ORICON STYLE

2009年11月18日

初めはおとなしい人かと思った(笑)

――初共演ですね。撮影に入る前と後でお互いの印象は変わりましたか?
【マイコ】 テレビで拝見していて、すごくさわやかな方だなと思っていたんですよ。実際にお会いしてみると、誠実で明るくて、現場を盛り上げてリードしている印象がありました。もうプロだなと。現場での姿勢とかホントに勉強になりました。
【小池】 そんなことないですよ(笑)。(マイコさんは)初めはおとなしい方かと思っていたんですけど、話をしていくうちに、徐々にこりゃ違うぞと。なんか普通じゃないっていう印象が強くなって(笑)。例えばガンダム事件。撮影現場にガンダムのマンガが全巻置いてあって、僕ら1巻から読み始めたんですけど、ある時点で、8巻がないぞ、誰がもってんだって騒ぎになったんです。そうしたら「私もっていました〜」って。犯人だったんですよ。なぜかマイコさんは8巻から読み始めていて・・・。


――なぜですか?
【マイコ】 私の記憶がたしかならば、1巻がなかったからです。
【小池】 (笑)じゃあ、2巻からでしょ。


――お互いの直してほしいところや気になったことは?
【マイコ】 ないですよ、まったく。ホントにすばらしい方です。現場でも小池さんの周りにいる方ってみんな笑顔で、それってすごいことだと思います。


――小池さんは?
【小池】 そうですね。ちょっと思ったのは、(撮影用の)現場バッグがかぶったことですかね(笑)。まったく同じメーカーのバッグを、ふたりでお揃いでもってきていて。僕は、この映画から新しいバッグにしたんですけど、そうしたらまったくのドンかぶりで、色違いだけだったんですよ。
【マイコ】 私も同じく、この映画用に気合を入れて新調したバッグなんです。
【小池】 それで、周りになんかヘンな誤解を生むんじゃないかなっていうことだけが・・・。
【マイコ】 (笑)すみませんでした!
【小池】 (笑)いえ、おもしろかったです。すごい偶然ですよね。

恋愛に積極的なのは、自分にはない部分
独占公開!小池徹平とマイコの劇中写真

――マイコさん演じる中西さんは恋愛一直線。『山形スクリーム』(2009年)で演じた女性教師も近い部分はありますね。
【マイコ】 そこは、自分にはない部分だったりするので、演じていておもしろいですね。日常ではできないことなので(笑)。中西さんは、ひとつのことにしか集中できなくて、ある意味、起用じゃないところとかは自分に似ているかなと思います。“変わりたい”という気持ちをもっているところは共感できますね。それは、誰しもがどこかにもっているものかもしれませんが・・・。


――中西さんは、失恋してちょっとおかしな行動をとったり・・・。そこも共感!?
【マイコ】 私は、ああいうふうにはならないですね(笑)。でも、こういう方もいるんだな〜って。
【小池】 ちょっと似たとこは・・・。
【マイコ】 あるんですか?自分ではぜんぜん自覚していないんですけど。


――撮影で一番苦労したことは?
【小池】 セットでの撮影は、ずっと会社の場面になるので、朝から夜のシーンまで1日中そのなかで撮っていて、疲れている芝居を続けていると本当に自分が疲れている気がしてきたりして。みんながどよ〜んとした空気になってくるんですけど、そのへんが、後半になってくるとけっこうきつかったですね。いい意味でいえば、リアルな疲れ感が出たのかなって思いますけど。
【マイコ】 私も同じで、朝方までの撮影が何度かあって、やっぱり疲れが出てくるんですけど、それはいい方向にお芝居に利用して。デスマ(※)もリアルにみえたんじゃないかと思います。あと、現場初日が病院での撮影で、環境も慣れていないし、時間にも限りがあるし、後半の重要なシーンなので、緊張の連続でしたね。
【小池】 そんなふうにはまったくみえなかったのが、すごいところ(笑)。
【マイコ】 いえいえ、けっこういっぱいいっぱいでした。

緊張していてもそうみえない・・・!?

