USENが働き方改革に向け、新プロジェクト開始 希望者全員、テレワーク勤務へ
自身の裁量で週休3日や在宅勤務も可能に
具体的には、「スーパーフレックスタイム制度」と「テレワーク勤務制度」を導入する。
「スーパーフレックスタイム制度」については、今秋には4000人規模で導入予定となっており、自身の裁量で週休3日勤務や早朝出社など自由度の高い働き方を可能にする。
また、「テレワーク勤務制度」は、希望する全社員が対象。業務を行う場所やテレワークの利用回数にも制限がなく、ノートPCとスマートフォンを全社員に貸与する。情報セキュリティと生産性・業務効率のバランスを最適化するために、VPN接続経由で社内ネットワークシステムをテレワークでも利用可能。これにより社員の利便性を損なうことなく、自宅にいても社内にいるのと変わらず効率よく業務ができる環境を提供していくという。
今後は、通勤時間・移動時間の短縮や、育児介護等との両立、また働く場所に縛られるのではなく、業務によって働く場所を選ぶという自律した働き方により生産性の向上を図っていく。
クールビズを発展、社員の“かっこよさ”も最大化
さらに、社員が目標に向かいより効率的に生産性高くイキイキと働くために、普段の業務における課題に対してアイデアを出し合い、業務の中での改善案・新たに作りたい制度等を募集するコンテスト「Work Style Innovation」も開始。現在、働き方改革に関する情報を発信する社内向けポータルサイトにて同グループ全体の約4000人からアイデアを募集している。
今国会での注目法案である働き方改革関連法案は5月31日に衆院本会議で採決。6月4日には参院で審議入りする。高度プロフェッショナル制度(高プロ)など議論はいまだ続いているものの、法案成立へと進みつつある。すでに各企業も対応が始まっているものの、そのなかには、どこか“後ろ向き”な印象を抱かせるケースもゼロではない。今回のUSEN-NEXT HOLDINGSのプロジェクトがどのような具体的な成果を挙げていくのか、導入後の動向も大いに注目される。