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これまでに多くのスターを生み出してきたホリプロタレントスカウトキャラバン(TSC)が、今年も第36回として開催される。そこでグランプリを受賞し、羽ばたいていった今旬の女優、フレッシュなタレントたちのなかから、5人がリレーインタビューに登場!それぞれの“最初の一歩”を語る。

――TSCは、お父さんが他薦として応募されたそうですね。
【足立】 夜寝る前に父が「出してみる?」と言ってきて。「いいんじゃない?」「応募用紙に貼るから、最近の写真ある?」「アルバムにあるんじゃない?おやすみなさい」くらいでした(笑)。

――自分ではタレントになりたい気持ちは?
【足立】 人前に出るのは嫌いでした(笑)。メッチャ明るい性格で学校でバカなこともしていましたけど、教壇でしゃべるのはイヤ。でも、本当は目立ちたがりで。学級委員長とかやりたいのに、自分からは手を挙げられなくて、誰かに「お前やれよ」と言われると、「やだよ〜」と言いつつ喜んでいるタイプでした(笑)。

――地方予選、グアム合宿、決選大会とあって、一番思い出に残っているのは?
【足立】 合宿では、どのレッスンでも私はヘタクソでしたね。ダンスはクネクネしてるだけで「この子、何してるの?」みたいな(笑)。歌も演技もできないし、トークは普通のことしか言えないし、ウォーキングもメッチャ怒られました。

――ヘコんだりしました?
【足立】 でも、ひとりずつビデオや写真を撮っている間に、待っている人同士でしゃべったりしていたのは楽しくて。決選大会の前日も、スタッフさんが気をつかって全員ひとり部屋にしてくれたんですけど、中3だった3人でひとつの部屋に集まって、川の字で寝たり。「みんなでがんばろう!」っていう感じでした。

――決選大会での梨花さんは、スコートでファッションショーをやったのが印象的でした。
【足立】 あれはですね、私は歌も演技もダンスもできないから、ファッションショーしかなかったんです(笑)。地方予選でテニスの素振りをやったから、「もう1回入れてみたら?」と言われて。

――予選からテニス推しだったんですか。
【足立】 特技でやることがなくて、母が「テニス部なんだから素振りでもしたら」と。「いやいや、オーディションで素振りする人はいないから」と言ったんですけど(笑)、母が名古屋まで送ってくれて、ラケットを持っていかなきゃいけない状況になって。でも、予選では審査員の方がノリノリで「はい、ボレー!スマッシュ!」とか言うのに合わせてやったら盛り上がったので良かったです(笑)。

――決選大会では、グランプリを獲れそうな手応えはありましたか?
【足立】 全然ないですよ。みんなすごかったし。当時は、りっきー(入来茉里)に似ているとよく言われていたんですね。特別賞でりっきーが選ばれた瞬間、キャラがカブるから私は絶対ないなと。そしたら……ビックリしましたね。

――グランプリを獲って上京もして、人生が激変しましたよね?
【足立】 TSCで鍛えられて、演技もバラエティも水着グラビアの仕事も楽しくて。ホームシックには全然ならなかったです。逆に、親から「たまには帰ってきて」とプレッシャーをかけられています(笑)。

――オフの日は何をしているんですか?
【足立】 インドア派で、寮から駅までの道以外は周りに何があるかもよく知りません(笑)。部屋では、録画しておいたドラマや『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)の自分が出ていない曜日を観て、「こういうときにこう言えばおもしろくなるんだ」とか勉強しています。

――美容とかで気をつけてることも?
【足立】 ……とくにないですね。私、髪も乾かさずに寝ている日もあります(笑)。巻いてもストンと落ちるくらいストレートなので、寝ぐせがついて困ったことはないですね。

―― 一代前のグランプリの石橋杏奈さんと仲が良いそうですね。
【足立】 よく一緒に100均(ショップ)に行ったりしています(笑)。初めて会ったときはすごく大人しい人かと思って、私とは合わないかなと思っていたんです。それが高3になって話すようになったら、メッチャおもしろい人でした(笑)。急に踊り出したりしますからね。寮のホワイトボードに何か書きながら踊り始めて「何で今?」みたいな(笑)。

――第35回グランプリの安田聖愛さんともすぐ仲良しに?
【足立】 初対面ではお互いちょっと緊張していたんですけど、打ち解けてくると明るい女の子でした。可愛いくて自然体で清楚で。聖愛ちゃんは聞き役が多いですけど、だんだんおしゃべりも増えてきましたね。

――今年のTSCは声優アーティストを募集するそうですが、梨花さんも『アンパンマン』の映画に声優として出演するそうですね。
【足立】 前にも『銀河鉄道999』で声優をやらせていただいて、声だけの演技というのがすごく難しかったです。アニメだと、普段の演技よりも少しオーバーにやるくらいでちょうど良くなるのかなと感じました。ベテランの声優さん方は声だけで全然違うキャラクターになって、本当にすごいと思いました。

――今回のTSCへ応募を考えてる人へアドバイスをお願いします。
【足立】 少しでもやりたい気持ちがあったら、チャレンジした方がいいと思います。応募しなければ、何も始まらないので。審査は素のままで受けることが大事かな。審査員の人には、自分を作って行っても見抜かれちゃうんですよ。だったら最初から素で行って、声優をやったらこういうこともできると、ギャップがみえたほうがいいのかなと思います。

(文:斉藤貴志/写真:片山よしお)

足立梨花
1992年10月16日生まれ。三重県出身。
第32回ホリプロタレントスカウトキャラバン(2007年)でグランプリを獲得。NHK総合『隠密八百八町』レギュラー、日本テレビ系『ヒルナンデス!』木曜レギュラー出演。『2011Jリーグ特命PR部 女子マネージャー』を務める。

ホリプロが開催する新人発掘を目的としたオーディション。1976年に行われた第1回TSCの榊原郁恵のグランプリから始まり、以後井森美幸、山瀬まみなどバラエティで活躍するタレントや、深田恭子、綾瀬はるか、石原さとみなど映画やドラマで活躍する女優と、さまざまなジャンルのタレントを輩出してきている。
36回目となる今年の募集テーマは「声優アーティスト」。現在、ホリプロには声優アーティストは在籍していない。ホリプロ初となるのは果たして!?
オーディションの締め切りは6月30日。詳細は公式サイトへ!

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