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  Check 2011年04月06日
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一緒に年月を歩んできた愛おしい役柄

――加藤さんが演じた伊沢環菜(カンナ)は、伊藤英明扮する主人公・仙崎大輔と出会い、恋人となり、今作では大輔の妻となって、さらに一児の母に!環菜を取り巻く変化に、改めて『海猿』シリーズの息の長い人気を実感しました。
【加藤】 最初の『海猿』の撮影のときはハタチでしたが、今は28才になりました(笑)。まさかこんなに何年もかけて演じることになるなんて、全く想像していませんでした。長い時間をかけてひとつの作品に携わり、ひとりの女性を演じられた経験は、女優としてかけがえのない、ありがたいことだと思っています。環菜と一緒にこの年月を歩んできた感じがして、すごく愛おしい役柄です。


――毎回、海上保安官として危険な救助活動に行く大輔の無事を祈りながら、ひたすら帰還を待つ環菜。今回は、生後10ヶ月の小さな赤ん坊を抱え、前作をしのぐキツい状況に置かれましたね。
【加藤】 『海猿』の撮影は、毎回心情的にきつかったのですが、今回はその極みというか(苦笑)。私、ごはんを食べるのが大好きなんですけど、撮影中は食事がのどを通らなくなるくらいつらかったですね。前作にも増して、大輔くんと言葉を交わすシーンが最後までなかったし。喋れない赤ちゃんとふたりきりという、ストーリーと同じ極限状態のなかを、想像力と集中力と忍耐で葛藤する日々でした。ほかのキャストのみなさんに比べたら、体力的には全然過酷じゃなかったんですけど、精神的にはけっこうハードでした。


――今回の海難事故現場の描写も、壮大なスケールと迫力のアクションに心揺さぶられるシーンの連続でした。加藤さんはどんな気持ちで完成作をご覧になりましたか?
【加藤】 たぶんお客さんにとても近い心境で、純粋に作品を観ていたと思います。台本で事前にストーリーを知っていても、海難現場のシーンは専門用語がたくさん出てくることもあって、どれくらい危険な状況なのか、いまいちつかみきれなくて。今回も映像を観て初めて「わっ、こんなに油が出てる!」とかがリアルにわかって、手に汗握る感じですごくハラハラしながら観たことを覚えています。


もともと台本にはなかった結婚式シーン

――大輔の置かれた状況をリアルに想像できてしまうと、逆に環菜を演じるのがつらすぎますよね。そんな環菜の等身大の存在感が、普段実感のわきにくい、海保の方々の命賭けのドラマと観客とのブリッジになっているように思います。
【加藤】 観て下さる方にそう思っていただけたら、すごくうれしいですね。『海猿』は1作目からずっと、恋愛だけじゃなくて、家族、友情や仲間……広い意味での愛情や絆をテーマにした作品だと思っています。“あきらめない”とか“信じる”とかって一見ウソくさかったり、照れくさかったりするかも知れないけど、やっぱり人が生きていくうえでいちばん大事な要素だと思うし、そんな本来みなさんが思っていることを、ストレートにギュッと濃縮して描いているところが、幅広く多くの方々に観ていただける魅力じゃないかなって。


――母となり、いきなりどんと構えるようなウソくさい女性像ではなく、不安を抱えながらも、シリーズを重ねる度に少しずつリアルに強くなっていく環菜の変化をどう表現したいと考えていましたか?
【加藤】 環菜の素直じゃない、意地っぱりなところが最初はすごくかわいかったんですけど、愛する人ができ、子どもができたときに、ただ不安に怯えるだけじゃなく、守るべきものができたからこそ強くなった部分が、今回は出せたらいいなと思って取り組んでいました。不安って慣れるものではないですし、信じたいという気持ちが強くなるほど、不安も膨らむと思うので、そのバランスが難しかったですね。ラストで大輔くんに「おかえり」って言うシーンも、出会った頃の環菜なら、自分の感情が炸裂して、泣いちゃいたいし抱きつきたいところですが、信じて待ってちょっと強くなった、ひと味違った環菜でいたいなと思って、ああいう感じになりました。


――シリーズを重ねてどんどんカッコ良くなっていく大輔と、そんな大輔を支える環菜の最後のツーショットは(ふたりの間には息子もいましたが)、周りがかすんでしまいそうなほど輝いていました!加藤さんの最後の撮影シーンは大輔との結婚式だったそうですが、どんな気持ちで撮影に臨まれたのですか?
【加藤】 もともと台本にはなかったのですが、ファンのみなさんからリクエストをいただいて、新たに作られたシーンだったんです。ついにこのふたりも結婚するんだなって、なんか親のような気分になりましたね。いちばん近くでずっと見守ってきたキャラクターですから。すごくハッピーでした。


(文:石村加奈/撮り下ろし写真:片山よしお)
PROFILE

加藤あい
1982年12月12日生まれ。愛知県出身。
1996年、デビュー。テレビドラマを中心に活躍し、多くのCMにも出演する。最近の主な出演ドラマに『チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋』(関西テレビ系)『シバトラ〜さらば、童顔刑事スペシャル』(フジテレビ系)『うぬぼれ刑事』(TBS系)などがある。

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