ORICON STYLE

2010年06月09日
セックス・アンド・ザ・シティ2
派手な外見の根底にある 女性を納得させるリアリティ
PHOTO GALLERY
世界中どこの国でも女性は同じ気持ち
サラ・ジェシカ・パーカー
キム・キャトラル
クリスティン・デーヴィス
シンシア・ニクソン

――4人そろっての来日は初めてですね。
【サラ】 全員で来日できたことを本当にうれしく思います。あたたかく迎えていただきありがとうございます。(翌日の)ジャパンプレミアでは、ファン1人ひとりにお礼を言いたいと思います。
【シンシア】 日本に来られてうれしいです。ニューヨークでもよく日本のファンが、この作品が日本でどれほど人気があるかを教えてくれます。空港でも熱狂的に迎えていただきとてもうれしく思いました。
【クリスティン】 シンシアに同感。空港ではビックリしましたけど(笑)。他の国と違って、日本では多くの方々にシャーロットの保守的な部分を理解していただけるのが、とてもうれしいです。
【キム】 コンニチハ。日本に来られてうれしいです(日本語で挨拶)。あたたかい歓迎ぶりに感謝しています。どこの国に行っても女性は同じ気持ちでいることがエキサイティングですし、なんだか女性運動を始めているような気分になります。

――『SATC』シリーズは13年続いていますが、同じ人物を長年演じていると、役柄とプライベートが混在することがありますか?
【サラ】 大好きな役柄をこれだけ長い間演じることができるのは、非常に光栄なことだと思います。私たちのキャリアのなかでも稀なことですし、ある意味、もうひとつの人生、二重の生活を送っているような気もするんです。私生活に影響が及んでいるかというと、やはりテレビでこれだけ長い間放映されていると、私とキャリーが同一人物のようにみられることもあると思います。それが重荷になるかについては、私にとってはとにかく、世界中のどこに行っても私たちのことを知っていていただけることがうれしいです。たしかに、それが煩わしく思うようなときもありますが、それよりも感謝の気持ちのほうが大きいですし、今日のような機会にみなさんにそのことを伝えられるのがとてもうれしいです。

――シリーズにはたくさんのゴージャスな衣装が登場しますね。
【サラ】 衣装担当のパトリシア・フィールドは、日本が大好きで何度も来日しています。日本の女性のファッションは、『SATC』シリーズにとても影響を及ぼしていることをお伝えしたいと思っていました。とくにシーズン1のあと、パトリシアが日本のファッション誌をたくさん持ち帰ってきて、私たち全員それをすごく参考にしました。キャリーがシーズン2〜4で着ている衣装は、日本女性のファッションの影響を受けているんです。私も日本女性のユニークで個性的なファッションは大好きです。

――今作に出てくる衣装のなかから、ひとつだけベストルックを選ぶとしたら?
【サラ】 一番好きな衣装については……、こういうのを決めるのは苦手なんです。でもあえて選ぶとすれば、アブダビの市場にミランダと2人で行くときの衣装ですね。ディオールのビンテージのTシャツに上着を着て、この映画のために特別にデザインされたマノロの靴を履いています。まさにキャリー的なファッションだと思いますし、市場の入り組んだ迷路のなかでの撮影はとても思い出深いです。

ハピネスと達成感を求めて13年続いた
LONELY↑D(ロンリーディ)

――シリーズではみんなが幸せを追い求めますが、普段ハピネスを感じる瞬間を教えてください。
【キム】 日本に来られたこともすごく幸せなんですけど、いま思うと、この『SATC』がスタートした瞬間です。ウエストビレッジの地下だったかな……。
【3人】 チェルシーの暗い部屋よ。
【キム】 そうそう(笑)。その最初の台本の読み合わせのときにケミストリーが起きたんです。もう13年前になりますが、そのときはテレビ局の関係者も集まっていて、みんな初対面で緊張していたんですけど、一瞬にしてすばらしいものが生まれました。夜遅くまで撮影をしてうまくいったときは、まさに幸せな瞬間。この13年間、私たちはハピネスだけではなく、達成感を求めていたと思うんです。それを常に感じながらやってきました。

