泣県議】(7位)などの、いわゆる“お騒がせ系”のネガティブワードだろう。今年1月に発表し一躍時の人となったが、様々な研究不正の疑義に見舞われ、論文は撤回、一連の現象と細胞は科学的根拠を失った小保方晴子氏。ジェットコースターのような急降下っぷりと釈明会見での涙を浮かべての「STAP細胞はありま〜す」という台詞は、真偽のほどが定かではないが、強烈なインパクトを残したことは事実。

 インパクトという点ではこちらも負けていない。政務費不正の嫌疑をかけられ、会見で泣きながら潔白を主張した“号泣県議”こと野々村竜太郎 元兵庫県議。会見での号泣ぶりが余りに強烈だったため、ネットには様々なコラ画像が続々と誕生。中には会見中の野々村氏の全コメントをウィキペディアに更新する猛者も。「ネタとしての汎用性が非常に高く、流行ったと思うから」(神奈川県/20代/男性)、「あれほど愚かで、おもしろかったパフォーマンスは見たことがない」(東京都/40代/男性)など、ネガティブながらも“流行語”として認めざるを得ないという旨のコメントが目立った。

 今年を振り返ると、上記の2案だけでなく、2月には自作としていた曲が代作によるものと発覚した佐村河内守氏の“ゴーストライター”騒動、パソコンを遠隔操作して殺害の予告などを書き込んだとして逮捕された“PC遠隔操作事件”、女性都議に「結婚しろ」などの“セクハラやじ”を飛ばした東京都議会やじ問題、LINEで中学生に「ただではすまない」と送信した山本景府議など、良くも悪くも芸能人以上にインパクトを残した著名人が目立つ。

 “ゴーストライター騒動”が今年初頭の出来事だったことに隔世の感を禁じ得ないが、それだけ多くのお騒がせ人が台頭し、多くの流行語候補が生み落されたということなのだろう。通常、『流行語大賞』では、ポジティブなワードはノミネートされる可能性がきわめて高いが、ネガティブなワードに関してはスルーされることも多々ある。果たして年末の正式発表で“STAP細胞”や“号泣県議”がどのような扱いを受けることになるのか? 引き続き注視していきたい。

2014年 “新語・流行語”大賞予想ランキング

  • 順位
  • 流行語
  • 関連ニュース/特集
    • 5位
    • STAP細胞
    • 6位
    • STAP細胞はありま〜す

集計期間:2014年10月9日(木)〜10月14日(水)
調査対象:合計500名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代の女性)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査



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