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橋本愛
心に手を突っ込まれてこじ開けられた(笑)

事故で死んだ親友との再会を切望する嵐美砂役を演じた橋本愛がリレーインタビューのトップで登場!現場を経て深めた女優という仕事への思いを、静かにそして熱く語ってくれました。次週登場の松坂桃李への“ツナグ”Q&Aリレーも要CHECK!

私のなかにもある“後悔”や“悲しみ”

──これほど激しい感情をあらわにする橋本さんのお芝居に驚きました。嵐美砂役はご自身のなかに大きく刻まれる役になったのではないでしょうか。 【橋本】 大きいですね。これまでは感情をあまり表に出さない役が多かったんですけど、今回は逆。“出す”というお芝居の感覚が身についていなかったので、最初は手探りでした。でも、嵐の経験する“後悔”や“悲しみ”といった感情は私のなかにもあるものなので、それを奥から引き出して演じていました。

──普段は心の奥にしまっている感情を演技のために引き出してくるというのは、どういう感覚でしたか? 【橋本】 私の場合、まず自分で考えて自分なりに出してみるんです。そうすると平川雄一朗監督がさらに引き出してくれる。心のなかに手を突っ込まれてこじ開けられたというような感覚でした(笑)。もちろんいい意味で。

──橋本さんのなかにも、激しい感情は確かにあるということですよね。一見クールに見える人ほど熱いものを秘めてる場合もありますが、そういうタイプですか? 【橋本】 「熱いね」とはあまり言われないけど、「意外とちゃんと考えている」とは言われるかな……(笑)。でも嵐みたいに感情を真っ直ぐにぶつけるということはまずないです。もしそんなことがあったとしたら、それは相当末期の状態ですね(笑)。そのくらい、普段人前で激しい感情を出すことはないです。

──それは気を使っちゃうから? 【橋本】 何だろう……恥ずかしいというのは多分あるんですよね。涙は恥ずかしい、怒りは怖いものだと思っていて。だからその感情に誰かを巻き込むことを心地よく思わないんです。自分で消化できるものはむやみに人に当たらなくてもいいかなって。そのせいか、たまに誰かに悩み相談をするとめちゃくちゃ喜ばれるんです(笑)。いつもは相談に乗ってばかりなので、そんな私が頼ることが新鮮みたいで。そのときの相手の反応はある意味おもしろいですね。

やっと気づけた 本当の意味で“一生懸命になること”

──そんな橋本さんが、今回の役に選ばれた。……すごいことですね。 【橋本】 新境地でした。そしてある意味スタートでもあるなと感じていました。これまでもいろいろなお仕事をさせていただいていましたけど、今回の現場で本当の意味で“一生懸命になること”を教えていただいたような気がします。人生とか命をかけてお芝居、お仕事をする。そのことにやっと気づけたのかな。

──それは仕事観の変化でもあり、人生観の変化でもありますね。 【橋本】 人生観……どうなんだろう。ただ、今まで何か重いモノを背負ってお仕事をしたことがなかったんです。その時々で悩みはありましたけど、今回ほど想いを注いで演じたことはなくて。「これがダメだったらもう終わりだ」とか思ってしまうほど、限界と向き合いながらお芝居に臨んでました。

──現場は大変だった、という思いが強いですか? 【橋本】 それが、すごく安心できたんです。叱られたり、撮り直しを何テイクもすることもあったんですけど、そうしてもらえることがむしろ信頼感へつながっていました。本当にいいものが出るまで絶対にOKを出してもらえないんです。だからどんなに自分のせいで時間が押してしまったとしても、楽しいと思えたんですよね。お芝居の真の喜びを味わわせてもらえる現場。納得がいくまでやらせてもらえたので、ありがたかったです。

──そういう見えないところでの闘いや葛藤があったからこそなんでしょうね。スクリーンの嵐には何度も胸を打たれました。 【橋本】 ありがたいことに、いろんな方から「よかったよ」って感想をいただくんです。いつもなら自分の出来に関して、正直不安もあったりするんですけど、今回は「あそこまで出し切ったんだから」、という不思議な自信があるんですよね。それは決しておごりとかではなくて。当然、ダメだと思う方もいるかもしれないけど、そう思われたとしても、私のなかでは悔いはないっていう確信がある。自分にとってすごくいい現場、いい出会いを経験できた作品になりました。

(文:奥浜有冴/撮り下ろし写真:片山よしお)

“ツナグ”連載 Q&Aリレー

メインキャスト4人を“ツナグ”Q&Aリレー!「今だから聞ける」「改めて聞きたい!」質問をひとりずつぶつけてもらいました。第1回は[From 橋本愛]→[To 松坂桃李]!!

◆[From 橋本愛]→[To 松坂桃李]への質問は……。
改めまして、お元気ですか(笑)?毎日お忙しいなか、あまり取れないとは思いますが、お休みの日はどんなことをされていますか?今ハマっていることがあったら聞いてみたいです。

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プロフィール

橋本愛 1996月1月12日生まれ。熊本県出身。
2009年、『Give and Go』で映画初主演。以降、『告白』『アバター』『管制塔』『大木家のたのしい旅行』など話題作への出演を重ねる、若手の注目女優。2012年、映画『HOME 愛しの座敷わらし』『貞子3D』『スープ』『アナザー Another』『桐島、部活やめるってよ』などに出演。2013年公開予定の映画『さよならドビュッシー』『くちづけ』『俺まだ本気出してないだけ』に出演する。

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映画情報 『ツナグ』

ツナグ

 死んでしまった人に一度だけ会えるチャンスがあるとしたら、あなたはどうしますか?“ツナグ”とは、生きている人が会いたいと望む、すでに死んでしまった人との再会を仲介する“使者”を表す言葉。生者にとっても死者にとっても再会の機会はたった一度だけ。

 半信半疑で依頼をしてくる人たちの前に現れる使者は、ごく普通の男子高校生・歩美(松坂桃李)だった。横柄な態度で、癌で亡くなった母・ツル(八千草薫)に会うことを希望する中年男性・畠田(遠藤憲一)。喧嘩をしたまま自転車事故で死んでしまった親友・御園(大野いと)に聞きたいことがある女子高生・嵐(橋本愛)。突然失踪した恋人・キラリ(桐谷美玲)の安否を確かめたいサラリーマン・土谷(佐藤太)。

 歩美は、実はツナグを祖母のアイ子(樹木希林)から引き継ぐ途中の見習いで、その過程で様々な疑問を抱く。死者との再会を望むなんて、生者の傲慢かもしれない。間違いかもしれない。果たして会いたかった死者に会うことで、生きている人たちは救われるのか。人生は変わるのだろうか。そして死者は……。その疑問は、自身の両親の不可解な死の真相へも向けられていく――。

監督:平川雄一朗
出演:松坂桃李 樹木希林 佐藤隆太 桐谷美玲 橋本愛 大野いと 遠藤憲一 別所哲也 本上まなみ 浅田美代子 八千草薫 仲代達矢

2012年10月6日(土)全国東宝系ロードショー
(C)2012 「ツナグ」製作委員会

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