――緊張を和らげるためになにかした?
【マイコ】 小池さんと話をして。趣味はなに?とか普通のことを(笑)。


――マイコさんは、小池さんが緊張している姿をみた?
【マイコ】 小池さんから緊張なんて、ぜんぜん感じないんですけど。でもやっぱりマ男さんの思いを吐き出すシーンでは、気持ちをすごく高めているんだなっていうのは、感じましたね。集中されているんだなって。
【小池】 僕自身は、いつも緊張していますけど・・・(笑)。


――緊張を和らげるためのプライベートでの気分転換は?
【小池】 自転車が好きでいつも乗っているんですけど、最近だと、部屋の匂いをよくして、癒しの空間にしたいなと。たまたま立ち寄った店に、すごいいい匂いのする芳香スプレーがあって。毎朝起きて、部屋のなかをシュッシュッとやって、いい匂いにするのが最近ものすごく好きです。バニラっぽい感じのあまい香りです。清々しい気分になります(笑)。
【マイコ】 最近、韓国料理にハマっていまして、インターネットで探したり、友人たちから情報収集をしたりして、食べに行っています。(辛いもの好き?)ずっと苦手だったんですけど、なぜか急に食べられるようになりまして(笑)。辛いものがおいしい料理屋をいろいろ探しています。


――最後に今作への思いを。
【小池】 話をいただいたときは、タイトルがすごいのでどんな映画なんだろうって思っていたんですけど・・・。台本を読んでみると、そんなに重い話ではなくて、明るくて笑えるエピソードだったり、泣ける要素がすごくつまった映画だなと思いました。会社内だけで話が進んでいくだけではなくて、CGを使うようないろいろなシーンがあったり、賑やかに楽しめる映画じゃないかな。
【マイコ】 まずタイトルが長いなと(笑)。ストーリーを読んで思ったのが、会社を舞台にした映画ではあるんですけど、ブラック会社っていうあまり一般的になじみがないものをテーマにするところがすごくおもしろいなって。私も楽しみながら台本を読みました。笑える部分がすごくあって、私はマ男さんにいろいろ共感できる部分があったのでハマりました(笑)。


――マ男みたいなタイプの男性は?
【マイコ】 一生懸命になにかに取り組む方ってすごく魅力的だと思います。

※デスマ:デスマーチの略。不眠不休の過酷な残業が続くこと。

(写真:原田宗孝)

小池徹平
1986年生まれ。大阪府出身。
2001年、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを獲得。ウエンツ瑛士とのユニット・WaTとして「僕のキモチ」(2005年11月2日発売)でメジャーデビュー。音楽活動以外にも、2002年にドラマ『天体観測』(フジテレビ系)で俳優デビュー。その後、数々のヒットドラマ、映画に出演する。2008年は『KIDS』『ホームレス中学生』に主演。2009年、『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』に主演する。

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マイコ
1985年生まれ。東京都出身。
2006年秋に放映された資生堂の企業CM『新しい私になって』篇でデビュー。2008年、『山のあなた 徳市の恋』で主演・草なぎ剛が恋するヒロイン役に大抜擢され、以降『カフーを待ちわびて』『山形スクリーム』『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』(2009年)などの話題作に出演。公開待機作には『スノープリンス 禁じられた恋のメロディ』(2009年)がある。

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ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない

Story ストーリー
高校中退でニートのマ男(まおとこ)は、母の死をキッカケに一大決心。プログラマの資格を取得して、なんとか小さなIT企業に就職する。しかし、そこは想像を絶する“ブラック会社”だった!サービス残業・徹夜は当たり前、ありえない仕事量、納期を目指して、毎日デスマ(デスマーチ:死の行進)が続く!超過酷でへんてこな職場と、クセ者ぞろいの同僚たちに、マ男の限界はピーク!「もう俺は限界かもしれない!!」。はたして、マ男の運命は!?会社のゆくえは、いかに!?

監督:佐藤祐市
出演:小池徹平 マイコ 品川祐 池田鉄洋 田辺誠一ほか
2009年11月21日(土)よりシネクイントほか全国ロードショー
(C)2009ブラック会社限界対策委員会