ORICON STYLE

2009年12月24日
 

12年ぶりの主演映画『サヨナライツカ』を語る

中山にとって、日本アカデミー賞優秀主演女優賞の『東京日和』以来12年ぶりの映画主演となる『サヨナライツカ』。

子供を授かってから、世界との関わり方が変わった

――12年ぶりの出演作に今作を選んだ理由は? 【中山】 この作品の魅力をとても感じていました。今回はイ・ジェハン監督から出演のオファーがあり、自分のどこかに眠っていた過去の思いみたいなものが蘇ってきました。その時にどうしても演じたいと。そして、沓子のような自由奔放な役を演じてみたいとも思いました。

――今回の撮影に臨む際に心がけたこと、作品が完成した今のお気持ちをお聞かせください。 【中山】 役柄がとてもミステリアスな人物なので、その雰囲気を出すにはどうしたら良いか、あとセリフが少ないので、自分の心の声をたくさん用意して役に挑みました。いろいろな気持ちの中で時間をかけて作ったので、完成した今、とっても嬉しいです。完成した作品を観て、「何度でも観たい」と思うことができました。みなさんがどう感じるのか本当に楽しみです。今作品を楽しみにして頂いていた方も含めて、すべての方に感動してもらえると思います。

――今回、愛を貫く女性の役でしたが、ご家庭を持つ前と後で、愛に対する思いが変わったことはあったのでしょうか? 【中山】 愛については、やはり子供を授かってから、多少世界との関わり方が変わってきたように感じます。関わり方というよりも、生きていることだけで世界と関わっているんだと思えるようになりました。この映画を通して、男女の恋愛関係に関わらず大切な人や家族を愛することであったり、すごく愛というものを大きく感じることができました。

――今作では「沓子」のほかに、沓子と運命の恋に落ちる豊の婚約者「光子」(石田ゆり子)が登場しますが、対照的な2人の女性にどのような印象を受けましたか? 【中山】 女性は、沓子の様な一面も、光子の様な一面もどちらも併せ持っていると思います。沓子の場合は本当にストレートに思いを表現してただひたすらに愛するっていう、なかなかできることではないんですが、そんな女性に憧れはあります。共感というよりも憧れですね。光子に対しては、光子の夫を支えていく姿や強い信念を持っているというところに共感を覚えます。

泣いたり笑ったり怒ったり、いろいろな感情が交錯した

――ブランクは感じましたか? 【中山】 スタッフも共演者も皆さんが温かくて。なので、現場では不思議とブランクを感じさせない穏やかな気持ちで撮影をすることができました。

――パリでの生活は、久しぶりの女優業復帰に影響しましたか? 【中山】 ブランクを空けてその後に演じることがあるとすれば、それまで仕事をお休みして生活していきながら自分を磨いたり、変わったりした部分が滲み出るような芝居になれば良いなと思っていました。それが今、どのように表れているのかは、まだ自分には分からないですね。

――イ・ジェハン監督とはいかがでしたか? 【中山】 監督はものすごく強いこだわりを持った方でした。スタッフの方たちは監督の才能を知っているので、誰もが監督を信じてついていく姿が印象的でした。私もそれに習って忍耐強くご一緒させて頂きました。本当にピュアな部分と信念を絶対に曲げない強さには感動しました。

――撮影場所となったタイや、劇中の色鮮やかな衣装の数々は? 【中山】 タイの空気感などは上手く映像に表れていると思いますし、衣裳もとても素敵なので、ぜひ映像でご覧頂いて楽しんでもらいたいです。

――撮影はかなり大変だったと伝え聞いているのですが・・・。 【中山】 そうですね。泣いたり笑ったり怒ったり、色んな感情を織り交ぜながら、撮影中もそうでない時もスタッフの皆さんと一緒に過ごしていました。なので、とっても思い出深い作品になりました。

――最後に読者へメッセージをお願い致します。 【中山】 スケール感のある、とっても壮大なラブストーリーに仕上がりました。観終わった後に、恋人や家族や大切な人達ときっと愛について語るキッカケになる作品になったと思います。みなさん大切な人と愛についてお話ししてください。

プロフィール

中山美穂
1970年3月1日生まれ。東京都出身。
1985年にテレビドラマ『毎度おさわがせします』(TBS系)に出演し、一躍スターとなる。同年6月、「C」で歌手デビュー。その後、7年連続の『NHK紅白歌合戦』出場、『日本レコード大賞』2回受賞。1989年の『君の瞳に恋してる!』をはじめ、フジテレビ系"月9"ドラマ7作品に主演。歌手として、女優として時代を代表する存在となる。
映画出演作には、『ビーバップハイスクール』(1985年)『波の数だけ抱きしめて』(1991年)『Love Letter』(1995年)『東京日和』(1997年)などがある。2002年に芥川賞作家、辻仁成氏と結婚し、2004年に誕生した長男・十斗(じゅうと)くんと一家でフランス・パリ在中。2009年にパリでの生活を綴ったフォトエッセー『なぜなら やさしいまちが あったから』(集英社)を発売。『サヨナライツカ』は、『東京日和』以来12年ぶりの映画主演、2002年『ホーム&アウェイ』(フジテレビ)以来7年ぶりの女優活動となる。

ストーリー

映画風景
サヨナライツカ

ストーリー:
1975年、灼熱のバンコク。お金・美貌・愛に不自由なく暮らし、“ただ、愛されること”を求め生きてきた沓子は、ある日、夢に向かって真っすぐ生きるエリートビジネスマン・豊と出逢う。たちまち魅かれ合い、熱帯の夜に溺れていくふたり。しかし、豊は結婚を目前に控え、日本に婚約者がいたのだった。

叶わぬ恋とわかっていながら、愛することこそが本当の愛だと気づいた沓子は、それでも、豊を愛し続けると決める…。そしてふたりは25年後のバンコクで、運命の再会をするが―。

監督・脚本:イ・ジェハン
出演:中山美穂 西島秀俊 石田ゆり子 マギーほか
2010年1月23日(土)より全国ロードショー
予告編 
公式サイト
(C)2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.


主題歌

中島美嘉

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発売日:2010/01/20[シングル] 価格:¥1,223(税込)
ソニー・ミュージックアソシエイテッド 品番:AICL2078

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