ORICON STYLE

2010年05月26日

蹴られて悶絶する岡田将生!?

岡田将生 蒼井優

――クランクインから1ヶ月半。現場の空気はいかがですか? 【岡田】 すごくいい雰囲気のなかで、蒼井さんともいい距離感で演じさせていただいています。
【蒼井】 できれば、初日に戻りたいです(笑)。廣木(隆一)監督は、怒鳴ったりとかはないんですけど、かもし出す空気が怖くて(笑)。ふたりで必死になってついていく感じですね。でも、監督からのアドバイスを体現できれば、きっといい映画になるという確信を持てているので、最後まで振り落とされないようについていきます。

――おふたりとも初の時代劇ですね。 【岡田】 監督からは、時代劇っぽくやらなくていいと言われていて。ずっと練習してきた、乗馬や所作のあたりを気をつけて演じています。
【蒼井】 私も同じです。こういう衣装を着ていると、セリフをキメにかかりがちなんですけど、なるべくそこを避けて、ちゃんと相手との距離感や息遣いを感じながら演じていければと心がけています。

――殺陣のシーンもありますが、撮影で大変だったことは? 【蒼井】 乗馬の練習中は落馬をしたりしました。殺陣もふたりとも初めてで、脱臼したりとかケガが絶えませんけど……。でも、とにかく乗馬が楽しいです。私が前で岡田くんが後ろでふたり乗りをするんですけど、岡田くんのすねをよく蹴ってしまって。なるべく蹴らないようにと思ってはいるんですけど(笑)。
【岡田】 それがすごく痛くて……。悶絶するかと思うくらいのところを我慢しているんです。でも、乗馬のシーンが一番大変なんですけど、一番楽しいですね。馬の扱いにもだいぶ慣れましたし。
【蒼井】 私たちより馬のほうが頭がいいので、乗せていただいている感じです。

ずっと思い続けられる人がいる幸せ……

岡田将生、蒼井優

――映画は江戸時代の悲運の恋を描いていますが、おふたりの恋愛観は? 【岡田】 斉道(岡田演じる)は一途で、ずっと同じ人を愛し続けることって素敵なんですけど、なかなかできないことであって……。運命に翻弄されながらも、ひとりの人を愛し続けるってホントにすごいことだと思います。自分がこういう状況に置かれたらって考えると、僕も一途でありたいと思うんですけど……、答えは出ないですね。ずっと愛していたい、好きであり続けたいという気持ちはあります。
【蒼井】 このふたりのような恋愛って、すごく美しい。私もまっすぐな恋愛しかできないので、(この時代では)なぜこの恋がダメなんだろうって思ってしまいます。でも、恋人がいて、お互いがまっすぐに向き合っていれば、それ以上強いことはないと感じました。ふたりが選んだ道は、悲劇に見えるかもしれないけど、ずっと思い続けられる人がいるということはすごく幸せなんじゃないかな。私はそういうことに憧れます。

――撮影も終盤に入りますが、これまでの満足度はどのくらいですか? 【岡田】 わからないんですよね。毎日撮影が終わると、自分の中で反省会をしていて、「あ〜今日もできなかったな〜」とか思っているくらいなので……。でも、現場はすごく楽しいです。満足度でいうと、100でありたいです。
【蒼井】 岡田くんと朝会うと、「昨日も反省会しちゃったよ」って話しているんですけど(笑)。監督のOKをもらえたことで、納得して消化するテンションではあるんですけど、でもそれは自分で満足していることとはまた別で……。現場からの帰り道に反省しはじめて、OKをいただいたからいいんだって自分に言い聞かせながら明日に向かう感じです。満足度って、私は自分の芝居に対してはわからないんですけど、そのほかの部分では十分満足しています。やっぱり廣木監督はすごいって思って。

――廣木監督の魅力とは? 【蒼井】 現場で、芝居を一番しやすい環境を作ってくださって、そのなかでプレッシャーをかけてくれます(笑)。監督とまっすぐに向き合うしかない状況で、逃げ場がないといいますか。今回の現場で、「映画は音で成り立っている。衣擦れと呼吸と風の音だけあれば十分」という話をされていたのが、すごく印象に残っています。言葉でいうとまとまらないくらい魅力的な方です。
【岡田】 ヘンな意味ではなくてずるい人。心をしっかりとわしづかみにして、その感情をレールにのっけてくれるといいますか。すごく人柄に惹かれます。しっかりとついていって、廣木監督が考えていることにたどり着きたいです。(今作で自分が成長した?)観てくれた方がそう思ってくれればうれしいですね。

Profile

岡田将生
1989年8月15日生まれ。東京都出身。
2006年、CMでデビュー。2007年、映画『天然コケッコー』、テレビドラマ『花ざかりの君たちへ 〜イケメン♂パラダイス〜』(フジテレビ系)などに出演し注目される。2010年の出演映画は、『告白』(6月5日公開)『瞬』(6月19日公開)『雷桜』『悪人』(秋公開予定)。2011年公開予定の『プリンセス トヨトミ』に出演している。

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蒼井優
1985年8月17日生まれ。福岡県出身。
1999年にミュージカル『アニー』のポリー役でデビュー。2001年に映画『リリイ・シュシュのすべて』(岩井俊二監督)でスクリーンデビュー、深い悩みを抱える女子高生を好演し注目される。2009年は映画『おとうと』 『いけちゃんとぼく』 『ホノカアボーイ』などに出演。2010年、主演映画『雷桜』が秋公開予定。

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Information

『雷桜』

原作は、作家・宇江佐真理の恋愛時代小説『雷桜』(2000年4月初版)。時は江戸、身分制度があった時代に出会うはずのなかった男女の奇蹟的な恋の物語を描く。

将軍の血を引くが故に枷にはめられた世界で生きていた青年・斉道(なりみち/岡田)と、幼い頃に何者かにさらわれ、人里離れた山奥で自由に生きてきた野性的な女性・遊(ゆう/蒼井)。交わるはずのない境遇の2人が、奇妙な木“雷桜(らいおう)”の前で出会い、運命の恋におちる。叶わないと知りながらも深くお互いの心を求めあう斉道と遊。2人は初めて人を愛し、愛を知ることで心の成長を遂げる。しかし宿命は、2人を引き裂いてしまう……。

『雷桜』

監督:廣木隆一
プロデューサー:平野隆
出演:岡田将生 蒼井優 小出恵介 ほか
2010年10月22日(金)より全国東宝系にて公開
(C)2010「雷桜」製作委員会

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