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第2回『僕等がいた 前篇&後篇』
男女で観ると恋に落ちる映画?!

 まばゆい初恋を描く“出会い”の前篇は3月17日から公開、誓った未来を貫く“運命”の後篇は4月21日から公開されているけれど、若い男女がこぞってカップルで映画館に行っているのが『僕等がいた』のヒット理由。

 もっと具体的に話すと、女の子が気になる男の子を誘って行くか、彼女が彼氏を誘って行くパターンが多くて、映画がヒットしているわけ。じゃあ、女の子たちは何に惹かれて映画を観に行っているのか?

 主演の生田斗真くんがカッコイイから?それもあるかもしれないけどそれだけじゃない。
 吉高由里子ちゃんがカワイイから?たしかに女子受け良いけどそれだけじゃない。
 主題歌がMr.Childrenで曲もすごく良いから?それも惹き付けられるポイントだけどそれだけじゃない。
 小畑友紀さんの原作が、もともと累計発行部数1000万部を突破してて、第50回小学館漫画賞(少女向け部門)も受賞しているモンスター級のコミックだから?それは確かに大きいけれど映画館に足を運ばせる要因ってもっと大きいはず。

 たしかに挙げた条件が揃っているからヒットしたのだけど、もっと根底にある理由はコレ!“男女の恋愛への想いが詰まった映画”だから。

 学校中で噂のイケメン矢野にひと目惚れした七美が、彼の外見だけじゃなく、心に秘めた過去の傷を知り、「私が癒してあげたい!」という思いで一生懸命愛で包み込もうとするお話。

 矢野ときたら、究極のツンデレ男子。というか、「ブス」とか「おせっかい」とか女の子に平気でいえちゃうわ、「オレ、カッコイイ」を十分承知の自信家でツンツン自己中男子なのだけど、付き合ったら「浮気したら殺す」とか「オレは高橋(七美)と出逢うために生きてきた」とか言えてしまい、恋愛でボロボロヨワヨワになっていく姿も見せる。

 生田くんの顔で真っ直ぐ見つめられて真剣にいわれ、しかも自信家の男子が弱っている姿なんて見たら……女子はハートをわし掴みされること間違いないでしょ?!

 心理学的にも女性の脳は、“言語”に秀でていて言葉を重要視するので、言葉から「自分という存在の重要性」を感じるわけ。

 いっぽうの男子は?というと、男性脳は“行動”に秀でているので、自分がやったこと、自分にしてくれたことから「自分の好き度」が向上していく生き物。

 映画では、矢野の気分が落ちていてうざがられる時があっても、七美は献身的で矢野から離れないし、「ただ、そばにいてあげたい」とか純粋に彼を愛している姿は、自分勝手な都合だけど、ダメなオレでも飽きずに愛してくれる理想の女性として男子のラブ気分も上げる。

 日本男子は、世界的にもロマンティックな言葉が苦手で、恋愛偏差値が低いといわれている。

 そんな日本男子を、この映画に連れて行くと、女の子の献身的な姿に心奪われ、映画館を出る頃には横にいるアナタのことがキラキラ見えているはず。

 この映画を一緒に観に行って、付き合ったカップルが本当に続出中だそうな。試してみる価値あり!!

関連リンク

■吉高由里子&本仮屋ユイカ『僕等がいた』インタビュー
人を愛する方法はふたりとも違う!?(2012/04/11)

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プロフィール

伊藤さとり 映画パーソナリティ&心理テストカウンセラー
邦画洋画問わず、様々な映画イベントや記者会見のMCを努める映画司会者&映画コメンテーター。年間400本以上の映画を観る。現在はTSUTAYAの店内放送WAVE-C3で新作DVD紹介のDJ、情報番組『あさナビ』(テレビ朝日系)エンタメ映画コーナーほか、テレビ、ラジオ、雑誌、WEBなどで映画紹介をする。映画音楽のコンピレーションアルバムの制作も手がける。著書に『2分で距離を縮める魔法の話術』がある。

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