――欧米の雑誌では、この映画の中の中東の女性差別への批判が甘いと批評されていました。
【シンシア】 まず、このシリーズは、社会風刺をしているところはありますけど、政治的なメッセージを発信する作品ではありません。観方によっては政治的に受け取る人がいますけど、私たちが示しているのは、社会における女性のさまざなま選択肢です。女性はファッションが好きだ、キャリーはゴージャスなライフスタイルが好きだっていうのはみなさんわかっていると思うんですけど、これはコメディなんです。
【キング監督】 この映画はこんなに派手でグラマラスで、ありえない世界であっていいんです。それは、外見はどんなに派手でも、根底には女性が納得できるリアリティをちゃんと備えているから。そのうえで、普段観られないものを映画館で観たいという女性の望みをかなえている映画だと思います。私がこの4人のキャラクターに対して自分に課しているルールは、同じことを描かない、リピートをしないということです。ただし、4人の女性の爆発するような愛を描くことは毎回やっていますが(笑)。今回もそれがお客さんの心を捉えていると思います。

――今作でのアブダビの夜のステージシーンは素敵です。
【クリスティン】 おそらく私が一番緊張していたと思うんですけど、歌うのが怖かったんです。撮影は、ダンサーやオーディエンスら出演者がたくさんいて、歌ったり踊ったりしたので何日もかかりましたが、映画のシーンと同じで彼らがエネルギーを与えてくれました。緊張はしましたけど、すごく楽しいシーンでもありました。
【キム】 とにかくあのシーンは大好きです。4人でガールズバンドを組むべきだと思ったし、ラスベガス・ツアーもできるんじゃないかと(笑)。(監督に向かって)また次作でも歌う機会が欲しいです!


PROFILE
サラ・ジェシカ・パーカー

サラ・ジェシカ・パーカー 
1965年3月25日生まれ、米・オハイオ州出身。
8才でデビューし、天才子役として活躍。以降、『ハネムーン・イン・ベガス』(1992年)、『エド・ウッド』(1994年)など多数のヒット作に出演。主演を務めたドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』では、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞を4回受賞。近作には『噂のモーガン夫婦』(2009年)などがある。

キム・キャトラル

キム・キャトラル 
1956年8月21日生まれ、英・リバプール出身。
1975年に『ローズバッド』で映画デビュー。以降、『ポリスアカデミー』(1984年)などの映画に出演。人気ドラマシリーズ『セックス・アンド・ザ・シティ』では、ゴールデン・グローブ賞助演女優賞を受賞。女優として活動する一方で、ライターとしても活躍する。

クリスティン・デーヴィス

クリスティン・デーヴィス 
1965年2月23日生まれ、米・コロラド州出身。
1995年にドラマ『メルローズ・プレイス』で注目を浴びる。『セックス・アンド・ザ・シティ』シリーズでは、ゴールデングローブ賞とエミー賞の助演女優部門でノミネートされ、同作の映画版にも出演。また、貧困や争いを根絶するために国連でスピーチを行うなど慈善活動も行っている。

サラ・ジェシカ・パーカー

シンシア・ニクソン 
1966年4月9日生まれ、米・ニューヨーク出身。
1980年、『リトル・ダーリング』で映画デビュー。『セックス・アンド・ザ・シティ』シリーズでは、エミー賞の助演女優賞を受賞。また舞台にも多く出演し、『Rabbit Hole』ではトニー賞を受賞するなど、多方面で高い評価を受けている。


映画情報
(C)2010 New Line Productions, Inc. and Home Box Office, Inc.

ストーリー:
物語は、前作から2年後。4人それぞれが平穏な日々を楽しんでいた。しかし、2年もあれば、世の中は変わる。“絶対あり得ない”と思っていた、“すごいこと”さえ起きてしまうのが人生だ。新しいハプニングが、次々と4人の前に立ちはだかる。彼女たちは砂漠の国へ、女だけの逃避行に出かけるのだが──。ハッピー・エンドのその先の、もっとエキサイティング、さらに感動的なストーリーが今、始まる!

 

監督:マイケル・パトリック・キング
出演:サラ・ジェシカ・パーカー キム・キャトラル 
クリスティン・デーヴィス シンシア・ニクソン
2010年6月4日(金)より
丸の内ピカデリー他 全国ロードショー
(C)2010 New Line Productions, Inc. and Home Box Office, Inc.

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